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英単語帳はどれがいい?シス単・ターゲット・LEAPを徹底比較!

みなさん、こんにちは。

勝川駅北口から徒歩2分、武田塾春日井校です。

 

GW期間に部活の最後の大会が終わり、これから本格的に受験勉強を開始するぞ!という受験生も

多いかと思います。では、受験勉強のスタートはなにからやっていくのか...

多くの人はまず、英単語帳から始めていくかと思います!

 

英単語帳ってたくさんあるけど、どれを使えば良いの...?

学校で配られた英単語帳で大丈夫なの...?

 

そういった悩みを抱えている皆さんのために今回は、武田塾推奨の英単語帳である

「システム英単語」,「ターゲット1900」,「必携英単語LEAP」のメリット・デメリット,

特徴をまとめていきたいと思います!

ぜひ、この記事を単語帳選びの参考にしてくださいね!

 

システム英単語

システム英単語〈5訂版〉分割版 第2章 Essential Stage | 日本最大級のオーディオブック配信サービス audiobook.jp

システム英単語の特徴

・ミニマルフレーズがついている

システム英単語の最大の特徴はミニマルフレーズという短い例文が各単語についていることです。

例えば、oblige 「~に強いる」という単語は、約70%がbe obliged to V 「Vせざるをえない」という形で出題されるのですが、be obliged to pay the price 「対価を払わざるをえない」というミニマルフレーズが掲載されています。

このミニマルフレーズを読み込むことで、自然とその単語の語法や英文でよく出てくる形を覚えることができます。

 

・徹底した入試問題の分析に基づき頻度順に英単語を掲載

システム英単語は著者の徹底的な分析により、現在の大学入試に本当によく出てくる単語を頻度順に掲載しています。ですので、効率的に英単語学習を進めることができます。

また、システム英単語は1章から5章までに分かれているのですが、目標大学によってどの章まで終えればいいか等の基準が分かりやすくなっています。

システム英単語のメリット

・ミニマルフレーズで語法が自然と頭に入る

前述したミニマルフレーズを読み込むことによって、英単語の語法が自然と頭に入り、

長文問題だけではなくて文法問題にも役立ちます。

またミニマルフレーズで単語の使い方がイメージできるため、暗記もしやすくなります。

 

・即効性が強い

システム英単語は頻度順に英単語が掲載されているため、本当に重要な単語から順番に覚えていくことができます。そのため即効性が強いです。

システム英単語の1~1200まで完璧にすれば共通テストレベルの英文でしたら、ほぼ単語で困ることが無くなるでしょう。

 

システム英単語のデメリット

・ミニマルフレーズに頼ってしまう

ミニマルフレーズはとても効果的なのですが、ミニマルフレーズに頼って覚えてしまい、単語単体で出されると意味を思い出せないという人はかなり多いです。

ただ、これはそこまで気にする必要はないかなと個人的には思っています。最初はミニマルフレーズに頼ってしまっている状態でも、何度も繰り返しやっていくうちに自然と単体で単語を出されても意味が分かるようになっているものです。

心配な人は単語カードを作ったり、ノートに覚えにくい単語をまとめたりして対策しましょう。

 

 

・超基本単語は載っていない

システム英単語を使用する推奨のレベルとしては英検準2級以上程度だと思っております。

そのため、それより簡単な基本単語に関しては掲載されていません。英語は基本単語の暗記度・理解度を完璧にしていることが大事なので、不安な人は姉妹書のシステム英単語basic等を終えてから始めましょう。

 

システム英単語の使用がおすすめな人

 

・基本的にすべての受験生におすすめ

システム英単語はバランスの良い参考書ですので、私立・国立志望問わず基本的にすべての受験生に

おすすめです。筆者も受験生時代これを愛用していました。

レベル的には偏差値60くらいの大学まででしたら、これ一冊で戦えます。

 

早慶や難関国公立を目指す受験生はこれ1冊では足りないので、「速単上級編」や、「パス単準1級」を追加でやりましょう。

 

 

 

ターゲット1900

英単語ターゲット1900 6訂版 | 旺文社

ターゲット1900の特徴

・英単語を「でる順」に掲載

ターゲットは旺文社が持つ膨大な蓄積データを基に英単語を「でる順」に掲載しています。

また、見だし語に関しても良く使われる意味や品詞を選択しています。

 

・「一語一義」で効率的に覚えられる

ターゲットは、後述のLEAP等とは違って英単語を基本的に「一語一義」で掲載しています。

それにより、英単語の中心的な意味を効率的に覚えられ、他の意味に関しても文章中から類推することが可能になります。

 

ターゲット1900のメリット

・とにかく効率が良い

ターゲットは英単語が頻度順に掲載されており、また「一語一義」のため、とにかく効率的な英単語学習が可能です。

 

・公式アプリが便利

公式アプリ「ターゲットの友」で、4択の単語問題に取り組むことができ、学習の成果を手軽に確認できます。

また、アプリから音声も聞くこともできます。

 

ターゲット1900のデメリット

・「一語一義」であること

 

先ほど、ターゲットのメリットとして「一語一義」であることを挙げましたが、

これはデメリットでもあります。

英単語は同じ日本語の訳でも、細かなニュアンスの違いがあります。「一語一義」で掲載しているターゲットはそれらを把握することが難しいため、英作文の比重が高い大学を志望する受験生には少し向かないかもしれません。

