こんにちは!武田塾香椎校です!
前回に引き続き今回も、大阪大学の国語の傾向と対策について、
香椎校講師の川村先生(阪大法学部卒)に書いてもらいました!
前回は、【現代文】を中心に扱いましたが、
今回は、【古文】について解説!
これから受験勉強を始めようという人も、
過去問演習で伸び悩んでいる人も、是非参考にしてください!
阪大対策の記事はこちらからどうぞ↓↓
【大阪大学】国語の傾向と対策は?おすすめ参考書も!【現代文編】
【大阪大学】英語の傾向と対策は?阪大の英語、参考書ルートも解説!
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【共通テスト】世界史の勉強法は?最短で9割を超える参考書と対策!
大阪大学の二次試験、国語の配点は?構成はどう?
前回の記事でも説明しましたが、
まずは大阪大学の配点について見ましょう。
前回と同様、阪大法学部を例に取ると、
全体900点のうち、国語が占めるのは250点(28%)。
そのうち、古文が占めるのは、共通テスト分の25点と、二次試験の50点です。
まずは、点数の安定しやすい古文を固めることができれば、
阪大合格に近づくこと間違いありません!
阪大二次試験国語の構成は?
阪大の二次試験は、
問Ⅰ…現代文
問Ⅱ…現代文
問Ⅲ…古文
の合計3問で、試験時間は90分。
他の旧帝大と比較すると、漢文の出題がないことが特徴的です。
※ただし、阪大文学部については、
問Ⅳに漢文が出題され、試験時間が120分ですので、注意してください!
時間配分については、前回の記事でも解説しましたが、
問Ⅰと問Ⅱそれぞれが35分以内、古文は20分以内で解けるのが理想です!
そのため古文については、
短い時間で正確に記述式の回答が書けることが肝要です。
大阪大学国語、古文の出題傾向の解説
阪大古文は、そこまで読みづらいものは多くありません。
むしろ、文章の難易度だけ見れば、
共通テストのほうが難しいのではないでしょうか。
しかし、現代文と同様に記述量が多く、
どれだけ基礎を盤石にできたかで、解答の精度が変わってきます。
そのため、まずは問題の傾向を把握して、
それに対して効果的に対策を進めていきましょう。
大阪大学古文、出題の形式は?記述はどのくらい?
阪大の古文は、問題数が6-8問と年によって差がありますが、
実質の回答数はほとんど変わりありません。
参考までに、直近の2021年古文の出題形式は以下のようになります。
第Ⅲ問(古文)
問1…現代語訳4問
問2…傍線部説明50字以内×2問
問3…傍線部説明100字以内
問4…現代語訳2問
問5…和歌の説明問題
このように、やはり記述が多いのは間違いありません。
ただ、古文単語や文法といった知識がある程度固まっていれば、
十分書ける難易度なので、まずは基本から固めましょう。
大阪大学古文の出題傾向は?
参考までに、過去6年間の出題内容は以下の通り。
2022…西遊記
2021…紫式部日記
2020…発心集
2019…増鏡
2018…和泉式部日記
2017…浜松中納言物語
このように、歴史物語からの出題は少なめで、
近年では日記からの出題が多めとなっています。
参考までに、2015年まではかなりの頻度で説話が出題されていました。
ですが、最近は説話からの出題が減っています。
このように、一概に出題傾向を示せないため、
どのような問題に対しても解けるようにしておきましょう。
そして、阪大古文の特徴として抑えておく必要があるのは、
和歌問題がほぼ毎年出題されるということです。
和歌については、2021年のように和訳の年もあれば、作者を答えさせるものも出題されます。
ですので、ある程度基礎が固まれば、
和歌問題を中心に扱った「SPEED攻略10日間 国語 和歌」
などの参考書に取り組むことをおすすめします!
大阪大学国語、古文対策おすすめ参考書は?
阪大古文の傾向は、
○記述量が多め
○文章は比較的読みやすい
○和歌問題が頻出、
ということでした。
これらに対応する参考書を3冊紹介するので、ぜひ参考にしてください!
1.読んで見て覚える 重要古文単語315
古文の勉強でなんといっても欠かせないのが古文単語帳。
市販されている古文単語帳は複数ありますが、
阪大古文で高得点を狙うのであれば、「読んで見て覚える 重要古文単語315」がおすすめです。
その理由は、
○315語(関連語、派生語も合わせれば600語近く)という過不足ない単語数
○例文がついているので、例文の音読が非常に効果的
○アプリがあるので、一人で効率よく単語チェックができる
などです。
特に、例文がついているというのは非常に強い点。
※例えば、古文の「そこ」の意味はなんでしょうか?
この意味は、「あなた」。
「そこをのみ見し」という文を、「あなただけを見ていた」と訳せるためには、
例文の読み込みが必要なのは明らかですね。
まずは一語一訳を覚えるのが大切です。
しかし、覚えた英単語を即座に長文読解で活かせないのと同様、
古文についても例文を体に叩き込んで覚えましょう。
それができるのが「読んで見て覚える 重要古文単語315」です!
2.古文上達 基礎編 読解と演習45
この参考書は、文法の知識を練習問題でチェックし、
さらに文章題形式の実戦問題で確認、
という2つの演習ができる参考書です。
そのため、1冊仕上げることにより、受験で必要な知識がほぼ完成するのがメリット。
また、阪大で頻出の和歌の語法についても、
かなりのページを割いて解説してあります。
阪大受験をするのであれば、まずはこの本1冊を完成させて、
普段の学習の際に活かせるよう知識を身に着けましょう。
3.岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
この参考書は、ある程度文法的な知識が固まった上で、
その文法の知識をどのように読解に活かすのか、解説している参考書です。
ある程度単語や文法の知識が固まってくると、
古文の難しさは、主語把握の難しさに帰結されるのではないでしょうか?
この参考書は、どのように主語をとるか、敬語を読解にどう活かすかなど、
今まで培った文法知識を読解に結びつける橋渡しをしてくれます。
私自身、古文はとても苦手だったのですが、岡本先生のおかげで、
どのような古文も内容がとれるようになり、センター古文は模試も本番も満点!
この参考書も、基本を固めて、過去問演習に入る前に挟みましょう!
まとめー大阪大学国語の傾向と対策、古文について
今回は、大阪大学の二次試験対策として、
古文を中心に解説しました。
阪大の二次試験国語は、記述量が非常に多く、
この傾向は現代文のみならず古文にも当てはまります。
そのため、傾向を掴み、早めに対策をすることが肝要。
武田塾香椎校では、こういった志望校ごとの対策について、
ひとりひとりにあった勉強の計画を徹底的に立てます。
そのうえで、1週間、1日ベースで勉強を管理するのが強み!
今回の記事を読んで、
「阪大対策についてもっと知りたい」
「○○大学に現役で合格したい」
「効率のいい勉強法について教えてほしい」
などありましたら、ぜひ無料受験相談にいらしてください!
お会いできるのを楽しみにしております!
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