【同志社大学】英語入試問題の克服　～特徴と勉強法～

【同志社大学】英語入試問題の克服　～特徴と勉強法～

京都市西京区、阪急京都線桂駅西口から徒歩1分のところにある

学習塾・予備校である武田塾桂校 校舎長の大平です。

今回は同志社大学の入試問題の特徴を、

科目別に詳しく見ていきたいと思います！

 

・同志社志望である

・同志社の問題の傾向を知りたい

・同志社の勉強を効率よく行いたい

という方に読んでもらいたい内容となっております。

 

 

 

国語編はこちら！

 

 

 

 

同志社大学　概要

同志社大学は、

関関同立の中で一番レベルが高いとされています。

 

関東におけるMARCHと同じような位置づけになります。

 

関東にはMARCHの上に早慶が控えていますが、

関西には関関同立以上の私大は存在しないため、

関西での就職では大変有利な大学となります。

 

※ちなみに関東での就職を考えた時にも、

やはり関関同立はMARCHと同程度の効力を発揮するようです。

 

では、そんな魅力的な同志社大学の受験科目、

その出題傾向と対策についてお話していきましょう！

 

 

 

入試科目・英語の概要

構成

全日程、全学部で同一構成。

ただし、学部別日程の場合、

長文の内容は若干その学部に関係のある内容に傾きがち。

 

過去問は古いものも充分活用できるが、

1999年以前のものは会話文・英作文が無いので注意。

 

 

問題形式

試験時間：100分

満点：200点
※理工学部・生命医科学部の数学重視型：100点
※グローバル・コミュニケーション学部英語コースの英語重視型：250点

構成：大問3題

問題数：50題

形式：8:2でマークと記述

 

 

 

ではそれぞれの問題を深く掘り下げて、

・どういったタイプの問題が出ているのか

・問題を解く際に何を心掛ければいいのか

を確認していきましょう！

大問1・2　～長文読解～

概要

分量：約900語と約700語

内容：論文やインターネットからの引用、時事ネタまで幅広い。

目安の時間：各1題につき35分、下線部和訳問題に5分の、計75分

 

 

小問詳細

大問１
〔1〕空所補充3問
〔2〕下線部一致8問
〔3〕内容説明4問
〔4〕英文完成1問
〔5〕内容一致3問
〔6〕 下線部和訳1問

大問２
〔1〕空所補充3問
〔2〕下線部一致8問
〔3〕内容説明5問
〔4〕 内容一致3問

 

 

では、それぞれ詳しく見ていきましょう！

空所補充と下線部一致

問題の種類

①知識のみで解ける問題

②知識+文脈で判断する問題

③文脈のみで判断する問題

の３つがありますが、①と②に関しては正答必須です。

 

③に関しては、空欄補充ならば簡なので、

文脈をしっかり読みこんで解答しましょう。

 

対策：空欄補充

基本は、文の前後の流れを掴むことが必須となります。

 

空欄を含む前後の分の関係を意識し、

近くに答えが無いか探しましょう。

 

もちろん離れた場所に

答えが隠れている場合もありますが。

 

あとは、話の流れが理解できているかを問う

「接続詞」などを補充するタイプが出てきやすいので、

「接続詞・接続副詞・前置詞群」などを

一通り覚えておくようにしましょう。

 

対策：下線部一致

こちらに関しては、単語単体の意味が取れなくても、

分全体の概要が把握できれば

答えられるものが多いのが特徴です。

 

過去問で演習を重ねましょう。

 

 

内容説明問題

問題のタイプ

1. 知識だけで解く問題

2. 文法で考える問題

3. 文脈で判断する問題

①と②は正答必須。

 

解法

こちらも、分全体の概要を掴むため、

指示語や接続詞に注意しながら本文を読みましょう。

 

実際に指示語や代名詞に

「それが指す事柄を当てはめること」

を意識しながら読むだけで、

内容の理解度は大きく違ってくるはずです。

 

それに加え、解釈問題となるので、

文法の分析も行うようにします。

 

特にこの問題では、

内容が理解できていなくても

「単語・文法」のみで選択肢を判断できる場合もあるので、

そのような問題を落とさないようにしましょう。

 

 

英文完成問題

一文の中に数か所空欄があり、

そこに適切な単語を選択して入れていく問題になります。

 

これは純粋な文法問題なので、

知識さえあれば解けるようになっています。

 

 

内容一致問題

選択肢6～8個の中から2～3つ、

本文と内容が合致している問題を選ぶ形式。

 

配点が高くなることが予想されるため、

出来るだけ全体像を把握して、

落とさないようにしましょう。

 

解法

正解となる選択肢は、基本的に本文の言いかえです。

ですがその言いかえが巧妙です。

 

純粋に本文から正解となる根拠を探し出そうとしても

難しい場合があります。

 

その場合には消去法で解きましょう。

「不正解となる根拠を探す」といった感じです。

 

 

下線部和訳

レベル

標準。問題によっては満点が狙えます。

 

採点基準

重要な文法や構文を見落とした訳をしてしまうと、

0点になる恐れがあるので注意が必要です。

 

解法

文の構造をしっかりと確認しましょう。

そして、和訳問題は、基本直訳で考えます。

 

そのあと、明らかに日本語として

不自然な部分のみを修正すれば、

減点は避けられます。

 

 

 

 

大問３ 会話文 空所補充と英作文

小問詳細

大問３　会話文
〔1〕 空所補充8問
〔2〕 和文英作文1問

 

難しい会話表現が問われることはありません。

英作文は、日本語文が2～3文程度で出題されます。

 

 

レベル

基礎標準レベル

 

 

対策：空欄補充

基本レベルの会話表現はしっかり押さえる。

より重要なのは、会話の流れを押さえること。

文法や指示語に注目しながら読み進めましょう。

 

 

対策：英作

同志社大学の英作文は、

国公立のような自由英作文ではありません。

 

お題となる「日本文」が与えられていて、

それを英文に変換する問題となります。

 

注意するべき点としては、

「日本文は“話し言葉”で書かれている」ことです。

 

例えば日本語の「～けど」は、

そのままbutに訳せばいい、とは限りません。

 

「いい人だけど、嫌いだ。」ならばbutですが

「受かってくれたらいいんだけどね。」の場合は違いますよね。

 

このように、口語を書き言葉に置き換えて考える必要がある

ので、訓練しておきましょう。

 

 

 

 

 

まとめ

いろいろなタイプの問題が出ますが、基本は長文です。

 

文法知識で解く問題もあるので

しっかり文法は抑えつつ、

長文の読み方を訓練していきましょう。

 

・指示語を確認する

・前後のつながりを意識する

まずはここから始めましょう！！

 

 

 

 

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