【留学】海外大学に行きたい！行くための2つの方法とは？　

【留学】海外の大学へ進む2つの方法　～進学なら武田塾～

京都市西京区、阪急京都線桂駅西口から徒歩1分のところにある

学習塾・予備校である武田塾桂校 校舎長の大平です。

今回は

・海外の大学に興味がある

・海外の大学に行くにはどうすればいいのか

・留学してみたいけど、怖いな

そう考えているあなたに向けて記事を書いていきます！

 

 

海外の大学に行くには大きく分けて2つの方法があります。

進学と留学です。

 

(※海外の大学へ進学することも留学と言いますが、

便宜上「海外の大学へ正規生として入学する」

ことを「進学」としています。)

 

①海外の大学へ直接進学する

・高校卒業→海外の大学へ入学 (正規生となる)

・高校卒業→日本の大学へ入学→海外の大学へ編入 (正規生となる)

上記2つのパターンがあります。

 

 

大学の種類

・語学学校 (正確には大学ではありません。専門学校です。)

・コミュニティカレッジ

・4年制大学

があります。

 

進学の順序としては

英語に不安がある場合

・高校卒業→語学学校→ファウンデーションコース→大学

 

実質自分でも勉強できるし割高な語学学校を省く場合

・高校卒業→ファウンデーションコース→大学

 

英語に自信があり、即海外の大学で学べる場合

高校卒業→大学

となります。

 

 

海外の大学で学ぶ場合、

ほとんどは英語での授業となります。

 

「英語を」学ぶのではありません。

「英語で」学問を学ぶのです。

 

ナチュラルに英語が出来ないと、

そもそも授業の内容についていけません。

 

そのため、多くの人はまず

語学学校

に入ります。

 

ここでは自身の英語の習得度によってクラス分けされ、

海外でも通用する英語を鍛えます。

 

しかし、正直英語は

「強制的に話さなければならない環境に身を置く」

ことが一番の上達方法です。

 

語学学校で日本人同士で固まってしまっては

意味がありませんし、

他国の人と積極的に交流しなければ上達も遅れます。

 

そこは注意しましょう。

 

語学学校を経て、

コミュカレ(日本でいう短期大学)か

4年制大学へ進学します。

 

学費はコミュカレのほうが安いので、

一度コミュカレを経て、

3年次から4年制大学へ編入する人もいます。

 

海外では単位とは「費やした勉強時間」のことですから、

他大学と互換性があります。

 

つまり、コミュカレで取得した単位は

そのまま4年制大学での単位に置き換えられるのです。

 

しかし、コミュカレを2年で卒業する率は13%、

4年制大学への編入率は25%となっており、

決して高くないので注意が必要です。

 

ファウンデーションコース

というのは、大学の1年次に習う内容を

易しくして学ぶコースです。

1年間実施されます。

 

イギリスとオーストラリアで実施されています。

アメリカにはファウンデーションコースはありません。

 

ファウンデーションコース後、

大学に進む場合は2年次からのスタートとなるため、

多くの人はファウンデーションコースを取ります。

 

反対に、語学学校に関しては、

通うとその分大学の卒業が遅れるだけでなく、

費用面でも割高になってしまうため、

省く人もいます。

 

 

必要な書類、資格、スコア

海外の大学に進学する際には、

日本の大学を受験するときに必要となる、

いわゆる「筆記試験」はありません。

 

その代わり、

TOEFLやIELTSなどの4技能試験のスコア

が必要となります。

 

TOEFLですと、

最低でも(4技能30点×4満点)で

大体61点以上のスコアが必要になります。

(英検2～準1級相当)

 

これはあくまで最低ラインの話ですので、

進学先の選択肢を広げるためにも、

理想を言えば80点くらいは欲しいところです。

 

また、進学先の国によっても

TOEFLが必要なのか

IELTSが必要なのかが変わってきますので、

必要な法を勉強していくようにしましょう。

 

その他にも、英語で志望理由書を書く必要もあります。

当然英語がしっかりと書けていることは当たり前で、

内容や構成にも気を配る必要があります。

 

下準備は一般的な受験勉強よりも大変かもしれません。

 

※TOEFL、IELTSに関する詳細はこちら！

 

 

主な進学先

アメリカ、カナダ、オーストラリアがメインとなります。

 

アメリカ

の大学では、課題が多く、

「毎日が受験勉強のようだ」とも言われます。

真剣に学ぶ人が多い印象です。

 

