受験生のみなさんこんにちは、
武田塾春日井校です。
国語や英語、数学といった教科を勉強する時に
必ずと言っていいほど「読む」という学習活動を取り入れていると思いますが、
どういった学習場面に「読む」といった活動を取り入れているでしょうか。
学習における「読む」といった活動も場面に合わせて、「音読」や「黙読」を使い分けていった方がよいという研究結果も発表されてきています。
本日は、学習場面における「読む」という活動を取り上げ、どんな学習場面でどういった「読み」を取り入れていけばより記憶に残る学習ができるのかについていくつかご紹介していきます。
大事な場面での「精読」を重視する「読み」
「唇よみ」って?
テストのような大事な場面で
テストと聞いたところでほとんどの皆さんが自分がテスト問題を黙読している姿を想像すると思います。
ところが、「黙読」よりももっと効果のある「読み方」があったのです。
結論からお話しすると「唇を動かしながら読む」方法、「唇よみ」です。
文部科学省がリスト化している「音読指導の形態」の中にそれは含まれています。
「唇よみ」:
唇(くちびる)読み ‐唇だけを動かして読む。黙読では、難しい語を飛ばして読んだり、誤読に気づかなかったりする。ほとんど聞こえないくらいの声量だが、唇を動かすことでそれらが防げる。ほかの人が読むのを聞いているときは、これをさせる。
実戦的な場面であるテストにおいて、急ぐがあまり行を読み飛ばしてしまったりすることは極めて危険です。
精読をベースにしたこの「唇よみ」を取り入れれば危険な読み飛ばしをふせぐことができます。
新しい項目の知識を習得する場面で
みなさんが数学や国語、英語といった教科の新しい知識を理解していくために「授業」が存在しているわけですが、その「授業」だけでみなさんの成績はあがりましたか。
ほとんどの方が「No」と答えるのではないかと思います。
では、成績を上げるためのどういった学習活動を各教科の知識習得活動の中に組み入れていけばいいのか。
それは、「さまざまな読み」の中にヒントがあるようです。
耳栓をした状態での「微音読み」
みなさんが勉強している場所はいつも静かでしょうか。
それとも、ある程度の生活音はしている環境内でしょうか。
どんな状況下においてもいつもより格段に集中力が増し、
時間を忘れるほどに集中できるのがこの方法です。
その勉強方法はとても簡単です。
使っていくものはいつも使っている参考書と、プラス「耳栓」です。
自分の両耳に準備した「耳栓」を装着して勉強を始めてみてください。
ほんのささやく声だけであなたの頭の中にはあなたの声が響きわたっているはずです。
Just Do Itでしょ!
はじめてこの記事を読んで手元に耳栓がある方がいるわけがありませんから、
これからお伝えする方法で「耳栓」を使わずにささやく声で参考書を読み上げてみてください。
まず、両手の一指し指で「耳珠」と呼ばれている部分を耳の内側にいれた状態にして何かささやいてみてください。
どうです。ささやいた声が響いて脳に伝わってきていることを感じませんか。
ちゃんとしたエビデンスも出ています。
東北大学加齢医学研究所教授で脳機能開発が専門の川島隆太氏によれば、音読をすることによって脳が働きやすくなり、音読直後の記憶の容量は何もしない時と比べてなんと20~30%も増えるという結果も得られているそうです。
なぜこんなことが起きるのかというと、
耳栓をした状態で覚えたい箇所をささやき声で読むと骨伝導により、
自分の声が頭の中で大きく響くため集中力が高まることから来ているようです。
実際筆者も英単語を覚える際や本の内容に没頭したいときによくやっています。
ささやき声だけで十分に自分の脳内には響き渡ってくれますし、
周囲からの騒音、雑音の類に気を逸らせられる心配はほぼありません。
反対に周りにまったく影響を及ぼすようなことも経験上ありません。
万が一耳栓を忘れても、筆者が行ったようにすれば耳栓は必要ありません。
「音読」から得られること
一般的に「音読」は精読に適しているされています。
その理由は、まず第一に読み飛ばしが防げるという利点です。
例えば小学校や中学校では、よく教室内で国語の教科書を順番で読んだり、英語の教科書を読んできた経験があるかと思います。
教室内の級友があなたが読んでいる箇所を同じように目で追いかけていきますから、
誤って読み飛ばしたりすることをクラス皆で気を配っていたはずです。
読み飛ばしたりしてしまった時は、先生がその指摘をしてくれたはずです。
そんな経験もしたことから「音読」はスピードを重視することはできませんが、
内容理解を図り設問に答えるための本文からの情報を漏らさずに収集するにもっとも適していると感じています。
まとめ
本日は「音読」「微音読み」「唇よみ」を取り上げました。
それぞれに長所があり、勉強の有効な場面に当てはめて実践してみることをお勧めしてきました。
「読む」という学習活動は、学習活動の中でも単純でありながら実践したときの効果は大きいものがあります。
「観る」という学習活動だけでも、ある程度の学習効果を期待できるものです。
しかし、そこに「読む(音読・微音読み・唇よみ)」が加わることによって、
さらに30%以上の学習効果が得られるのであれば主体的に学習に取り組むものにとってこれほど
コスパのいいものはありません。
人間の五感の中にはまだまだ使いきれていないすごい能力が隠されているものと想像します。
そのひとつひとつを紐解いていけば、まだ使い切れていないと言われている人間の脳の可能性を広げてくれるものと信じます。
この記事をお読みの皆さんの中に、人間の脳をさらに活性化させていく方法のいくつかを既にお持ちの方がいらっしゃれば共有いただけると幸いです。
本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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