こんにちは、武田塾勝田台校です!
今回のテーマは【勉強の成果をこれで評価している受験生は落ちる!】というお話です
いきなり『落ちる』など縁起の悪いことを言ってすみません
みなさんは自分の勉強の成果をどのように判断していますか?
自分はこれだけ勉強している『俺、頑張ってるぜ!』という場合
その勉強している中身をどのような形で、どんな数字で自己評価、または他の受験生を評価していますか?
その尺度じゃないんだよ! その指標じゃないんだよ! という事があるので
これを3つに絞ってお伝えしていこうと思います
間違っているぞ その評価
危険その1 滞在時間
自習室などの滞在時間で判断したりしますが、滞在時間とは勉強時間ですか?
例えば、学校や塾の自習室へ行きますね
自習室にどのくらいいたか=どのくらい勉強したか、という感覚になっている人は相当危険です⚠
自習室にいたとしても寝ていたり、ぼーっとしていたら
それは勉強時間じゃないですよね。
学校の部活帰り友達とマクドナルドへ行って2~3時間居た内、友達と話していた時間が1時間半くらいあったとしたら3時間を勉強時間としてカウントするのはおかしいですよね。
予備校へ行って授業を受けている時間も勉強時間としてカウントするかどうかは人によって違うと思います
映像授業の映像を見ている時間とかもそうですね
例えば、塾に行って映像授業を観ていたら勉強しているっぽいじゃないですか?
それを本当にカウントしてもいいの?みたいなところなんですよね
高校に3年間通った毎日を勉強時間とカウントしても良いとしたら、全員とても成績が良くなるはずですが、現実は違いますよね。
危険その2 勉強時間を評価の(判断)基準にするのは危険
『昨日、俺10時間勉強したぜ!』 『8時間やったよ!』 それが最初に来ちゃうとまずいと思います
もちろん、〇〇大学に受かるためにはこのくらい勉強しているよね、とか、
現役生だったら放課後6~7時間は勉強している、とか
高田先生だったら内職も駆使して10数時間以上平気で勉強していた、とか
勉強時間の尺度として重要性があるのは間違いないですが
『〇時間勉強したぜ!』 だけで自分の成果を考えてしまうと、ちょっとまずいよ!ということです
受かる受験生と受からない受験生には違いがあって、どちらも勉強時間はきちんと数えていたとしても
受かる受験生は
『今日は参考書をここまでやりました』
『単語はこれだけ覚えました』
『問題集をこれだけ解きこみました』 に〇時間かかりました
というように結果的に勉強時間を数えます
一方で、勉強時間を凄く取っているのに成績は芳しくないな、みたいになってしまう人というのは
〇時間勉強することが先に目標になってしまっていることが多いと感じます
例えば武田塾の場合、自習室が夜10時まで開いている教室が1番多いのですが、10時まで残る、10時まで机に
向かって自習することがゴールになっていて、その中身はどうなの?
参考書はどれだけ覚えられてどれだけ身についている?
というところが蔑ろにされてしまっているという感じなんですよね・・・
見た目は勉強しているようでも、ただ時間だけを費やしただけなんですよね・・・
効率や集中力など大事にすべきことはたくさんありますよね
集中して暗記している時間
暗記、理解、定着のために使っている時間が何時間だったのか
これが勉強時間の指標になりますよ、という事なんです!!!
誤解のないように言っておくと本当に勉強の習慣がゼロな人は
先ず、塾の自習室に毎日必ず〇時間行くことを目標に勉強の習慣を付けることから始めましょう
ここでお話ししたのは、そのフェーズを過ぎて毎日〇時間自習室にいる
そして勉強をしている状態が満たされている場合
あとは中身をどれだけ覚えて仕上げたのか
確認テストの点数が何点上がるようになったの?
そういう所に目を向けていかないと危険だという事です
勉強時間を基準にしないで欲しい、大事なのは『どれだけ身についているのか』ということです
危険その3 参考書の周回数
『単語帳3周したぞ!』 『青チャート2周したぞ!』
これも微妙ですよね
武田塾のコメント欄でも
『この参考書は何周くらい勉強した方がいいですか?』
『音読は何回くらいやればいいですか?』 などよく聞かれます
回数はもちろん大事ですよ!