カナダ

では比較的クセのない英語が使われているため、

授業や会話を聞き取りやすい傾向にあります。

 

オーストラリア

は学費が安いです。

就労ビザも3年出ますので、

永住権を取得しやすくなります。

 

そのまま海外で働くつもりであれば

大きなメリットとなるでしょう。

 

 

必要な準備

なんといってもまずは英語です。

 

読む、聞く、話す、書く。

全ての能力が必要となってきます。

 

すぐに出来ることではありません。

 

海外に行くとなったら、

英会話スクールに通うことを考える

人もいるかもしれませんが、

あそこは「アウトプット」の場です。

 

基本的な単語や文法を疎かにして

会話だけを練習しても上達はしません。

 

その点でいえば、

受験英語を勉強することと似ていますよね。

 

まずは単語と文法。

しっかりと「インプット」をしましょう。

 

そして必要に合わせて

英会話スクールでアウトプットしていけば、

英語力は格段に向上します。

 

 

海外の大学へ直接進学することのメリット

試験が「一発勝負」ではないことが、

メリットとして挙げられます。

 

日本の大学の場合は

入試本番のテストで点が取れなければ不合格

となってしまいますが、

 

海外の大学に進学する場合は、

TOEFLなどのスコアで合否が決まります。

 

つまり期日まで

何度でもTOEFLを受け直すことが出来る

わけです。(料金は高いですけどね。)

 

また、進学・留学問わず

語学力がアップする

こともメリットとして挙げられます。

 

英語が上達する条件として

「強制的に英語しか話せない空間に行くこと」

とお伝えしましたが、海外はまさにそういう場所。

 

ただし、「積極的に話すこと」

が絶対条件ですのでご注意を。

 

「海外に居るだけで」

英語が上達するわけではありませんので。

 

 

デメリット

とにかくお金がかかります。

トータル2000万円くらいいきます。

 

国内の大学であれば

国立文系で年間250万

最も高い私立理系でも550万くらいです。

 

私立医学部などはトータルで2000万円

くらいかかる場合もありますので、

医学部に進学するのと同レベルといったところでしょうか。

 

また、海外の大学というのはもちろん

「その国で働く人材を育てる」

ことを第一目的としています。

 

つまり、思考法などがその国のものに

カスタマイズされていくということです。

 

国際的な職や、英語を活かせる職に就く際には

それが有利に働く面もあるかもしれませんが、

 

日本人同士の繋がりの中では、

考え方のズレがノイズになる

恐れもあるので注意が必要です。

 

また、日本に戻って働くつもりであるならば、

就活の時期がずれることも

念頭に置いておかなければなりません。

 

海外の大学は9月始まりのことが多いです。

つまり卒業は8月。

 

日本の就活期間は3年12月～4年夏ですので、

時期が全く違うわけです。

 

※現地で「就職フォーラム」に参加すれば、

就活にも対応可能にはなります。

 

②日本の大学から留学する

では次に、海外の大学に進学するのではなく、

いったん日本の大学に入学し、

留学制度で海外に行く場合を見てみましょう。

留学を実施している主な大学

関西外国語大学　英語キャリア学部

京都外国語大学　外国語学部

同志社大学　グローバルコミュニケーション学部

関西学院大学　国際学部

立命館大学　国際関係学部

 

メリット

海外の大学に進学するよりも

格段に学費が安く済みます。

 

基本的には全額日本の大学に納入します。

 

また、あくまで「学位」は日本の大学のものとなります。

 

留学先の海外の大学では

「日本の大学を卒業するのに必要な単位」

を取得するわけです。

 

つまり、留学時に思うように単位が取れなかったとしても、

日本に戻って単位を撮り直せば卒業できますし

学位も取得できます。

 

一方で海外の大学へ進学してしまった場合は、

「単位が取れない」＝「卒業できない」

に直結しますのでプレッシャーがかかります。

 

デメリット

留学を積極的に実施しているのは

国際学部などが多くなりますので、

どうしても留学先で学ぶことは限定的になります。

 

例えば「海外の大学で、その国の教育方針を学びたい」など、

学びたいことが具体的に固まっている場合には、

留学ではその希望がかなえられない可能性はあります。

 

まとめ

海外の大学に興味を持っている人も少なくないと思います。

 

まずは

・自分の将来やりたいこと

・留学して何をしたいのか

・それを叶えるのに最適な手段・経路

の順番で考えてみてはどうでしょうか。