受験生のみなさんこんにちは、春日井駅から徒歩2分の日本初!授業をしない!武田塾春日井校です。
共通テストが終わり、私立入試の真っただ中の受験生の方もいらっしゃることと思います。
そんな中、英語長文まじムズイ~!と半分、英語を捨ててしまっているあなたに読んで欲しい。
基本、人間は得意不得意があるのが当たり前です。得意な教科は、100点や200点満点を取りに行ってください。でも、一般的に入試って1教科だけでは受験教科としては少ないことはご存じですよね。得意教科と不得意教科の点数を合わせて合格最低点をクリヤーしていれば、何の問題もありません。そこで不得意ながらも、合格最低点を叩き出すための英語長文の読み方をお伝えしていきます。
本題に入るまでが長すぎ~って感じさせてすいません。
英語長文が読めない人の多くは…
英語長文が読めない人の多くが抱えている原因が次の2つです。
1.語彙・文法の知識不足
2.返り読み
1.語彙・文法の知識不足
長文をゆっくり読んでも頭に入らない場合は、基本的な語彙や文法の知識に抜けがあることが考えられます。
中学・高校で勉強している?英語の知識の大半を定着させないままにしている方に当てはまるかもしれません。語彙や文法は覚える項目が多く、敬遠してしまう方もいるでしょう。
しかし、語彙や文法の学習をおろそかにすると、「読む力」は言うまでもなく、「聞く力」「話す力」「書く力」を効率よく伸ばすことができません。なぜなら、第二言語習得研究(母語以外の言語を身につけるプロセスやメカニズムを解き明かす学問)の知見によると、すでに母語を身につけた大人の場合、次のような順番で知識やスキルの獲得を意識すると効率的だとされているからです。
1.基本的な語彙・文法知識
2.リーディング・リスニング
3.ライティング・スピーキング
語彙・文法の知識を身につけることは、英語の長文を速く正しく読めるようになるための大前提です。
特に、英語を日常的に使うわけではない私たちは、英語によるインプットを日々大量に得て、自然に語彙や文法を身につけることは難しいもの。語彙や文法を意識的に学習することで、このインプットの不足を補うことが可能になります。
まずは、中・高レベルの必須の基本的な語彙と、中学・高校で学習する基礎レベルの文法知識を身につけていく必要があります。
英文読解のための文法力を身につけるには…
そこで、まずこの文法の問題を解決していく方法として、次の参考書をオススメします。
この参考書、実際に武田塾の指導でもルート内に入っており、表紙にあるように中学レベルから共通テストレベルまでの英文法の知識が身に付きます。
さらに、
これを使えば、英文法の知識を英文を読む際に役立てていくのかが理解できます。
そしていよいよ英語長文実践直前には、
これを使って、英語長文に入る前段階の実践に取り組むことができます。
この先は、自分が志望する大学レベルの英語長文の問題集に取り組んでいくことで、英語長文を読む力をつけることが可能になります。入塾したての塾生に、上述した参考書の使い方を教えないでしまっていると、ある塾生は「答えの暗記」のみ、ある塾生は「パターン」のみの習得に留まるなど取り組んだ問題には答えられるが、その他の問題には応用が利かないことが起きてしまっています。
2.語彙力を身につけるには…
文法の勉強と同時期に始めて欲しいのが英単語、その後英熟語の勉強になります。みなさんが高校に入学した当初に買い求めた単語帳があると思います。
1日:1~100個のぺースで覚えてください。単語の発音は大体できていれば十分です。
基本、和訳を1つ覚えれば、初期段階では合格点です。
2日目も100個、3日目も100個、4日目まで100個を継続してください。
この後、5、6日目では、忘れ始めてしまっている単語の復習をします。
この忘れかけてきている時の復習というのが暗記のコツになります。
暗記力というのは、何度も思い出す過程を通して強化されているとされています。
2.返り読みって…
「ゆっくり読めばどうにか理解できる。けれども限られた時間だと全然読み進められない」という場合、一番の原因
は「返り読み」です。
「返り読み」とは、英文に最後まで目を通してから訳し上げていく読み方のこと。文法や語彙の知識はあるものの、英語を日本語に訳すことで理解する形式の授業を学校などで受けてきた方が陥る傾向があります。
そもそも英語と日本語では文の作り方に大きな違いがあります。
