【私立大学受験】全学部日程と個別学部日程の違いとその対策
京都市西京区、阪急京都線桂駅西口から徒歩1分のところにある
学習塾・予備校である武田塾桂校 講師の山内です。
今回は
私立大学を受験する際に選択する
全学部日程と個別学部日程の違いとその対策について、
私の実体験を交えながらお話していきたいと思います!
本ブログは
・私立大学を受験する方
・日程や受験方式など詳細情報をまだ調べられていない方
・対策を練りたい方
におすすめな内容です!
全学部日程と個別日程とは?
まず初めに全学部日程と個別日程について説明します。
【全学部日程】
全学部日程は簡単に言うと
一度の試験で複数の学部を受験できる
という方式の事です。
具体的には、
全学部日程と指定されている試験日に申し込む際に
どの学部に出願するか、
というのが選択できます
(※大学ごとに変わる場合があります)。
例えばA学部に出願するとします。
その際に「まぁ、一応ここも受けとくか・・・」と思って
B学部を受験することができるという事です。
大学によっては
二つ目の学部以降の受験料が安くなる
といったメリットがあります。
つまり
・一度の試験で複数学部の受験ができる
・受験料が安くなる(可能性がある)
などが挙げられます。
全学部日程のデメリットとして一般的に考えられるのは
・合格難易度が高い
とよく言われていますが、
僕自身あまりそのように
高校生の頃は感じていませんでした。
僕が受験した私立大学は
関西大学と同志社大学ですが、
私が同志社大学を受験した年(2019)の
全学部日程の倍率と個別学部日程の倍率を
比較してみたところ正直あまり変わりませんでした。
なんとなくネットサーフィンで検索すると、
・定員が少ないから倍率が高い
・個別学部日程と比較して合格しにくい
などと書いてありました。
しかし、先ほど述べた
2019年の同志社大学の両学部日程の倍率は
多少学部ごとに差はあるものの
大きな差異があると言えませんでした。
全学部日程は
複数学部を受験することができるという点から、
学部ごとの志願者数が
個別学部日程に比べて少なかったです。
合格者が少ないというのは確かに事実ですが、
そもそも志願者数(母数)が少ない
ということから考えると当たり前のことですね。
ただ、全学部日程は個別学部日程と比較して
合格平均点が高い傾向にあります。
このことに関しては
以下に両者の違いを述べる際に言及します。
私は高校生の頃、
全学部日程で複数学部を出願できる
という事も知らなかったり
社会学部や政策学部といった学部がある事を知らずに
大学には法学部・経済学部・商学部・文学部しかない
と思っていました(笑)
そのため、
このことを知っていれば
もう少し気持ちを楽にして受験できたと思います。
【個別学部日程】
個別学部日程の名の通り、
個別学部ごとに
バラバラの試験を受験するというものです。
例えば、
ある日程において(2/5とします)
A学部を受験するにはA学部用の試験を受け
B学部を受験するにはB学部用の試験を受ける
といった感じです。
この受験方式は全学部日程と比べて
何度も試験を受けるチャンスが与えられています。
全学部は2~3回ほどですが、
個別はおおよそ1週間ほど設けられている
のが一般的です。
そのため、
試験との相性に左右されにくく
むしろ自分の得意な範囲が出題される日に
試験を受けたりできるなどして
合格する確率がグッと上昇します。
ただ、個別学部日程を連続して受験するとなると
体力的にきつかったり
経済的に負担も大きくかかる
のでデメリットも存在しています。
両学部日程における試験内容と受験者層の違い
それでは、両学部日程の違いを述べていきます。
タイトルにもある通り、
それは試験内容と受験者層です。
【試験内容】
全学部日程で出願すると、
その一つの試験だけで
全学部を受験できるという事なので
一般的に広い知識を求められます。
広い知識について説明する前に、
試験内容のジャンルについて
軽く触れておきます。
「ジャンルとはなんぞや?」
と思うかもしれませんが、
ここでは
試験問題と関わりのある
学問の事を指します。
例えば、現代文の問題で
絵画や彫刻について
芸術評論家もしくはその類の視点を語っていたら
芸術論となりそれを哲学的な視点、
哲学と絡めて語っていれば
一般的には哲学的芸術論となります。
また、わかりやすい例で言うと
日本史であれば経済学・法学・文学・社会学・哲学etc
的な問題という風になります。
日本史で一題挙げてみます。
どの分野に属するか考えてみましょう!
問:江戸時代に日本は鎖国状態であったが貿易をすることが許されていた国はどこか?2つ答えよ。
また、貿易に積極的でなかった日本の情勢を「鎖国」という風に訳した人物は誰か?
~THINKING TIME~
A:中国・オランダ・志筑忠雄
正解できたでしょうか?
国名は勿論正解できると思いますが、
志筑忠雄まで正解出来たら凄いと思います!
そして、この問題はジャンルでいうと何に当たるかというと
「国際・外交」に当たりますよね。
また、翻訳家に関しては
やや「文学・文化」に当てはまります。
前置きが長くなってしまいましたが、
このように問題をジャンル別に分けた時に
・広くバランスよく出題されるのが全学部日程
・少し偏っておりマニアックな問題を聞かれる可能性があるのが個別学部日程
になります。
※あくまで「傾向」の話ですので、
個別学部日程において
全てがその学部関連の問題というわけではありません。
これが先ほど述べていた
「広い知識」が必要ということの裏付けです。
【受験者層】
これは何となく察しが付くと思いますが、
全学部日程は比較的得点率が高いので
滑り止めで受験する層が
心なしか増えるような気がします。
特に、偏差値が50~55帯の中堅私立になってくると
関関同立やMARCHを第一志望にする学生が
一日だけ滑り止めで受験することが考えられます。
そのため、どの大学においても
受験者層の平均学力は高くなると思います。
対して、
個別学部日程で学力が下がるかと
聞かれればそうでもなく
逆にその大学を第一志望とする学生が増えるため
試験内容は少し難しくなるように感じます。
あくまでもここは私一個人の感想になり、
データ等はありませんのでご了承ください。
対策について
私が私立大学を受験した際には
両学部日程とも受験しました。
その際に意識していたことをお話ししたいと思います。
【全学部日程】
主に過去問を解く際に意識していたことは、
常に高得点を安定して取り続けられるか
という点です。
先ほども述べたように、
個別学部日程と比べて
合格平均点が10~20点ほど高いので
一問間違え(特に国語)が命取りになります。
そのため、
標準的な難易度の問題を必ず得点できるか
という部分に着目して学習していました。
【個別学部日程】
私は経済学部の個別日程を受験したのですが、
その際には
最低限の経済用語とその仕組みは理解する
ようにしていました。
例えば、
「為替」「インフレ・デフレ」「円高・円安」
「GDP・GNP」「ストック・フロー」などの
単語とその仕組みなどです。
これは受験する学部によって違いますが、
そのような専門チックな言葉を知っているかどうかで
問題が出てきたときの対応が
かなり変わってきますので押さえておきましょう!
最後に
両学部日程ともに
対策だったり費用・日程など変わってきますが
勉強することには変わりはなく、
どちらが楽でおすすめかというのもありません。
結局は両日受験する人のほうが多いと思いますので、
日々学習に励んでくださいね!
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