こんにちは、武田塾香椎校です!
この時期は共通テストを終えて、国公立の二次試験や私立入試に向けての勉強に励んでいることでしょう。
また、それと同時に国公立の出願をする時期でもあります。
そんな中で
「これから受験を控えていて後期どこに出せばいいかわからない」
「共通テストの比率で決めたい」
「小論文の有無で判断したい」
などの疑問や判断基準がある人がいると思います。
前期日程と後期日程は、同じ大学の同じ学部であっても、偏差値、倍率、難易度が大きく異なります。
とはいえ、具体的にどこの大学がおすすめなの?といった疑問も。
今回は、そういった声を踏まえ、2023年度版、九州地方の後期日程おすすめ大学学部についてピックアップ!
さらには、大学ごとの対策についても解説するので、ぜひ最後まで読んでください。
国公立の後期日程おすすめ大学、文系の小論文がいらない学部
後期日程で出願する際に大切なのは、二次試験の科目と傾向です。
後期日程の二次試験は、小論文を出題する大学が多くあります。
しかし、小論文の対策を本格的に行っている、という人はあまりいないのではないでしょうか。
特に現役生であれば、前期日程の対策で、小論文の対策ができるのは2月末以降。
であれば、英語や数学といった比較的得意な科目で受けられる大学のほうが、周りと差をつけられるチャンスがありますね。
今回はそういった小論文がいらない大学を紹介します。
まずは文系のおすすめ大学から!
1.長崎県立大学地域創造学部公共政策学科
こちらの長崎県立大学地域創造学部は、二次試験での科目が前期・後期で1科目ととても少なくなっています。
後期日程に関して言うと、地域創造学部公共政策学科は英語1科目という
英語が得意な人にとてもおすすめです。
共通テストでの比率がやや高いので共通テストでアドバンテージが取れた人はとても有利な状態で受験できます。
また、共通テストと2次試験でも英語の比率はとても高くなっており、
950点中500点というとても英語の学力が問われる入試形式です。
後期試験を受けるのにおすすめなのは、
〇共通テストや前期試験で英語に重点を置いて勉強した人
〇二次試験の小論文に自信がない人
〇共通テストで比較的アドバンテージを取ることができる人
長崎県立大学の受験科目・配点
〇共通テスト
国語:200
英語:200
数学:100
理科:50
地歴公民:100
〇二次試験
英語:300
共通テスト:二次試験の比率=68:32
2.佐賀大学芸術地域デザイン学部地域デザインコース
こちら佐賀大学は九州にある大学の中でもとても名が知れた名門大学です。
また、佐賀の県庁にあるのでキャンパスが大きく、まわりにいろんな商業施設があるのもポイントです!
後期試験についてですが、こちらは科目が英語と総合問題となっています。
総合問題は問題解決や提案力を問われる試験です。
地域社会に関する課題や事象に対して解決案などを文章、図表、絵などを用いて解きます。
一般的な学力以外に、社会への関心や対応力など総合的な能力を求められるので自信のある人にはおすすめです。
また、前期試験でも同じく総合問題が出題されるので後期試験の対策を同様にできるところがポイント!
英語に関しては共通テストでも全体における配点がとても高くなっているので、共通テストに向けての勉強を最優先させると良いでしょう。
そのほかに佐賀大学では以下のような加点があります。
〇英語の外部検定での加点
〇特色加点(高校で行った活動についての評価)
これらの加点制度は、共通テストで思うような点数が取れなかった人が巻き返せる武器となります。
後期試験を受けるのにおすすめなのは、
〇地域社会に興味があり、課題解決問題に自信がある人
〇外部検定や学校で様々な活動に力を入れた人
〇共通テストの英語で思うような点数が取れた人
佐賀大学の受験科目・配点
〇共通テスト
国語:200
英語:200
数学理科:100
地歴公民:100
〇二次試験
英語:100
総合問題:200
〇特色加点
任意で15点
共通テスト:二次試験の比率=67:33
国公立の後期日程おすすめ大学、理系の小論文がいらない学部
ここからは、二次試験で小論文がいらない理系の大学学部について紹介していきます。
理系の後期試験も、大学によって多様性が高いのが特徴。
前期試験の対策で受けることができる大学もあれば、文系と同様に小論文が必要となる大学もあります。
繰り返しになりますが、
出願の前に共通テストリサーチを見ること、過去問を見て問題の傾向を掴む、ということは徹底するようにしてくださいね。
共通テストリサーチについてはこちらで解説しているので、よかったら見てください。
3.九州大学理学部化学科
九州大学は、旧帝国大学であり九州地方ではトップの大学です。
伊都キャンパスはとても広大な面積を誇り、その大きさは日本で1位です!
