受験生のみなさんこんにちは、武田塾春日井校です。
新学期が始まって1か月ほどが経ちますが、受験勉強は計画通りにすすんでいますか。本日は、最近の受験相談で質問が増えてきた現代文の勉強法についてお伝えしていきます。
前回は「漢字・語彙編」と題して、現代文の中の漢字・語彙力を高めていく方法についてお伝えしました。
現代文が読めない人の特徴
1.漢字・語彙力がない
2.文法力がない
3.単文が正しく読めない
4.文章が正しく読めない
5.設問に正しく答えられない
本日はその2回目「文法・単文編」になります。日本語のネイティブとして生活している私たちですが、昨今SNSのせいなのか、長い文章を目めない人が見られるようになりました。5行以上の日本語の文章を最近では目にしなくなった弊害でしょうか。大学受験を志す受験生にとって現代文は避けては通れない問題です。
これから一緒に現代文が読めるようになっていける手立てをお伝えしていきますので、最後までお付き合いください。
国語の文法っていつ勉強した?
一度勉強を始める前に、下の問題を解いてみよう。
①僕は、そんなにたくさんの本を読めれません。 ②話をしたり横を向かないでください。 ③一人暮らしの祖父は、どんなにさびしかろう。 ④「ご注文はお決まりでしたか。」 ⑤クラスの全員を教室に集まりなさい。 ⑥先生は8時前に学校へいらっしゃいました。 ⑦こんな鉛筆では字が書けないよ。 ⑧天気予報によると、午後から雨が降りそうだ。 ⑨みかんが好きなら、もってお帰りなさい。 ⑩先生がまさか急に来られるでしょう。 ⑪紅茶あるいはコーヒーの2種類の飲み物がある。 ⑫彼女の眼はまるで夜空の星のように美しい。 ⑬自分のことを棚にお上げにならないで! ⑭母はいろいろな昔話を私に聞かせてくれた。 ⑮先生がここに来るようにとおっしゃられました。 ⑯私は勉強さえ嫌いなものはありません。 ⑰力いっぱい走ったけれど、、3着だった。 ⑱僕は笑いながら歩いてくる山田君にあいさつした。 ⑲勉強とクラブ活動を両立させたいものです。 ⑳波が岩に白くぶつかってあわ立っている。 |
解答
①✖ ②✖ ③〇 ④✖ ⑤✖ ⑥〇 ⑦〇 ⑧✖ ⑨〇 ⑩✖ ⑪✖ ⑫〇 ⑬✖ ⑭〇 ⑮✖ ⑯✖ ⑰〇 ⑱✖ ⑲〇 ⑳✖
20~10点の人
日本語の決まりを、かなりの程度まで正しく身につけているといえますので、基本的な問題集は軽くこなせてしまうでしょう。
9~0点の人
日本人として平均的だとはいえません。早めに日本語決まりについて勉強を始めてください。
ここからは9~0点だった人向けにお伝えします。本音からいうと、一度国文法の勉強をしておいた方がいいと感じます。どういった勉強をしたらいいのって人は次にあげる参考書を使って勉強してみてください。
「くわしい国文法(中1~3年)」
本当は中学の時に勉強をしておくべきなのですが、ほとんど中学では勉強した記憶がない人が多いのではないでしょうか。理由は簡単で、入試に文法の問題がでてこないからです。
でも、高校では国文法について中学で既習してきているという事実に乗っかって現代文の勉強が始まっていきますので、その文章中の語彙の難しさや文章自体の長さに日本語であっても読めなくなってしまうという可哀そうな生徒がたくさん生まれてしまうのです。
この参考書ですが、問題が解けるようになるというよりはこれまで日本人としてつかっている日本語を体系化して知るという感じで十分なります。
特に次にあげる品詞はしっかりと読了しておいてください。
名詞(体言)・副詞・連体詞・接続詞・感動詞・動詞・形容詞・形容動詞・助動詞・助詞・敬語
ここまでは、大学受験勉強に入る前までの準備だと押さえておくといいです。
1文を読んでいく
文法の準備が出来上がった人が次にやるべきことが「1文を読む」です。そんなことできているっていう人ほとんどのように思っていらっしゃるかもしれません。ところが問題文の1文をしっかりととらえているでしょうか。
現代文を読めていない人の多くが目では活字を追っているんですが、脳内での情報の整理が追いついていないことが起こってしまっています。こんな悲しい状況を打破していく方法を次からお話していきます。
「現代文とは?」の問いに応えてくれる参考書を読もう
上の質問に答えられる人は、もう次の段階に入っていただいて結構です。では、答えられない人はその答えを教えてくれる参考書をご紹介します。
1.「田村のやさしく語る現代文」
2.「出口のシステム現代文」(ベーシック編)
3.「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」
この3冊は、現代文とは何か?という原点的な説明からしてくれていて、受験生は「目から鱗」状態になるはずです。しかも、しっかりと文法が重要だということを強調してくれていますので。
どの本でも大丈夫といいたいのですが、「田村…」が絶版になってしまっていますので、現在武田塾のルートに採用されている「ゼロから…」とお勧めします。
「読む力」と「解く力」を鍛えよう
現代文という科目は、正しく読めたら、それで十分なのかというと、実はまだ足りません。「正しく読める」プラス「正しく解ける」という条件が加わらないと完璧になったとはいえません。
そこで、「読む力」+「解く力」を鍛え上げてくれる参考書として次の2冊をお勧めします。
1.「現代文 文章の流れが分かる読解トレーニング」
2.「現代文のプラチナルール」
特に、「プラチナルール」では、設問への「着眼点」、「論理のつかみ方」、「解法」までが伝授されており、このルールを用いて現代文の問題で解けないものはない!と著者本人が力説しています。
こちらの2冊も武田塾のルートで実際に塾生が受験用に使用している参考書ですので、自信をもってお勧めします。
まとめ
自分が日本人だから日本語は当たり前にできるという幻想は早めに捨ててください。逆にその幻想があなたの現代文の勉強を後回しにしてしまったかもしれません。
受験勉強はまだ始まったばかりというみなさんや、現代文の勉強がネックになって他教科まで悪影響を及ぼしてしまっていると悩んでいるみなさん!本日お勧めした参考書を手に取って現代文の勉強を再スタートさせてみてください。これまで以上の発見があってこの時期からぐんぐん実力をのばしてくれることと思います。受験生皆さんの現代文の実力が伸びることを期待します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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