それもそのはずで、もともと同じ分類には入らない語の体系になっていますから、英語を日本語のように読むわけにはいかないのです。英単語の並べ方の約束を決めているのが英文法ですから、英語を読むうえで英文法を知らないことはグーグルマップを用いずに
U-ber Eatsの配達員のアルバイトをするようなものです。
チャンク・リーディング
英語の長文を速く読むためには、頭から瞬時に英文を理解する読み方が必要。難しそうに聞こえるかもしれませんが、あるトレーニングを繰り返すことで、簡単に頭から理解できるようになります。
そのトレーニングが、これからご紹介する「チャンクリーディング」です。チャンクリーディングは、英文を意味のかたまり(チャンク)ごとに改行したものを読んでいくトレーニング。チャンクごとに情景をイメージしながら、瞬時に読んでいきます。
下は2016年5月27日、当時のアメリカ大統領バラク・オバマ氏の広島でのスピーチです。
Seventy-one years ago, on a bright, cloudless morning, death fell from the sky and the world was changed. A flash of light and a wall of fire destroyed a city and demonstrated that mankind possessed the means to destroy itself. |
こうように塊になっていると読みずらい英文も、次のようにチャンクで切ってあげるととても読みやすくなります。
Seventy-one years ago /71年前 on a bright, /まぶしく cloudless morning, /雲一つない朝に death fell /死が降ってきた from the sky /空から and the world was changed. /そして世界が変わった A flash of light /閃光 and a wall of fire /と炎の壁が destroyed a city /町を破壊し and demonstrated /証明した that mankind possessed /人類が手に入れたということを the means to destroy itself. /人類自身を破壊する方法を |
チャンクのない最初の文に比べると、読みやすくなりましたね。
チャンクリーディングに慣れてくると、複雑な文でも返り読みせず、頭から瞬時に理解できるようになっていきます。
チャンクごとに内容を整理できたら、次はプロの通訳も実践している「サイトトランスレーション」。やるべきことは以下のふたつ。
1.チャンクごとに瞬時に意味を思い浮かべてみる
2.チャンクごとに知らない語彙や不足している文法をチェックする
チャンクごとにすぐ内容を思い浮かべられるかが重要であるため、きれいに訳そうとせず、すばやさを意識するのがポイントです。
シャドーイング(音読)
リーディングスピードを上げるのに最も効果を発揮するのがシャドーイングになります。声に出す練習をすることで、音に変換するプロセスが無意識に速くできるようになります。そうすると、文字から変換された音声情報と脳内の「辞書」の照合ができ、文字を音に変換する「音韻符号化」のプロセスから、意味を引き出す「理解」のプロセスへとスムーズに進めるのです。結果、リーディングスピードも速くなります。チャンクごとに内容を瞬時にイメージしながら、声に出して読んでいきましょう。
1.音読する長文の内容理解
2.暗唱するくらいに
上述した2点が、シャドーイングを行う際には重要になります。
意味のわかっていない長文を機械的に音読練習しても、発音が自動化されるだけ。音の再現はできるものの、内容が頭に入っていない状態になります。
「頭から瞬時に長文を理解する」という目的を達成することができません。
次に、音読は練習量が大事。一度音読して終わりにせず、スムーズに意味が思い浮かぶようになるまで繰り返し練習してこそ、効果を発揮します。
さらに、音読だけでなく「暗唱」まですると、なお効果的です。何も見ずに音読する段階まで進めると、英語の長文が瞬時に理解できるようになるでしょう。
英語長文が読めないという問題は、原因を明らかにして、原因に働きかける学習法を続けていくことで解消できます。
ぜひ英語の長文読解への苦手意識を克服していきましょう。
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