こんにちは!
武田塾河内松原校です。
本日は、受験相談でよく聞かれる質問の中から、産近甲龍・関関同立の一般入試で活用できる外部試験検定利用についてまとめました!
目次 ■関関立 ■産近甲龍 ■まとめ |
外部検定利用って?
英検やGTEC、漢検、数検などがありますね。
外部検定利用は出願要件、換算方式、加点方式の3パターンあります。
大学によっては英検2級の2200点以上と細かく定めている場合もあるため、利用しようと考えている人は該当するかどうか確認してみてください!
出願要件
出願要件としている大学では、その資格を有していることが受験の最低条件となります。
資格を有しているからといって受験者の中で優位に立つことはできません。
しかし、受験までのハードルが高い分、倍率が低くなることが大きなメリットでしょう。
換算方式
換算方式は、一定の基準を満たす資格やスコアを有している場合、それが当日の入試の点数とみなされます。
例えば、英検2級を取得している受験生は当日の英語の点数を80点とみなしますよといった風に予め高得点が約束されています。
他の科目に時間を割けるのが最大のメリットと言えるでしょう。
それに、当日は心臓が千切れそうなぐらい緊張しますからね、、、
良い精神安定剤になると思います。
加点方式
加点方式は当日の点数に大学側が予め定めている基準で点数を加算します。
3、4点差で何十人、何百人と落ちるような世界ですからね、僅かの点数でも馬鹿にできません。
大学によって採用方式が異なり、一般入試利用や共通テスト利用などがあるため、それぞれの特徴を大学別に見ていきたいと思います!
関関立
同志社では外部検定利用入試を採用していません。
そのため、関大、関学、立命の特徴を学部別に見ていきたいと思います!
関西大学
関西大学では文、政策創造、法、経済、人間健康、社会安全、外国語、システム理工学部で利用可能です!
文、政策創造、法、経済、人間健康、社安
一般選抜独自方式
出願要件
英検…1950(準1級以上)
TEAP…225
IELTS…4.0
TOFEL…42
GTEC…960
以上のように関大の上記学部では、上の資格のうち一つを有していれば、競争相手が少ない間口の狭い入試に挑戦できるため、合格率は3科目型の入試に比べ高くなると言えます。
外国語学部
一般選抜独自方式
英+1教科選択方式
換算方式
→下記資格を有している受験生は外国語の点数が満点とみなされます。
英検…2300(準1級以上)
TEAP…309
IELTS…5.5
TOFLE…72
GTEC…1190
文学部
共通テスト利用方式
前期
英語外部試験重視方式
出願要件かつ160点に換算
英検…1950
TEAP…225
IELTS…4.0
TOFLE…42
GTEC…960
システム理工学部
共通テスト利用方式
後期
英語外部試験利用方式
出願要件
英検…1950(準1級以上)
TEAP…225
IELTS…4.0
TOFLE…42
GTEC…960
立命館大学
国際関係学部
一般IR方式(英語資格試験利用型)
出願要件かつ80点に換算(TOFLEは90点)
英検…2級
TEAP…255
IELTS…4.5
TOFLE…6.1
GTEC…1050
※IR方式では立命館の英語200点+外部資格試験100点の計300点で判定されます。
全学部(グローバル教養を除く)
共通テスト利用方式
共通テスト英語を満点に換算
英検…準1級
TEAP…334
IELTS…5.5
TOFLE…72
情報理工学部
共通テスト利用方式
共通テスト+面接(グローバル方式)
共通テスト英語を満点に換算
英検…準1級
TEAP…334
IELTS…5.5
TOFLE…72
※グローバル方式では共テ英語の得点率が80%以上かつ共テ数学の得点率70%以上、面接(英語)の得点率60%以上であることが合格の必須条件となります。
関西学院大学
全学部
共通テスト利用方式
英語検定試験活用型
出願要件
英検…準1級
TEAP…309
IELTS…5.5
TOFLE…72
産近甲龍
産近甲龍では4大学で利用可能です!
大学別に特徴を見ていきたいと思います。
※一般、共通テストでの利用のため、産近甲龍の公募入試についてはこちらをご参照下さい。
https://www.takeda.tv/kawachimatsubara/blog/post-194544/
京都産業大学
全学部
共通テスト利用方式
前期・後期
共通テスト英語を満点に換算
英検…準1級
TEAP…309
IELTS…5.5
TOFLE…72
TOEIC…1560
※TOEICはスピーキングとライティングのスコアを2.5倍
近畿大学
国際学部
一般選抜独自方式
前期A日程
近大英語の換算方式
満点
英検…準1級
TEAP…276
IELTS…6.0
TOFLE…60
TOEIC…750
GTEC…1050
85点
英検…2150(2級)
TEAP…248
IELTS…5.5
TOFLE…50
TOEIC…650
GTEC…890
70点
英検…2級
TEAP…226
IELTS…5.0
TOFLE…45
TOEIC…600
甲南大学
全学部
共通テスト利用方式
前期
外部英語試験活用型
出願要件かつ共通テストの得点を換算
英検…2級
TEAP…235
IELTS…4.0
TOFLE…45
TOEIC…820
GTEC…920
龍谷大学
全学部
共通テスト利用方式
前期
共通テスト英語の換算方式
満点
英検…2300(準1級)
TEAP…309
IELTS…5.5
TOFLE…72
TOEIC…1560
GTEC…1190
85点
英検…2150(2級、準1級)
TEAP…267
IELTS…5.0
TOFLE…56
TOEIC…1360
GTEC…1050
70点
英検…1950(2級、準1級)
TEAP…225
IELTS…4.0
TOFLE…42
TOEIC…1150
GTEC…960
まとめ
ご覧いただいたように、大学ごとに利用方法は異なります。
既に取得している受験生は何か利用できる方式はないか検討してみてほしいと思います。
時間に余裕がある1、2年生は取得目指して勉強してみるのも良いと思います。
入試までとなると1年以上期間があるため、モチベーションを持続させることは難しいですが、資格試験のように短期的な目標があればやる気も出るのではないでしょうか。
ただ、未修得の受験生は注意してほしいところです。
志望校に合格したいがために今から英検準1級を目指して勉強する時間があるなら、志望校の対策を進めた方が良いのでは、、、という可能性も考えられますので、取得までに掛かる時間、他科目の進捗状況、資格の難易度と志望校の試験難易度の比較など、様々な点から考慮してほしいと思います!
今回は以上となります。