大事ですが、我々からするとちょっと違うんだよなと思うんです
年間1000人くらいの生徒を面談するのですが
『それは本質じゃないんだよ!』 みたいなことがあります
先に目的を考えないといけません!
参考書を〇周するのは手段です
基礎問題精講を何周するかは人によって違います
元々の学力やどのくらい勉強しているかだったり
丁寧に復習をしているかなどで全然かわってくるんですよね
ただ、最終的に仕上げなければならないのは
基礎問題精講に載っている150問くらいある問題の解答を完全再現できて
問題の意図を、『なぜその式を使うのか』など説明できることが目的ですよね
そしてそれを次に使って解答していくということなんです
その為に5周かかったのか、10周かかったのか、人によるでしょう~、ということなんです
忘れないくらい完璧にしたら極論1周でもよいわけじゃないですか
一概に何周と言えないし、ただ繰り返しているだけの人もいますからね
1番良くないと思うのは
例えば『数学で出来なかった問題にチェックをつけて2周目にやります』という場合
これは一見普通の勉強法に見えますけど出来ない問題を2周目にやるのなら
1周目はただ、出来たか出来ないかを仕分けしただけで、無駄な1周なんですよ
参考書を勉強する際に周回する、何周何周と追いかけていくこと
周回数を目的にするのはナンセンスかなと思います
それよりはこの参考書を使ってこのゴールがここだよね、みたいな
数学の基礎問題精講の場合でいうと150パターンの解き方を完璧に身につけること
参考書ごとに目標を決めて、周回数じゃなく、理想に近づけていく、ちゃんと身に付けられたのか、という事を目標にしてほしいです
以前、高田先生の音読の動画でもお話しされたと思いますが
『10回読むことを目的にしている』みたいな人が多いです
内容を把握しないでただ文字を目で追っているだけ、口をパクパクしているだけでは
10周してもスカスカやん! という話になってしまうので、目的のない10周よりも意味のある音読、理にかなってい
る目的のある5周の方が圧倒的に成果に繋がります
では、これまでダメな例をお話ししたので、次は良い例をお話ししたいと思います!
正しい評価
滞在時間、勉強時間、周回数がダメ、という話をしましたね
数字に振り回されるな!!!自分の身につくまでやる
これまで繰り返し言っていることですが、身に付ける勉強をしてほしいということ
今日やった勉強を、夜寝る前に自分でテストしてください
数学の問題を10問解いたら、理想は10問全部、もう一回出来るか自分でやって欲しいです
10問が厳しいなら3問でもいいです
3問中3問とも正解すれば完璧な可能性が出てきます
しかも1問1文を説明できるかチャレンジして欲しいです
問題文を見て、このように考えて、この解き方を選んで、こうしたら答えにたどり着く、という風に
その説明まで全部出来たら身についているという証拠です
10時間かけて勉強をしても、その内容を自分で説明出来るかを試した時に、それが出来なかったら
10時間分賢くなっていないとうことなんです
意味のない時間のロスなんですよね
今回, 勉強したという基準はどこなのか
滞在時間なの?
勉強時間なの?
それとも周回数なの?
それは全部違うよね、というお話をしてきました
勉強した問題を説明できるようになるまで完成度を意識して身につけていく
大事なのはここなんです!
完成度をあげよ
1冊を完璧にするために人によって何周必要なのか
その為に何時間かかるのか
その為に滞在時間はどのくらいになるのか
という風に、数字は後追いで出てきます
数字ではありません
それよりも一つ一つの問題の完成度を上げるための努力をしてください
どんな意識で勉強しているかでめちゃめちゃ差がつくので是非皆さんにも正しく認識して頂きたいと思います
今回のまとめ
勉強の成果の指標を出す場合には
- 学校や塾の滞在時間
- 勉強時間
- 参考書の周回数
上記3つだけで判断せず日々の成果を適切に評価して
毎週成績がしっかり上がっている!その結果何時間勉強している、という風に
中身のある勉強をしよう!
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