受験生のみなさんこんにちは、武田塾春日井校です。
新学期が始まって2週間ほどが経ちますが、受験勉強は計画通りにすすんでいますか。
本日は、最近の受験相談で質問が増えてきた現代文の勉強法についてお伝えしていきます。
現代文が伸びない人の特徴
1.漢字・語彙力がない
2.文法力がない
3.単文が正しく読めない
4.文章が正しく読めない
5.設問に正しく答えられない
現代文の得点が一定水準を越えずに、不安定な点数が継続してしまっている受験生の方に見られる傾向が以上の5つになります。本日のこの中から1番の漢字・語彙力のつけ方を取り上げてお話ししていきます。
漢字・語彙力が足りないために困っている人には
漢字を覚えるにはカテゴリー別に覚えることが重要です。
(1)書けるようになって欲しい漢字(1400字程度)
(2)読めるようになって欲しい漢字(330字程度)
(3)正しい使い分け(100字程度)
(4)四字熟語(180字程度)
上にあげた4つのカテゴリー別に理解してから、暗記するを繰り返してください。学校で1冊は漢字専用のドリルや問題集を購入させられたはずです。それを使っていれば十分かと思います。
(1)書けるようになって欲しい漢字(1400字程度)の勉強法
では実際の勉強法ですが、まず「書けるようになって欲しい漢字」は次のように覚えてください。
(例)「自己の内面を率直にトロする。」
「書き」に出てくる漢字ですがまず正確に読めているかどうかのチェックをしてください。正しく読めているなら次段階へ、音読に行ってください。何度か音読をして、音で覚えてしまいます。音で表現(音読)できるようになってから、文字での表現(書き取り」の段階に移ってください。
「吐露」と書けるようになって欲しいのですが、受験生のみなさんの脳は無理やりに覚えようとしても覚えてくれません。
コピーでもするかのように覚えられたら毎日いくつでも覚えられるでしょう。でも実際には、そうはうまくいきません。そこで、
まずは、「吐露」の意味を理解するべきです。使っている問題集に載っていなければ、辞書やネットを駆使して調べなければなりません。「吐露」をやさしい言葉でどのように表現しているかを知って、理解するべきなのです。調べた時に、一緒に例文(正しい使い方)が載っていることが多いですから、実際に「吐露」がどんな場面でよく使われているかを知って、自分で使えるところまで、「吐露」についての理解が深まれば、「吐露」はあなたの脳内に正しく収納することができたといえます。
まとめると、
1.出てきた感じが正しく読めるようなる(音読)
2.意味を辞書やネットで調べる(検索)
3.実際に使われている例文で実用的な理解を深める
4.楷書での書き取り練習
になります。
(2)読めるようになって欲しい漢字(330字程度)の勉強法
例
「乖離」
上の字読めましたか。実際に大学受験の問題として出題されています。
まず知らない字を見たらどうしますか。そうです。これも辞書やネットを使って調べて欲しいんです。
そこでまず注目するのが音読したらどう読むのかを知ることです。そしてここでも音読の練習は必要です。
乖離(カイリ)って読むんだ!となります。
その次に必要なのが意味の理解です。
乖離(カイリ):背き離れる
この段階で「背く」が分からないようなことになったら、それも調べてください。
この「乖離」を調べたところにも実用的な例文がありますから、自分が理解しやすいところから入って、今まで知らなかった例文を読んで理解を深めてください。
ここでの目的は読めるようになることですから、その勉強が中心になりますが、簡単に形を覚えておくという意味で書き取りの練習も少しはやっておいて損はありません。
まとめておくと
1.意味を辞書やネットで調べる(検索)
2.出てきた感じが正しく読めるようなる(音読)
3.実際に使われている例文で実用的な理解を深める
4.音読が中心の勉強になるが形を覚えておくために、書き取りの軽めの練習
(3)正しい使い分け(100字程度)の勉強法
日本語には前後の文脈によって使われるべき漢字が決まってきます。そこで実社会でもよく間違いがおきるような漢字を取り上げて大学入試では取り扱っています。
例:
示された設問の内の漢字と同じ漢字をつかっているもの①~③から選べ
プロジェクトのシュカンとして働く
①クダを通す。
②キモが座っている。
③ミキが太い。
設問のシュカンは、【主幹】と書きます。そうなると解答は③という結果になりますが、①~③いずれも「カン」と読むことができますね。音が同じなら、何をもって見分けるのかというともちろん意味ですね。漢字は表意文字(意味をあらわす)ですから、もともとの意味を知らないと適宜使うことができなくなります。そんな日本語の特徴を使った出題がよく、共通テストで取り上げられます。では、その勉強法はというと、今回で言えば、まず「幹」についての2種類の読み方(「ミキ」「カン」)を知る必要があります。その次に意味を知ること、そして「幹」が入っている例文を通して理解を深めます。
まとめると
1.意味を辞書(漢和)やネットで調べる(検索)
2.出てきた漢字が正しく読めるようなる(音読)
3.実際に使われている例文で実用的な理解を深める
4.例文の音読で実際に使い分けを行ってみる
(4)四字熟語(180字程度)の勉強法
この四字熟語の問題で多く出題されているのが、漢字で書かせる問題です。そこで、四字熟語を漢字で書けるようになるまでの勉強法をお伝えします。
例文
シュビイッカンしてひとつの主張を唱え続けた。
設問にあるように読み方は示されていますから、これにひとつひとつの漢字を当てはめられるようにならないと点数にならない訳です。そこで、すぐに「シュビイッカン」で辞書、ネットで調べてください。これは1発で検索できます。
首尾一貫(シュビイッカン)と出ます。
その次に、意味が理解できるかどうかを確認してください。
意味:最初から最後まで矛盾していないこと。
この意味と漢字をみてなるほどね!と思えれば理解できたということになります。ところが、何のこと。のように意味が伝わってこなかったら、1つ1つの漢字をしっかり調べてください。
「首」:首ではなく、頭のこと。転じて、始まり
「尾」:しっぽ。転じて、終わり
「首尾」:はじめから終わりまで
四字熟語といっても、その中に使われているひとつひとつの漢字について知ることが、四字を知ることに繋がっていきます。ここが一番大事といってもいいです。このひとつひとつ漢字を調べることで、「1+1+1+1=4」といった全体のイメージをつかむことができるようになります。その四字熟語のもつイメージをつかんでしまえば、あらかじめ調べてあるひとつひとつの漢字を覚えるだけです。
まとめると、
1.意味を辞書(漢和)やネットで調べる(検索)
2.熟語内で使われている漢字に知らないものがあれば、それも調べる(大事!)
3.実際に使われている例文で実用的な理解を深める
4.例文の音読で実際に使い分けを行ってみる
まとめ
今日は、「大学入試の現代文を伸ばすために!(漢字・語彙勉強編)」について話してきました。
漢字・語彙ついての勉強については、以下の通り
(1)書けるようになって欲しい漢字(1400字程度)勉強法
(2)読めるようになって欲しい漢字(330字程度)勉強法
(3)正しい使い分け(100字程度)勉強法
(4)四字熟語(180字程度)勉強法
さらに、受験生のみなさんの勉強をしっかりサポートしてくれるのが下記映像にも出てくる「入試漢字漢字マスター1800+」です。受験勉強をはじめたのはいいけれど、「他にもたくさんやることあるじゃん」と悩んでしまっている人に是非に使って欲しい一冊になっています。
(関連動画)
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