・例文がすこし難しい

ターゲットは各英単語に例文がついています。例文を読むことによって英単語の使われ方が分かり、

暗記もしやすくなります。

ただ、この例文がすこし難しい単語や構文が使われていることがあるので、英語がとても苦手な人にとっては難しいです。

目安としては、英検準2級くらいを取得する実力があれば大丈夫でしょう。

中学・高校基礎レベルの英単語と基本的な解釈の勉強を終えてから使うほうがよいでしょう。

 

ターゲット1900の使用がおすすめな人

・MARCH、関関同立志望

ターゲット1900は基本的に私大志望の受験生におすすめです。

MARCH・関関同立レベルに関しては学部にもよりますが基本的にこの一冊で戦えます。

 

 

・時間がない受験生

ターゲット1900はとにかく効率的に学習することができるので、時間のない受験生におすすめです。

とにかくターゲットを1語1義で高速で暗記してしまうことによって、その後の英語の学習効率が上がります。

 

 

 

 

必携英単語LEAP

英単語LEAPの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説! | 【公式】アクシブアカデミー|大学受験の1:1個別予備校

必携英単語LEAPの特徴

・目的別に英単語を分類している

LEAPでは、掲載されている英単語をwritinngやspeakingで「つかいこなせる」

Active Vocabulary と、

readingやlisteningで「意味がわかる」

Passive Vocaburary に分類しています。

これによって、各英単語が英作文を書くときに重要なのか、英文読解をするうえで大切なのか、

ということを意識しながら英単語学習に取り組むことができます。

 

・各英単語に詳細な解説がついている

LEAPは英単語を意味やジャンルで分類しており、それぞれの使い方の詳細が記されています。

例えば、describeとexplainという単語はどちらも日本語にすると「~を説明する」という意味ですが、

どのように使い分ければ良いのか、などのように各単語の細かい用法が解説されています。

 

必携英単語LEAPのメリット

 

・英単語の詳しい用法が分かるため英作文で物凄く役立つ

前述したようにLEAPには単語の用法が丁寧で分かりやすい解説で書いてあるため、英作文の際にどの単語を使えば良いのか、という悩みを解消できます。また、難関大学の英文法の問題には細かい単語のニュアンスの違いを問われることが多いので、そういった問題にも役立ちます。

 

・英単語をジャンルで分類しているため覚えやすい

LEAPでは英単語を「医療・健康」「文化」「感情・興味」等、ジャンルごとに分類しています。

そのため同じような意味の単語をまとめて覚えることができ、暗記の効率が良くなります。

 

必携英単語LEAPのデメリット

 

・掲載が頻度順ではない

LEAPはターゲットやシステム英単語と違って、頻度順に単語が並んでいません。

そのため、他の単語帳と比べて即効性は弱いです。一冊完璧にして初めて効果を発揮すると思ってもよいでしょう。

 

・情報量が多すぎる

前述したメリットに単語の解説が詳しく書いてある、ことを挙げましたがこれはデメリットにもなり得るでしょう。とりあえず英単語を一語一訳で覚えてしまいたいというような受験生にはこの参考書はあまり向かないかもしれません。

 

必携英単語LEAPの使用がおすすめな人

 

・国公立志望の人

LEAPは前述の通り、単語の細かい用法が載っているので、英作文や和文英訳の問題が多く問われる、

国公立大学を目指す受験生におすすめです!

ただ単に、単語の意味だけを覚えるのではなく解説をしっかり読み込んで丁寧な学習をしましょう。

・時間がある高1・高2生

前述したデメリットの通り、LEAPは即効性が弱く、一冊完璧にしてこそ効力を発揮する参考書のため、

時間がある高1・高2生向きの参考書です。

学校で配られることも多い単語帳ですが、小テストのために意味を詰め込むのではなく、

しっかり英単語の解説の箇所にも目を通して、質の高い勉強を継続していきましょう。

そうすれば、受験生を迎えるころには付け焼刃ではない本当の英語力が身についています。

 

まとめ

今回は、「システム英単語」「ターゲット1900」「必携英単語LEAP」の3冊の単語帳の特徴をまとめさせていただきました。

これらの単語帳は一長一短ありますが完璧に一冊暗記してしまえば、入試の英単語でこまることはほぼなくなります。ですので、すでに取り組んでいる方は安心して暗記を進めていきましょう。

また、何よりも大切なことはこれらの単語帳を始めたら途中で断念せずに一冊を完璧に仕上げることです。

悲しい現実ですが、入試本番までに単語帳を一冊すら完璧にできていない受験生がほとんどなのです。そういったところで入試は差がついていくのです。

ですので、これらの単語帳を一冊完璧にするだけで他の受験生よりもリードできます。

ただ、そうはいっても単語帳を一冊完璧に覚えるのは大変です。毎日、計画的に進めていく必要がありますし、そもそも効率の良い暗記の仕方でやらなければなりません。

武田塾は英単語の効率的な暗記方法から教えさせていただいて、毎週日割りの宿題を出し、受験生が英単語帳をちゃんと一冊完璧にできるようなサポートをおこなっています。

具体的なサポートの内容、英単語の暗記の仕方を知りたい受験生は是非無料の受験相談にお越しください。こちら、入塾義務等一切ございませんのでお気軽にお申し込みください。

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