受験生のみなさんこんにちは、武田塾春日井校です。
本日は、「過去問から学ぶ」の第2回「東海学園大学:英語編」をお伝えしていきます。
今回は、東海学園大学さんから直接いただいた入試問題集からの情報になります。最後までお付き合いください。
東海学園大学さんの過去問内には、「合格にちかづくための入試対策」という項目あり、過去問の出題傾向分析、学習のアドバイスがA4版1ページにわたって詳細に記載されていますので、実際に取り寄せになって、ご覧いただくことをお勧めします。 東海学園大学受験生サイト とうがくNAVI
東海学園大学の過去問
東海学園大学のここ最近の2年間(2020-21年)の過去問の出題傾向を見てみ
ると、以下のような大問の構成になっています。
第Ⅰ問:長文読解問題(700ワードオーバー、小問10問) 第Ⅱ問:長文読解(300ワードオーバー、小問5問) 第Ⅲ問:適語補充(10問) 第Ⅳ問:適切な応答問題(小問5問) 第Ⅴ問:整序英作文(小問5問) 第Ⅵ問:語の定義問題(小問5問) |
(出典:東海学園大学 入試問題集2022)
第Ⅰ、Ⅱ問への対応策
語彙力養成の点から
1.単語力
第Ⅰ、Ⅱ問ともに長文問題です。第Ⅰ問がⅡ問の2倍近くの語数を用いての長文になっていますので、まずは語彙力をつけてください。
大問1から The Japanese judicial system for the first time acknowleged an apeal by residents who claimed that it was unfair that they were not covered by the government's health care measures even though they were caught in radioactive "black rain" that fell on Hiroshima and surrounding areas immediately after the 1945 U.S atomic bombing of the city and later caused health problems. (出典:Editorial : Hiroshima "black rain victims legal victory should spur Japan to expand aid. The Mainich, July 30.2020) |
(出典:東海学園大学入試問題集2022より)
長文の冒頭で広島原爆の被害者たちの裁判の話題であることがわかる。この長文を読解していく上で壁となるような難しい語彙類のほとんどは脚注に和訳されている。
そういった難しい語彙を除けば、本大学を受験するうえで必要な語彙は1200語程度の基本的な語彙をまずは習得することをお勧めします。
今手元にお持ちの単語帳があれば、次にあげるような単語帳であれば十分にその役目をはたしてくれるものと思います。
〇ターゲット1900(改訂新版、第6版)
〇システム英単語(改訂新版、第6版)
〇必携英単語LEAP
2.熟語力
〇ターゲット1900(改訂新版、第6版)であれば、800語が完全に定着できたと確認できたところから、英熟語の導入を図ってください。
〇システム英単語(改訂新版、第6版)であれば、1200語が完全に定着できたと確認できたところから、英熟語の導入を図ってください。
〇必携英単語LEAP であれば、1400語が完全に定着できたと確認できたところから、英熟語の導入を図ってください。
英熟語は855熟語が含まれている「速読英熟語」をお勧めします。この熟語帳の良さは、単に英熟語を覚えるだけでなく、速読のトレーニングを行うこともできるといった特徴があるので多くの受験生に使われています。
第Ⅲ問への対応策
第Ⅲ問〔16〕から The police broke the door ( ) and entered the house. ① up ② at ③ down ④ on |
(出典:東海学園大学入試問題集2022より)
①~④の選択肢の中から、適切なものを選ぶわけです。
正答は③のdown、この③を正答に選んだ根拠ですが、brokeとの関係に注目です。break ~ down 「~を破って」「破壊して」といった動詞break語法の関係で解くことが可能になります。
こういった「動詞の語法」などの問題も含んだものは学校からいただいたものにかなり入っていることがおおいですから、次のような種類の問題集で十分です。
1.Nextstage
2.Vintage
3.Scramble
春日井市内の高校に通っている皆さんであれば、ほとんどの公立・私立高校で同レベルの問題集を推薦してくれていますので、まずはその問題集に取り組んでください。
その取り組み方ですが、第1周目には各章が「時制」「受動態」のように系統立てた構成になっていますから、順番にか、あるいは、既に定着できていると自負できるとことは飛ばしてもいいかと思います。
大事なことは如何に効率よく、今ない知識を補うかという点です。
第Ⅳ問への対応策
第Ⅳ問はAさん、Bさんの対話文中にAさんの発言に対するBさんの適切な表現を選択肢①~④の中から選択するという問題です。
