【参考書紹介】『古文単語ゴロゴ』はどんな参考書？

『古文単語ゴロゴ』とは？

こんにちは。

武田塾春日原校の宮田です。

本日は、
『古文単語ゴロゴ』についてご紹介していきます。

『古文単語ゴロゴ』がどのような参考書か知りたい。

これからの受験に向けてどのような勉強をすればよいか迷っている。

そのような方々にお読みいただければ幸いです(^^)

『古文単語ゴロゴ』の特徴

ゴロゴ

いわずと知れたゴロ覚え古文単語のベストセラー。

『古文単語ゴロゴ』は、10数年の実績で古文単語集売上No.1! センター試験受験者の約4分の1が愛用しています。

なんといっても「ゴロ覚え」による覚えやすさが人気の秘訣。
イラストも載っているのでイメージを植えつけながら記憶が定着します。

センター試験から二次試験、難関大学入試まで対応可能な565語を掲載。大学入試で特に重要な最頻出168語には、例文や文法の解説付き。古文をこれから勉強する人でもしっかりと理解できます。

書籍後半には「古文文法」「古典常識」の解説も掲載。入試直前に全単語を一気にチェックできる「565スーパーチェック」もあります。

（スタディカンパニーHPより引用）

特徴①　ゴロで古文単語を覚えることができる

もっとも特筆すべき点は、「ゴロ」で古文単語を覚えることができるという点でしょう。

大学受験で求められる古文単語の数は、志望校にもよりますが、およそ300～500語程度と、英単語に比べれば、ずいぶんとその数は少ないのです。

しかし、多くの受験生（とくに国公立大学志望者）は、英語や数学、理科、社会など他科目の学習で時間をとられ、国語の学習に割り当てる時間が少ない傾向にあり、「古文単語はできるだけ労力をかけずに覚えたい」という方も少なくありません。

本書を用いることで、比較的短期間で大学受験に必要な古文単語を一通り網羅することができます。

語彙力が身につけば、おのずと文章も読みやすくなりますから、古文に対する苦手意識も多少払拭されるかもしれません。

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特徴②　収録単語が多い

『古文単語ゴロゴ』は、その名のとおり、565個の単語が収録されています。

共通テスト（旧センター試験）の古文の難易度はたいへん高く、旧帝国大学や早大の古文と比べても、文章量や設問の難易度、古文単語の難解さにおいて、大差はありません。学部や年度によっては、共通テスト（旧センター試験）のほうが難しいと感じる場合もあるほどです。

そのため、古文の学習に際しては、まずは単語力を習得しておくことに越したことはありません。一般的な大学受験用の古文単語帳は、『読んで見て覚える重要古文単語315』（桐原書店）などのように、およそ300個程度のものが多く、センター試験で出題される古文単語を十分にカバーすることはできていません。そのため、「網羅率」という点では、『古文単語ゴロゴ』に劣ります（ほかの部分で利点もあります）。

実際に、センター試験の古文で出題された古文単語と『古文単語ゴロゴ』のカバー率を見てみます。

＜センター古文で問われる古文単語とカバー率＞

古文単語数	設問単語カバー率	読解単語カバー率
上位200語	約40％	約60％
上位400語	約65％	約80％
全565語	約80％	約90％

（『古文単語ゴロゴ』前書きより）

『古文単語ゴロゴ』に収録されてある565単語も、センター古文に登場する古文単語をすべて網羅できているわけではありません。しかし、これだけのカバー率であれば、読解に支障はないでしょう。より共通テストで、高得点を目指す方は、本書に収録されていない単語を、他の問題集や各大学の過去問で見つけたら、メモを取って、語彙力の強化に努める必要があります。