受験生のみなさんこんにちは、武田塾春日井校です。
本日は、「参考書だけで南山大学に合格する方法」というタイトルです。
南山大合格までの英語長文の勉強法についてお伝えしていきます。
南山大学の出題傾向を知ろう!
人文学部、外国語学部、経営学部、経済学部、法学部、総合政策学部、理工学部、国際教養学部で実際に出題された2020年の過去問を例に取り上げていきます。
大問は全部で6題出題されています。
第1問:文法・語彙(空所補充)
第2問:読解(同意表現、内容説明、空所補充、内容真偽、欠文挿入、欠文挿入箇所)
第3問:読解(空所補充)
第4問:会話文(空所補充)
第5問:文法・語彙(誤り指摘)
第6問:読解(空所補充)
外国語学部でリスニング問題が出ていることや、学部によって解答時間が90分、60分のところもありますので、その情報もチェックしてください。
長文を読んでいくステップ
英文を読めるようになるためのステップは
1.語彙力(単語・熟語)
2.文法力
3.構文解釈力の3つが揃わないと読めるようになれません。実践してみましょう。
下の英文は、2020年の南山大学の過去問です。
大問2の最初に
Have you ever watched, read, or studied anything about the United States Civil War?
という文が載っています。語彙面から見ていきましょう。
watched「見たことがある」、read「読んだことがある」、studied「勉強したことがある」があります。
すべてが過去分詞になっているのはわかりますね。
Civil War「市民戦争」(✖)⇒「南北戦争」の方がアメリカの歴史にはふさわし訳になっています。かなり難しい部類には入らないでしょう。
文法面で出てきているのが「have + 過去分詞」で「現在完了形(経験)」疑問文ですね。
先に紹介した3つの過去分詞が関わってきています。
「あなたは今までに~したことがありますか?」という和訳の枠ができあがります。
英文は英文法というルールに載って書かれていますので、それを無視することはできません。
さらに構文の面から見ていくと
Have you ever watched, read, or studied
S V
anything《about the United States Civil War》?
O M
全体としてはSVO(第3文型)、Oの後に修飾のためのMが繋がっています。
anything《about the United States Civil War》?
前置詞句《 》がM(形容詞的修飾)で前の名詞 anything(O) を説明している関係になっています。
こういった英語同士の関係を英文法のルールに基づいて読んでいくことが、英文を読むということになります。
上の文は全体として、「あなた方はいままでにアメリカの南北戦争についての何かを映像で観たり、読んだり、勉強したりしたことがありますか。」という文になります。
こう言った流れで英文を読んでいますか。
もう1度言いますが、
1.語彙力(単語・熟語)
2.文法力
3.構文解釈力
の3つが揃わないと読めるようになれません。
そこで、まずは1文1文をしっかり読むという勉強を実践してください。
ここからは上の1~3の勉強法とお勧めの参考書をお伝えします。
語彙力(単語・熟語)
単語力から見ていくと、南山の読解問題を解くには単語帳の1500words以上はもっていて欲しいです。例に挙げた過去問の中に和訳が1秒で出てこない英単語があれば、それは入試では使えません。1秒ですぐに思い出せるまでのトレーニングが必要です。
単語帳は基本的には今お持ちになっている大学入試用の単語帳であれば問題はありません。1日100個を覚えることをまずは目指してください。(大変だけどやる方法はあります!)
ちなみに武田塾では、1週間で400個、1日100個を4日間、残りの2日で400個の復習を塾生にやってもらっています。
熟語にも同じことが言えます。1秒で出てこなければ、入試ではつかえません。毎日熟語帳のチェックを行ってください。
熟語に関しては、単語が1000語あたりを越えたところから導入していった方が効率よく覚えられます。
まずは単語1000語、その後、熟語の順で英語の勉強に取り入れてください。
武田塾がお勧めしているのが次の3冊です。
システム英単語
ターゲット1900
必携英単語LEAP
速読英熟語
文法力
英文を読むための文法力は、英文法の問題を解くもとは少し違って構いません。英語の表現法にはどんなものがあるのか、どういったルールが存在しているのか、場合分けができるようになってください。
It happened in the first half ・・・・
上の長文中の2文目に出てきている It が代名詞で、前に出てきている名詞 the United Civil War の代わりをしているということに気づかないでいると、そこから英文を正しく(筆者が伝えたかったように)読むことができなくなってしまいます。単語の意味だけで読む進めていくには限界があるのです。
文法力を鍛えるために武田塾が今年お勧めしているのが、次の参考書になります。
大学入試肘井学のゼロから英文法
Next Stage英文法・語法問題
中学生の復習から始まって、南山大合格するまでの文法力は以上の2冊を完璧にすれば十分です。
構文解釈力
it was fought between the northern and southern states of the USA.
は「何文型でしょうか」という問題は出ないでしょう。
しかし、読解していく際には必要な知識になります。
it was fought between the northern and southern states of the USA.
S V M
の関係が見て取れますから、第2文型だということがわかります。
さらに、
S の it が 南北戦争
V の was fought は「受け身形」で「争われた」
M の between the northern and southern states of the USAは
between~andーに気をつけて「~とーの間で」と考えればいいので
「南北戦争は、アメリカの北部の州と南部の州との間で争われた。」
と読めれば正しく読めたことになります。
文型や構文の勉強には次の参考書がお勧めです。
大学入試 辻井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本
入門英文解釈のの技術70
「大学入試 辻井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」がインプット型、「入門英文解釈のの技術70」をアウトプット型として利用していくのが効果的です。
まとめ
英文を読んでいくためには、下の3つの力を備えなければなりません。
1.語彙力(単語・熟語)
2.文法力
3.構文解釈力
現在、皆さんがどの力が足りなくて、英文が読めていないのか
まずは自己分析をお勧めします。
始めから長文を読むことをお勧めしません。見るべきは1文1文の単文です!単文が1文1文増えていってはじめて長文になるのですから、焦らず勉強をすすめてください。自分がつまずいている部分がどこなのか判断が難しい時には、相談に乗りますので、ご連絡ください。
これまで紹介してきて参考書や問題集の使い方についての質問等も受け付けています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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