こんにちは!
武田塾河内松原校です。
本日は、私立受験に関して、「全学部日程」と「個別日程」の違いについてお話したいと思います。
赤本の表紙にも「全学部日程」やら「学部個別」やら記載されており、名前だけは知っているけど、違いはよくわからない、、、という方も多いのではないでしょうか?
知っておくと出願の際に役に立つと思うので、今のうちに全学部日程と個別日程の違いを説明しておきたいと思います!
全学部日程とは?
全学部日程はその名の通り、すべての学部の受験生が一斉に受ける試験のことです。
問題は全学部共通となっており、全ての受験生が同じ問題を解くことになります。
合否判定は各学部が予め定員を決めておき、得点が高い者から順に希望する学部へと割り当てられ、定員を超えた時点で、その後の志望者は不合格となります。
得点の計算方法などは大学によって異なりますので、大学のホームページやパンフレットなどから情報を入手してください。
個別日程とは?
個別日程は学部別に行われる試験です。
学部ごとに問題も違いますし、試験の日程も違います。
ですので、「この大学に入れるならどの学部でもいいんだ!」
っていう人ならほぼ毎日異なる学部の試験を受けることも可能というわけです。
数撃ちゃ当たるってやつですね(笑)
受験料はかなりかかることになると思いますが…
注意点としては、関東と関西の有名私大では学部個別の入試傾向に違いがあります!
例えば、早稲田の看板学部である「政治経済学部」の採点方式は2021年度より共通テスト+個別学力試験と、数1Aの対策も必須となっております。
他にも、学部ごとに問題の特色が異なるため、個別の対策が必要になってきます。
一方、関西の有名私大は学部間での問題傾向に大きな違いは見られないため、特別な対策は不要です。
※一部例外はあります。
全学部日程と個別日程 の違いは?
正直日程の違い以外では2つの日程に差はありません。
全学部日程と個別日程では難易度が異なるのか?
このような疑問を抱いた方も多いと思いますが、問題の難易度はほぼ同じです。(例外もありますが・・・)
しかしながら、全学部日程は募集人数が少なく、倍率が高くなりがちです。
それ故多少合格難易度は高くなってきますが、両方1度ずつ受けておく方が良いのではないでしょうか。
全学部日程の方が先に行われるので、個別試験の前に受験会場の雰囲気に慣れることができますし、当たり前ですが受験する回数が多くなるので、その分合格する可能性も高くなります。
また、私立専願でない人は個別日程の試験をあまり受けすぎないように注意してください。
私立専願であれば構いませんが、国公立が本命ならば、貴重な勉強時間を試験奪われるのはかなりのロスです。
受かりたい気持ちは分かりますが、ほどほどにしてくださいね!
今回は以上となります!