こんにちは！武田塾香椎校です！
香椎校の記事の中でも、好評を頂いているのが大学対策シリーズ！
それぞれの入試で高得点を取った講師が書いており、
自信をもって推せる内容です！
今回は、香椎校在籍の化学担当講師である、
山本先生（九州大学医学部医学科）に、
九大化学対策について書いてもらいました！
山本先生は、九大模試や過去問演習で絶対に９割を取っていたという、
正真正銘の入試九大化学のスペシャリストです！
山本先生が自分の受験の経験と、
過去10年間の九大化学の過去問を分析して書いた記事ですので、
ぜひ勉強の参考にし、九大合格をつかみ取ってください！
ぜひ最後までご覧になってくださいね！
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【2022年度】模試日程一覧！共テ模試や冠模試、難易度＆範囲は？
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【九州大学】英語の最新の傾向と対策は？参考書ルートも【2022】
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九大化学の最新傾向と対策ー問題形式や時間配分は？９割狙える？
早速ですが、九大化学の構成や配点について見ていきましょう。
九大化学の構成は？時間配分はどうする？
まず、問題の構成ですが、
第１問から第５問までの５問構成となっています。
それぞれが25点ずつ、
合計125点のフラットな配点となっています。
ただし、例外事項として、
2021年度の入学試験では4問構成（第1-3問が30点、第4問が35点）となりました。
これは、新型コロナウイルスによる影響で、
学校の進度を鑑みての措置であったため、
基本的には5問構成と考えて問題ないでしょう。
解答時間についてですが、
九州大学の二次試験は、理科2科目合わせて150分。
時間配分は、自由に使うことができます。
医学部医学科の場合、物理と合わせて150分で、物理も化学も同様の125点満点。
そのため、時間配分には注意することが必要です。
九大化学の配点は？共通テストと二次試験の配点は？
配点ですが、学部によって少しずつ異なるため、
ここでは代表として、
九州大学医学部医学科の配点を見てみます。
九大の試験は、
共通テストが450点、2次試験が700点の合計1150点満点で判定を行われます。
そのうち、共通テストでの50点、二次試験での125点の合計175点を占める化学は、
割りと重要な科目であることは間違いありません。
化学で安定して高得点を取ることができれば、
合格に近づけるため、基本からしっかりと対策しましょう。
九大の二次試験の難易度は？
九州大学の化学は、他の旧帝大レベルの二次試験と比較すると、
奇問難問が多いわけではなく、標準的な難易度の問題が大半です。
しかし、ここ数年を見てみると、応用力を問われる問題が見られます。
こういった応用力を問われる問題は、
毎年数問出題されており、
ここが入試の差がつくポイントとなっています。
九大化学の最新傾向と対策ー出題傾向は？理論、有機と無機のバランスは？
九大化学は、先述したように5問で構成されています。
大まかな傾向としては、
問１，問2…理論化学
問3…無機化学
問4…有機化学
問5…有機化学（高分子化合物）
といった出題のパターンが目立ちます。
九大化学の傾向と対策ー問1、問2の理論化学
まず、問1、問2の理論化学分野について、
出題の傾向を見ていきましょう。
理論化学の分野の中でも、
反応速度と化学平衡が
特に良く出題される傾向にあります。
反応速度と化学平衡は、
ここ5年間については毎年出題されているため、
必ず対策をするようにしましょう。
また、それに伴い化学序論の暗記分野も
問われやすい傾向にあるため、注意してください。
その次に問われやすい分野は電気化学であり、
この分野はここ3年間毎年出題されています。
その他の頻出問題としては、
熱化学の計算問題、凝固点降下、沸点上昇、浸透圧などの
溶液に関わる問題が問われることが多いため、
しっかりと対策をしましょう。
特に、溶液に関わる問題は、
計算を正確にできるかで差がつきます。
最後に、問1は理論化学が中心とした分野ですが、
一部無機化学の暗記内容が出題されることも併せて注意してください！
九大化学の傾向と対策ー問3の無機化学
第3問は、無機化学が主として出題されます。
出題分野はまちまちであり、
特にこの内容が出題されやすい！といったものはありません。
まんべんなく対策を進めましょう！
問3は、化学反応式を書かされる事が多いのが特徴。
○オストワルト法の化学反応式が書けますか？
○融解塩電解の反応式が書けるでしょうか？
〇塩素酸カリウムを使った酸素の製法の反応式が書けるでしょうか？
こういった反応式の暗記は必須ですので、必ず自分で書けるようにしてください！
また、無機化学の内容と合わせて、
pH計算などの電離平衡の問題や、結晶格子の問題が出題されています。
問3がすべて無機化学というわけではないので、ここは注意しましょう！
九大化学の傾向と対策ー問4の有機化学
問4の有機化学ですが、出題形式を見ると、
毎年構造決定の問題が出題されています。
難易度は至って標準的であり、満点を狙える分野です。
この分野ですが、芳香族が混ざってくることが多いので、
炭素数が多めの構造決定をしっかりと対策しておきましょう！
もちろん、年によっては脂肪族のみの構造決定が出題されますが、
オゾン分解反応などの少し発展的な内容と一緒に出題されることが多いため、
こちらも対策が大切になる分野です！
九大化学の傾向と対策ー問5の高分子化合物
問5は、高分子化合物が出題される分野です。