例文 A: Do you have any plans for this evening? B: Not yet. A: Do you want a quiet night in? B: _______________________ ① No, I'm not. ② No, not really. ③ Yes, I will. ④ Yes, I feel quiet. |
(出典:東海学園大学入試問題集2022より)
正答からお伝えすると②との模範解答です。この問題を解く際にも、気をつけて欲しいのが初めのAさんとBさんの会話です。
内容から今夜の予定はまだないことがわかります。次の会話の始まりが
Do you~?になっていますから、一般動詞の現在形で答えるのが流れですので、②が一番適切になります。
何に、どう取り組むのか。
対話文の問題に適切に答えられるようになるには、第Ⅲ問時にもお勧めしていた問題集”Nextstage"などの終わりの章あたりに、特に入試問題で取り上げられる「第25章の会話問題」に1問1問丁寧に取り組んでいくのが早道だと思います。
対話文だけに絞った問題集もありますが、それは"Nextstage"等が終わり、さらに志望校として高いレベルの問題集を解かなければならない時で十分です。
全然時間がない人には「全レベル問題集英文法2」とか「英文法レベル別問題集3」の問題を何度も周回させる方法もあると思います。
第Ⅴ問への対応策
第Ⅴ問は英語整序問題です。
例文 You should ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) free time. ① of ② most ③ make ④ your ⑤ the |
正答を確認すると②が入ることがわかります。
その理由は、
1.助動詞 shoudの次には動詞makeがきます。
2.「make the most of ~」(〜を最大限に活用する)は非定番フレーズです。 自分に与えられた機会や物などを、最大限に利用するという意味になります。
残りはyourだけですからfree timeの前につけてあげれば完成です。
ポイントなのは2のmake the most of~を知っていたかどうかです。このフレーズを見聞きしたことのある人は難無く解けてしまう問題になります。
何に、どう取り組むのか
「英語整序問題」を解きなれていくにも、基本的には英文法の知識と理解度が深くかかわってきます。
しかし、基本はパターンを叩き込んで。短期で仕上げてしまいたい人には、
「英語整序問題2000」を進めします。
以前は、武田のルートにも含まれていました。
整序問題でしっかり得点をキープしたい人は、必ず取り組んでください。
第Ⅵ問への対応策
第Ⅵ問は語の定義に関する問題です。簡易な英語表現が表している英単語を選択する問題です。
例文 the system of communication in speech and writing that is used by people ①gesture ②lecture ③language ④media |
解説します。ゆっくりと読んでみて下さい。
最初に
the system of communication コミュニケーションのシステム
次に
in speech and writing スピーチや作文おける
最後
that is used by people 人々に使われている
上記の和訳を意味が伝わりやすいように順番を入れかえてみてください
どうなりましか。
正解は、そう③です。
こういった問題が5題出ています。
何に、どう取り組むのか
第Ⅵに適した問題集というのを探し出せていません。
語の定義に関する勉強をお勧めするとしたら大学生になってもお世話になると思って、「英英辞典」をお勧めします。
そんな専門書を読むためのようなものでなくて構いません。2000語程度収録で事足りるかと思います。
具体的には
Oxford Junior Illustrated Dictionary
をお勧めします。
先述した問題レベルの語の定義が出てきます。
この辞書を十分に活用するには、読解力をあげるつもりで意味を知っている単語の定義の部分を読んでみてください。
一日に10~30語程度を読んでいけば、単語力の底上げにも効力を発揮します。
今日は、東海学園大学の過去問を題材に、過去問から学ぶと題してお伝えしてきました。
もうそろそろ志望校の過去問を試しに解いてみる時期に入ってきているんだということに気が付き、取り組んでみてください。
基礎力でも、どの部分がまだ十分ではないのかがわかったりと新しい発見があるものです。
これまでの自分の受験勉強に対するプラスの評価、マイナスの評価どちらがか必ずでます。
無理のない程度に取り組んでみて、今後の勉強の方針、具体的どの分野に力を入れていくかの羅針盤として過去問の使用をおためしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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