それでは後期試験ですが、
後期試験は化学1科目です。
この化学の試験は共通テストの点数も合わせると
1300点中の600点と非常に比率が高くなっています。
また、共通テストでも理系科目は圧縮されないので化学ないしは理系科目が得意な人にとって勝負しやすい大学となっています。
とはいっても九州大学は旧帝国大学なので並大抵の点数では望めません。
そのため共通テストで8.5割~9割の点数が最低限と思っておきましょう。
九州大学の化学はこちらの記事を参考にしましょう。
後期試験を受けるのにおすすめなのは、
〇共通テストで8.5~9割の点数が取れている人
〇理系科目に相当自信がある人
九州大学の受験科目・配点
〇共通テスト
国語:50
数学:200
英語:200
理科:200
地歴公民:50
〇二次試験
化学:600
共通テスト:二次試験の比率=54:46
4.九州工業大学工学部
九州工業大学は、八幡製鉄所があることからわかるように、北九州にあり長い歴史のある名門です。
九州地方を中心として就職にも強く、例えば鉄鋼取扱量世界第3位の日本製鉄も、九工大から学生を多く採用しています。
九工大の後期試験は、数学ないし物理or化学からの選択です。
○数学
数学は、問題数が4問であり、数Ⅰから数Ⅲまでバランス良く出題されています。
問題の難易度自体は、基本的な解法が身についていれば解けるレベル。
「数学基礎問題精講(旺文社)」といった参考書で一通り解法をマスターすることがおすすめです。
○物理/化学
物理と化学も、比較的バランス良く出題される傾向に。
物理は全3問で、力学、電磁気、熱力学(波動)が頻出です。
一方化学は全5問で、理論無機有機からバランス良く問題が出ています。
こちらも基本的な解法を抑えるようにすれば、十分に高得点が狙えるでしょう。
九州工業大学の後期試験は、こういった人におすすめ!
○前期試験で理科を使うため、後期試験でも利用したい
○物理の頻出分野である力学、電磁気に自信がある
九州工業大学の受験科目と配点
○共通テスト
英語:200
数学:200
国語:150
理科:200
○二次試験
数学:400
理科:400
(理科と数学はどちらか選択)
共通テスト:二次試験の比率=750:400
北九州市立大学国際環境工学部
北九州市立大学は、3教科で受験できる国公立大学として有名です。
今回紹介するのは、国際環境工学部というこちらも後期日程は3教科で受験が可能な学部となっています。
国際環境工学部には、
「エネルギー循環化学科」
「機械システム工学科」
「情報システム工学科」
「環境生命工学科」
の4学科が二次試験で小論文や面接なしの学科試験で受験可能です。
それぞれ数学や物理、化学、生物など受験科目は1科目に絞って後期試験を受験することができるので
前期試験の後でも挽回することができます。
問題自体は、マークで解く問題が多く最後の大問が記述問題という構成になっています。
特に数学に関して言うと、大問1の形式は毎年似ているので傾向がつかみやすいと思います。
また、大問3は微分積分が頻出となっているので押さえておきましょう。
物理は原子分野が出ません。
原子分野は苦手な人が多い分野なので出題されないのはとても大きなポイントです!
後期試験を受けるのにおすすめなのは、
〇二次試験を1科目に絞って勉強したい人
〇二次試験の傾向をできるだけ早くつかみたい人
〇二次試験で小論文や面接を得意としない人
北九州市立大学の受験科目と配点
〇共通テスト
数学:200
理科:200
英語:200
〇二次試験
数学理科:300(機械システム工学科のみ400)
共通テスト:二次試験の比率=67:33(機械システム工学科を除く)
まとめ
今回は国公立の後期試験のおすすめ大学について紹介しました。
ここでのおすすめ大学は、基本的には小論文が課されず、前期試験までの対策で受けられる大学を中心にピックアップしています。
前期試験が終わってから後期試験までは2週間ほどあります。
この2週間という期間、しっかりと傾向をつかみ対策を練って後期日程で自分の行きたい大学に行けるようにしましょう!
さて、勉強していると、様々な悩みや不安が出てくることと思います。
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