武田塾春日井校調べ！省庁等所管の学校！（概要編）

受験生のみなさんこんにちは、武田塾春日井校です。

本日は、進学先という問題をもっと広い意味でとらえられる材料を提供したいと思います。

 

高校生が大学進学と考えると○○大学と国公立、私立の名称があげられることが多いのですが、

決してその選択肢だけに限らない話をしていきます。

文部科学省以外の省庁等が所管している学校についてお伝えしていきます。

お付き合いください。

省庁等所管の学校とは？

学校教育法で定める学校（大学、短期大学、専門学校など）以外の、厚生労働省、国土交通省、農林水産省、防衛省、気象庁、あるいは地方自治体などが所轄する教育機関をいう。

大部分が「〇〇大学校」の名称。これら教育機関の目的は、各省庁における幹部候補生や技術系職員の育成と特殊技術を要する専門職業人の育成にある。

全体的に「学費が安い！」が特徴

ほとんどが公的な機関が設置する学校なので、学費が必要な場合でも安く抑えられている場合が多い。生活費については、寮の利用が可能な場合が多いため、これも安く抑えらえている。

入学・採用試験では、職業に対する対する高い意識が求められる。また、定員枠に対する志願者が多く、高倍率になる学校もある。

公務員待遇となる学校

下記は入学と同時に公務員待遇となり、学費が不要である上に給与が支給される。

　〇航空保安大学校

　〇気象大学校

　〇海上保安大学校

　〇防衛大学校

　〇防衛医科大学校

また、入学と同時に海上保安庁の一般職員となる海上保安学校もある。

特殊で、しかも専門職業人を育成する学校

「水産大学校」は農林水産省所管で、修業年限は４年。水産に関する５学科からなり、水産に関するスペシャリストを育成する。

「航空大学校」は国土交通省所管で、受験資格は４年生大学に２年以上在学した者、高等専門学校・短大を卒業した者、専門士・高度専門士の称号を付与されたものなどで、民間航空のパイロットの養成を目的としている。

「国立看護大学校」は厚生労働省所管で、修業年限は４年。看護師あるいは助産師として、先端医療の現場や広く海外で活躍できる人材を育成する。

「職業能力開発総合大学校」「職業能力開発大学校」「職業能力開発短期大学校」は、独立行政法人　高齢・障害・求職者雇用支援機構が設置する教育機関。名前が示すように、実学を中心とした教育を行い、優れた技術者の養成を目指している。

 

地方自治体が人材養成のために設置する学校

地方自治体が設置する学校には、「産業技術短期大学校」「農業大学校」「林業大学校」などがあり、それぞれの分野における特殊技術や専門知識・技術をもつスペシャリストを育成している。

これらの学校は、競争率が高い場合があったり、目的、学費、募集要項が学校によって異なったりするので、早めに情報を収集することが必要である。

「学士」の学位を取得できる学校

文部科学省がその設置を認めた大学の卒業に十分な単位を取得すれば「学士」の称号を得られる。

それと同じように下記の大学校は卒業後申請することによって「学士」の学位が授与される。

　〇気象大学校

　〇海上保安大学校

　〇水産大学校

　〇防衛大学校

　〇防衛医科大学校

　〇職業能力開発総合大学校

　〇国立看護大学校

高校卒業後に進学できる省庁等所管の主な学校

【厚生労働省】

　・国立看護大学校（４年）

【厚生労働省（運営・独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構）】

　・職業能力開発総合大学校

　・職業能力開発大学校

　・職業能力開発短期大学校

【国土交通省】

　・航空保安大学校

　・航空大学校

　・海上技術短期大学

　・海上技術学校

【農林水産省】

　・水産大学校

【防衛省】

　・防衛医科大学校（６年）

　・防衛医科大学校（４年）

　・防衛大学校

【海上保安庁】

　・海上保安学校

　・海上保安大学校

【気象庁】

　・気象大学校

【地方自治体】

　・産業技術短期大学校

　・農業大学校

　・林業大学校

　・栃木県立衛生福祉大学校

　・長野県福祉大学校

など

まとめ

本日は、文部科学省所管以外の各省庁所管の主な学校についてご紹介してきました。

今回は詳しいところまで触れていませんので、興味を持たれた方は、各校に確認を願います。

 

高校後の進学といっても実にさまざまな進学があることが今回の省庁等所管の学校からもわかります。

自分の進路を見つめて、ゴールからみる進路設計も存在します。

自分なりの進路選択ができるようにしていきましょう。