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「動画でわかる英文法 読解入門編」紹介&使い方解説

「動画でわかる英文法 読解入門編」紹介&使い方解説

みなさん、こんにちは!

大学受験対策塾・予備校の武田塾春日井校です。

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今回は、今年から武田塾の英語ルートにも選ばれた「動画でわかる英文法 読解入門編」について、参考書の紹介と使い方の解説を行っていこうと思います。

詳しくはこちらの動画もご覧ください。

 

基本情報

大学入試 Basic Lecture 動画でわかる英文法[読解入門編]

岡﨑修平 著

価格 : 1,375円(税込)

発売日 : 2023年08月22日

(旺文社公式ホームページより)

どんな参考書なの?

「動画でわかる英文法 読解入門編」はタイトルに「英文法」と入っていますが、「NextStage」や「英文法ポラリス1」などの文法問題集ではなく、ジャンル的には「英文解釈」の参考書になります。

そもそも「英文解釈」とは、一つの英文を正確に訳す技術のことであり、「単語・熟語・文法」の各知識と「英語長文」を繋げてくれるものとして必要不可欠な技術です

その「英文解釈」を初めて学ぶ人にとって、この「動画でわかる英文法 読解入門編」は非常におすすめな参考書となっています。

この参考書の目次を見てみましょう。

目次を見ていただければわかる通り、この参考書では「見抜く」ことに焦点が当てられています。

同じような見た目をしている文でも実際は全く別物であり、異なる訳し方をするということが英語ではよくあります。そのような箇所の見分け方を主に学べるのがこの参考書となっています。

通常の文法の参考書では、「不定詞」「動名詞」など、文法の内容ごとに説明がされています。そのような参考書でそれぞれの文法を学んだ後にこの参考書に取り組むことで、今まで学んできた文法の違いを学ぶことができ、長文を読む時の頭の動かし方を身につけることができます。

これほどまでに重要な「英文解釈」ですが、学校ではほとんど扱われることがありません。そのため、文法をある程度学んだ段階で参考書を使い自分で学ぶ必要があります

 

この参考書の特徴は?

先程はこの参考書のジャンルである「英文解釈」について説明しました。英文解釈で有名な参考書には「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」や「英文解釈の技術」シリーズなどがあります。

これらの本と比較して、「動画でわかる英文法」の強みはなんでしょうか。

それはずばり、本の名前にもなっている通り「動画」がついていることでしょう。

各講のページの右上にQRコードがついており、それを読み込むことで著者である岡崎先生の解説動画を見ることができます。

参考書の解説についても、実際に英文を読むときの目線になって書かれているため、英語が苦手な人でもわかりやすい設計になっています。各講の最後についている「まとめ」を活用することで「結局この講では何が大事で、何を覚えなければならないのか」を素早く確認することができ、自学自習の効率が上がります

またこの本の特徴として、「解釈プロセスに重点を置いている」という点が挙げられます。

「解釈プロセス」という言葉はあまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、例えば英文中に"that"があり、そのthatを「同格のthatである」と判断した場合、なぜそのように判断できたのか、ということを考えるのが「解釈プロセス」です。これが英語長文を読む上で重要になってきます。

「動画でわかる英文法」では、その「解釈プロセス」について入門レベルから解説されており、付属の動画ではさらに「解釈プロセス」に意識を置いた解説がされています。この点において非常におすすめな参考書となっています。

他の参考書との比較

先程タイトルだけ紹介した「肘井の読解のための英文法」と比較すると、こちらはまず最初に例題の英文がついており、自力で一通り考えさせた後にその例題を解説していく形で解釈の方法を学ぶ形式です。

一方「動画でわかる英文法」は最初に例文がついているところは一緒ですが、一文ずつ考え方や見るポイントが解説されており、自力で考えるというよりかは解釈の考え方を教わりながら学ぶというイメージに近いです。

そのため、英語が苦手な方は「動画でわかる英文法」のほうがおすすめだと言えます。

 

また「英文解釈の技術」シリーズとも比較すると、こちらは「肘井」よりも演習の要素が大きいです。

加えて、掲載されている日本語訳が意訳気味であるという意見がしばしば見受けられます。

これらのことから、「英語が得意で様々な英文を和訳する練習がしたい」「多少の意訳があっても飲み込める」という方にはおすすめできますが、英語が苦手な方には少々ハードルの高い参考書であると言えます。

 

参考書の使い方解説

「動画でわかる英文法 読解入門編」について様々な説明を行ってきました。次は実際の使い方について説明していきます。

①「Lesson」のページで講義を読む

まずは講義ページを読みましょう。例文が掲載されているので、書かれている解説に沿って一緒に問題を解くような感覚で取り組めると良いでしょう。

②「Lesson」のページ右上にあるQRコードから解説動画を見る

先程も説明した通り、著者本人の解説動画を見ることができます。動画で実際に「解釈プロセス」を体験しましょう。

③「Exercise」のページで問題演習を行う

各Chapter(2~6Lessonで構成)ごとにExercise A問題が、各Part(2~5Chapterで構成)ごとにExercise B問題が用意されています。A問題ではLessonの例文と同レベルの英文を、B問題では実際の大学入試で出題された英文を和訳する問題となっています。またB問題には解説動画がついているため、わからなくなってしまう心配も少ないです。

 

著者の岡崎先生は、この参考書でのゴールを「英文を『前から読める』ようになること、英文を『すばやく正確に読み解ける』ようになること」としています(一部抜粋)。

このゴールを達成するためにもう少し具体的な目標を私なりに考えると、「動画でわかる英文法」に掲載されているすべての英文(Lessonの例文、Exercise A・Bの英文)について自力で意味を訳出できるようになることが1つの目安ではないかと思います(もちろん英文の意味を暗記してしまうのではなく、文構造や解釈プロセスを意識した上での話です)。それができるようになるまで繰り返し講義を読んだり、解説動画を見たり、問題を解いたりするようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「動画でわかる英文法 読解入門編」について、参考書の紹介と使い方の解説を行いました。

比較的新しめの参考書ですが、その完成度の高さから2024年度の武田塾の英語ルートにも選ばれた本書について魅力が伝わったかと思います。

英文解釈の参考書に迷ったらぜひ本書を検討してみてください。

さらに他の参考書や詳しい勉強法、他教科の勉強法も知りたい方はぜひ無料の受験相談にお越しください

こちらは入塾義務などは一切ございませんので、お気軽にお問い合わせください。

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