こちらも、難易度はいたって標準的。
糖類や、合成高分子がメインで出題される年もありますが、
アミノ酸にからめた問題が出題されやすいのが特徴です。
そのため、ペプチドの構造決定をマスターしておくことをおすすめします。
ただし、アミノ酸以外の分野が出題されたとしても、
十分に点を取りに行くことが必要。
そのため、基本的な知識問題で落とさないことが大事。
また、対策しやすいものとして、計算問題が必ずと言っても出題されます。
糖類や、合成高分子の計算問題は、
必ず解けるようにしておきましょう！
九大化学の最新傾向と対策ー勉強法＆おすすめの参考書は？
九大化学の対策ですが、
学校が進学校かどうか、
自分で十分に対策できるかどうか、
によって効率の良い進め方が異なります。
そのため今回は、
大きく3つのパターンに分けて、
どういった勉強法で進めるかを説明します！
九大化学対策ー学校が超進学校ないし、自分でどんどん進められる人の場合！
①基礎事項の定着
学校の授業で習った内容を、
放課後に学校で配られる授業プリントや
傍用問題集(リードαやセミナー化学など)の基礎例題で確認しましょう。
暗記すべきものはその時に暗記することが大切です。
②問題演習を積む
定期試験前に、傍用問題集の試験範囲の分野を最後まで解きましょう。
ここでは、
必ず自分で解答をかけるようにする！
状態にすることが大切。
つまり、初見で解けない場合は解けるまで解くを繰り返す
ということを絶対にしてください。
③『化学重要問題集』で演習を積む
長期休暇や暇な時間を利用し、
『化学重要問題集』の、傍用問題集で解き終わった範囲のA問題を解き進めましょう。
こちらも、解けない問題は解けるまで解くことを徹底してください。
高得点を狙うためには
高2の終わりまでにA問題が終わっておくと理想的です！
④『化学重要問題集』発展問題まで解けるようにし、過去問演習
高3の夏休みまでにB問題まで完璧にしておきましょう。
こうするとかなり余裕が生まれます。
その後、赤本を10年分くらい解きましょう。
さらに高得点を狙う場合は、
化学の新演習に手を出すのも良いと思います。
ただし、九大であれば★~★★で十分です。
また、新演習に手を出す場合も、
時間がないなら理論化学だけやるのも良いと思います！
九大化学対策ー学校の進度が標準的ないし、化学の内容がまだ身についてない人
まず絶対にしなければならないのが、
講義系の参考書を使って、
暗記内容を自分でインプットすることです。
①基本事項の理解と暗記
講義系の参考書を使って内容を理解しつつ、読みながら練習問題を解きましょう。
おすすめの参考書は、
「鎌田の理論化学の講義」
「福間の無機化学の講義」
「鎌田の有機化学の講義」
です。
②問題演習で得点力をつける
この３冊の練習問題は少し難易度が高いので、
『リードLightノート化学』を使い、
対応する分野の問題を併せて解きましょう！
③重要問題集でさらなる演習！
講義系参考書、リードLightノートで解けない問題がなくなれば、
『化学重要問題集』を使い、最低でもA問題は完成させましょう。
時間があればB問題にも取り組むことをおすすめします。
④九州大学の過去問演習
共通テスト後に赤本を10年分解きましょう！
九大化学対策ーあまり時間が残されていない人の場合！
①苦手な分野のスクリーニング
『化学基礎問題精講』を1ヶ月程かけてすべて解き、
解けない分野をあぶりだしましょう！
あぶりだすだけでは勿体ないので解けない問題は、
何度かやって解けるようにしておくことをおすすめします！
②苦手分野の演習を積む！
あぶりだすことができたら、その分野がいわゆる「苦手分野」。
そこの範囲を基礎から固めることが必要です。
『リードLightノート化学』を使って
1、2ヶ月かけてみっちりやり直すことをおすすめします！
③『化学重要問題集』で網羅的に演習！
全範囲の[化学重要問題集』のA問題を2.3ヶ月かけて固めましょう。
時間があればB問題にも取り組むことをおすすめします！
④九大の過去問演習！
共通テスト後に赤本を10年分解きましょう！
九大化学対策ー対策のポイント！
ここまでをまとめると、
・知識がないが時間がある場合は、
講義系の参考書で知識を入れながら基本的な問題をリードLightノートで解く
・知識があるが時間がない場合は、
基礎問題精講を一通り一周して基礎を確認
・知識も時間をある場合は
リードLightノート、化学重要問題集、化学の新演習
の順で時間をかけてこの3冊を完璧にする
・どのケースにしても
最終的に化学重要問題集を完璧にして、赤本を10年分解く事が大事
まとめー二次試験化学の最新の傾向＆対策！
今回の記事では、まず九大化学対策として、
九大化学の構成や配点、出題傾向について確認しました。
その後、どういった参考書がおすすめか、どういった対策が有効か、
について解説しましたね！
今回の記事のように、武田塾香椎校では、
九大化学で高得点を取る！というゴールから逆算し、
どういった対策をしていくかを、生徒一人ひとりに合わせて徹底的に計画を立てます。
今回紹介したのは、九大化学対策の一部ですので、
「九大化学対策についてもっと詳しく聞きたい」
「九大に現役合格するために今何をすべきかききたい」
「勉強の計画を立ててほしい、集中できる環境が欲しい」
などございましたら、ぜひ無料受験相談にいらしてください！
ちなみに香椎校は、九大医学部医学科の講師が３名、
その他にも九大の文系学部、理系学部の講師が所属し、普段の勉強をサポートしています！
基礎からステップアップし実力をつけたい方におすすめの塾ですので、
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