【暗記は誰でも簡単にできる】効率のいい暗記方法4選！

【暗記は誰でも簡単にできる】効率のいい暗記方法4選！

京都市西京区、阪急京都線桂駅西口から徒歩１分のところにある

学習塾・予備校である武田塾 桂校 講師の井関です。

 

今回は高校生の中でも、

・英単語、古文単語が全然覚えられない…

・短期記憶は得意だけど長期記憶ができない…

・勉強の効率を上げたい…

という悩みをもつ、そんなあなたに

とっておきの暗記科目の勉強方法を4つ紹介します！

 

 

 

 

 

はじめに

暗記科目の勉強の効率が上がれば

他の科目に割く時間が増えるため、

結果的にすべての科目の成績向上が見込めます！

 

また暗記科目といえば

英語の単語や熟語、古文単語、歴史上の人物名などが

思い浮かぶかもしれませんが、

数学や物理などの解法パターンも立派な暗記です。

 

全ての科目に応用できるので

ぜひ実践してみてください！

 

 

 

 

１．ベストなタイミングで復習する

ベストなタイミングで復習することで

記憶の定着を図りましょう。

 

突然ですが

エビングハウスの忘却曲線というものを

ご存知でしょうか？

 

 

上のグラフに示す通り、

記憶後の時間経過と記憶保持率の関係を表したものです。

 

これによると人は何かを記憶した時、

・20分後には58％

・1時間後には44％

・9時間後には36％

・1日後には33％

・2日後には28％

・6日後には25％

・31日後には79％

しか頭に残っていないそうです。

 

せっかく勉強して記憶しても

1ヶ月後には20％しか頭に残っていないのです。

 

 

「どうやって復習すればいいの？」

エビングハウスの研究結果によると、

・復習を重ねるごとに忘れにくくなること

・1度にたくさん学ぶよりも時間をかけて何度かに分けて学ぶ方が効率が上がること

が分かっています。

 

このことから、

1度目に学んだ1日後、1週間後、1か月後に

復習するのがよいとされています。

 

また復習にかける時間は

徐々に減らしていっても効果はあるようです。

 

極端な話、

単語テストがあったとして

1夜漬けで勉強しても

そこで1度完全に覚えていれば、

その後に復習すれば知識は定着するのです。

 

逆に復習を怠れば

エビングハウスの忘却曲線に従って

記憶から消えていきます。

 

そうなると

また1から勉強し直す必要がある

ため結果的に効率が悪くなってしまいます。

 

ベストなタイミングで復習することで

知識を定着させましょう！

 

 

 

 

２．寝る前に記憶する

寝る30分前に暗記ものの勉強をしましょう。

 

通学時間や休み時間などの隙間時間に

暗記ものの勉強するのも、

効率のよい方法ではあります。

 

しかし

「寝る前に暗記したものは脳に定着しやすい」

というのは科学的にも立証されているのです。

 

人間は寝ている時に、

眠りが浅いレム睡眠と眠りが深いノンレム睡眠を

繰り返しています。

 

レム睡眠中に記憶をつかさどる海馬に記憶を定着させ、

ノンレム睡眠の時に記憶を結合させるといわれています。

 

先ほど示したエビングハウスの忘却曲線にあるように、

時間がたつほど記憶から消えてしまうので、

寝る直前に暗記することで脳に定着しやすくなるのです。

 

 

 

 

３．アウトプットを意識する

知識をアウトプットすることで

記憶の定着率が格段にあがります。

 

高校生の勉強科目では覚えることが多く、

知識のインプットに偏りがちです。

 

もちろんそれも大事ですが

アウトプットすることで記憶に定着しやすくなります。

 

 

「インプット」：「アウトプット」＝3：7

インプットとアウトプットのバランスは

3対7が最適と言われています。

 

つまり何か暗記したら

その倍の量のアウトプットが

必要になってくるというわけです。

 

アウトプットの方法を

英単語を例にいくつか紹介します。

 

・自分で単語テストをつくる。

・声に出して読む。

・友達と問題を出し合う。

・その単語で例文を作ってみる。

・覚えられない単語を紙に書きだす。

 

余談ですが、私が高校生の時に

英単語のアウトプットでやっていた方法は

日常会話の中で覚えている英単語をできるだけ使う

というものでした。

 

部活後...

私「今日のpracticeほんとにtiredだな～　
　　　　(訳：今日の練習ほんとに疲れたな~)」
.
友「agreeだわ。てかHomeworkめっちゃmuchじゃない？　
　　(訳:それな。てか課題めっちゃ多くね？）」
.
私「too muchやわ。sleepするtimeがnothingだ　
　　(訳：多すぎるわ。寝る時間ないやん）」

 

ルー大柴みたいな話し方になってきて

恥ずかしかったのでその日しかしませんでした（笑）

 

よかったら実践してください！

 

 

 

 

４．エピソードと関連させて記憶する

エピソードと関連させて暗記しましょう。

 

人間には

「意味記憶」と「エピソード記憶」の

2種類の記憶法があります。

 

「意味記憶」

言葉の意味や数学の公式など

知識に関する記憶です。

 

物事を暗記した場合、

暗記した情報は意味記憶に貯蔵されていきます。

 

意識して覚えようとしないと覚えられない

のが意味記憶の特徴で、

 

「復習」や「精緻化」によって

努力することが必要になります。

 

これに対して

「エピソード記憶」

時間や場所、感情などを伴う記憶で、

一言でいえば思い出になります。

 

思い出なので覚える努力をしなくても

記憶に残るのが特徴です。

 

授業中に先生に当てられて答えた問題はよく覚えている

という経験はありませんか？

 

他にも

授業中に他の生徒が答えられなかった問題なども

印象に残っていることはよくあると思います。

 

このような思い出の特徴は、

反復しなくても長い期間記憶に残っていることです。

 

エピソード記憶を上手く使うことができれば

暗記の効率は大幅に向上するはずです！

 

エピソード記憶を活用する

方法をいくつか紹介します。

 

・罰ゲームを用意して友達と暗記科目の問題を出し合う

・美味しいものを食べながら勉強する

・好きな音楽を聴きながら勉強する

・ノートに落書きして遊びながら勉強する

・トイレなど普段勉強しない場所で暗記する

 

感情や場所に関連させるのがポイントです！

 

 

 

 

まとめ

今回は効率の良い暗記方法を４つ紹介しました。

 

全ての科目に応用できるので

ぜひ実践してみてください！

 

１．ベストなタイミングで復習する

1度目に学んだ1日後、1週間後、1か月後に

復習すると効率よく知識が定着します。

完全に忘れてしまう前に復習するのが大事です！

 

２．寝る前に記憶する

寝る前に記憶したものは脳に定着しやすいです。

布団の上で寝転がりながら英単語帳を読むと

翌朝も記憶に残りやすくなるでしょう。

 

３．アウトプットを意識する

インプットとアウトプットのバランスは

3対7と言われています。

 

何か暗記したら

その倍以上の量のアウトプットを

するように心がけましょう！

 

４．エピソードと関連させて記憶する

場所や時間、感情を伴う

「エピソード記憶」を使って暗記しましょう。

 

反復しなくても長い期間覚えられる

ので工夫した勉強を取り入れましょう！

 

高校生の覚える知識量は膨大です。

色んな工夫をして暗記科目を制しましょう！