理系から文系に受験変更 ってあり?なし?ありの場合のメリットは??
こんにちは。武田塾 河内松原校です。
梅雨が始まるこの時期、こんな悩みを持つ学生が増えてきますよね。
「中学校までは、理系科目が得意で、高校に進学をしましたが、高1の終わりから、数学や理科の科目がどんどん難しくなってきて、大学受験の際に、 理系から文系に 受験変更 しようかと考えています。」
今回はこのケースについて話をしていこうと思います。
理系から文系に受験変更 するメリット
メリットといえば、将来就職したい分野と異なる学問でも、好きなことが学べることにあります。
例えば、理系の中でも医学部、歯学部、薬学部といった医師薬学部は專門の学部を出なければ国家試験の受験資格が得られません。
理系入学者は、これらの学部を出なければ、志望の職業につけません。
一方で、司法試験は法学部を出ていなくても受験可能です。
現在は法科大学院(ロースクール)に入学するコースが一般的ですが、法科大学院を経ない予備試験の道も開かれています。
科目数が激減する:数Ⅲ、物理、化学がなくなって、現古漢が入ります。
他学部受験ができる:理系学部の受験は多くて3学部です。一方文系の場合、5学部くらいは受験が可能です。
受かったあとで授業が楽:理系よりも文系の方が楽に単位が取れます。
文系数学受験が楽になる:元理系の人は、元々文系の人に比べて楽に点数が取れると思います。
理系から文系に受験変更 するデメリット
デメリットには、どういうものがあるでしょうか。下に5つほどあげてみました。
就職で苦労するかもしれない:文系は理系と異なり、推薦で就職できることが少ないです。
今までやった勉強が一部無駄になる:数Ⅲ、物理、化学を受験で使いません。
学校の授業についていくのがきつい:数Ⅲ、物理など、受験に使わない授業があります。
大学で遊びすぎるかもしれない:理系に比べて文系は単位を取るのが楽なので、遊びすぎる傾向にあります。
後から理転は難しい:理系就職の可能性はほぼ消えます。
就職に関しては・・・
理系就職の場合、大学の教授による推薦での就職というものがあります。
大企業に理系就職しようとすると、むしろ公募枠ではなくこの推薦枠でしか応募できない企業も多くあります。
大学院まで行ってしまえばほとんど就活をしなくても内定を取れたりします。
例えば、東京工業大学が大学4年制と大学院2年制の合計6年制になったように、ほとんどの理系学部は大学院までいくことが前提になりつつあります。
学部の卒業論文と院の修士論文はとても大変ですが、経験としては何物にも代えがたいものになるのでオススメです。
一方文系就職の場合、推薦が少ないので選考回数が増えてしまい、その途中で落とされてしまうことが多くあります。
文系の場合は大学院進学する割合が極端に低く、大学院進学した場合はそのほとんどが大学教授あるいは教師になることが多いです。
そのため、企業に就職する文系学生は資格を取って他者との差をつけるようにしています。
まとめると・・・
理系⇨文系はできますが、逆はできません。
文系に変更すると、受験勉強は必要ない理系科目が、学校の授業で空中分解します。
将来、自分の本当のやりたいことに気付いと思う職業が出てきたときには、やり直しができません。
もう一度、冷静に、小さい頃からの自分が好きだったものは何かなどから冷静に判断して行動するべきです。
下記の動画は、参考にしてくれればと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=0OiGjpTWQGY
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