こんにちは!武田塾香椎校です!
3月になり、前期入試が一段落しましたね。
受験生の皆さんは、後期日程の勉強に差し掛かっていることと思います。
後期での合格には、この残り少ない期間でどれだけ効率よく勉強ができるかが大切。
そこで、今回は、後期日程に向けてするべき科目の代表格、「小論文」について解説します。
どのように対策をするのか、勉強法はどうするのか、徹底的に解説。
また、おすすめ参考書についてもピックアップするので、ぜひ参考にしてください。
最後まで諦めず、対策を進めましょう。
1小論文の勉強法ー小論文とは何かを理解する
小論文は、勉強するか否かの違いが大きい科目。
小論文とはなにか、ということを理解し、基本的な書き方と練習を積むと、
1週間程度でも大きく点数を伸ばせます。
まずは、「小論文とはどのような科目か」について理解しましょう。
例えば英語の勉強を進める上で、単語帳や文法などの参考書をつかいますよね?
それと同様、小論文についても、基本について解説した参考書を1冊通読することから始めます。
小論文の参考書を進めるメリットですが、
✔小論文と作文の違いは?
✔小論文を書く上で語尾はどのような形が望ましい?
✔小論文の段落わけや構成はどのようにするのがよい?
✔助詞(は、が、も)の使い分けはどうする?
こういった点について理解できること。
これらを理解してから書くほうが、勉強の効率が上がることは
日の目を見るより明らかですね。
さて、この点で取り組んでもらいたい参考書は、
「田村のやさしく語る小論文」です。
この参考書は、1冊で小論文の基本を抑えられる上、ボリュームもそこまで多くありません。
1日あれば通読できる量なのもポイント。
前期試験が終わり、後期に向けて小論文の勉強を始めよう!
という人にもおすすめできます。
2後期日程小論文の勉強法ー過去問分析&テーマ理解をする
後期日程は、前期日程と比較して大学の色が強く出やすい入試形態となっています。
以前、後期日程についてまとめた記事で紹介したように、
小論文という名前で物理の問題が出題されたり、英語の読解が必要だったり…
と、大学によってはもはや小論文でない試験が、「小論文」という名前で出題されています。
そのため、まずは受験する大学の過去問を手に入れ、どのような問題が出題されているかを確認する、「過去問分析」から始めましょう。
過去問分析のポイントですが、
□試験時間は何分か
□記述量は何文字か
□課題文型の場合、どのようなテーマが頻出か
といった点は最低でも抑えましょう。
例えば、福岡教育大学の場合、
試験時間は60分、記述量は合計500字弱、出題傾向は教育に絡んだ内容が頻出
また、佐賀大学医学部の場合、
試験時間は100分、記述量は800-1000字程度、出題傾向は高齢者関係が多い
のように分析でき、それぞれに合った対策を進めることができます。
分析の上で、頻出テーマについての背景知識を覚えることが効果的。
背景知識の定着には、「小論文のネタ本」がおすすめです。
この参考書のメリットは、小論文で頻出のテーマについてまとめてあること。
例えば、武力紛争であれば、
〇武力紛争の定義、具体例
〇武力紛争の背景
〇武力紛争の問題点
〇武力紛争の解決策
といった項目についてまとめられています。
そのため、この章を読むことで、必要な背景知識や、書きやすいアイディアについて理解でき、効率よく勉強が進められます!
3小論文の勉強法ー実際に書いてみる
小論文の勉強で一番大切なのは、実際に文章を書いて練習すること。
ここではポイントが3つあります。
①本番と同じ条件で書く
書くにあたって、おすすめの題材は、
「小論文のネタ本」
「志望校の過去問」
など。過去問は、本番と同じ時間、出題テーマで演習できます。
そのため、時間がなければまずは過去問から取り組むことをお勧めします。
そして、実際書くにあたっては、かならず時間を図って行いましょう。
また、すぐに文章を書き始めるではなく、どのような構成で書くか、アウトラインを作ってから書くのが良いでしょう。
というのも、いきなり書き始めると、
論理的に主張ができていない、全体としてまとまりのない文章となってしまいます。
ですので、こういったアウトラインを作って、実際に書く
というところまでを、時間内に終わらせられるよう練習するのが効果的です。
②書いた文章を自分で校閲し、人に見てもらう
一度小論文を完成させたら、その文章を自分で見直し(校閲)しましょう。
その際のポイントは、
〇文と文のつながりがおかしくないか
〇一文が長すぎて、主語と述語が一致していない文になっていないか
〇段落分けは適切か
といったことに注意して、自分で書いた文章を採点することがおすすめです。
というのも、こういった作業をすることで、自分の小論文の弱点を洗い出し、よりよい文章を書くことができます。
自分の書いた文章を見直すのは気乗りしないものですが、この作業が一番効果的なので、ぜひ取り組んでください。
そしてなにより大切なのは、「自分の書いた文章を人に見てもらうこと」
高校の先生や、塾の担当者に必ず小論文を採点してもらうようにしてください。
自分一人では気づくことのできなかった点が明らかになり、対策が捗ります。
武田塾香椎校は、月~日の週7日自習室が使えるうえ、質問や小論文の添削もし放題!
小論文の対策をしている人は、小論文を書き、それに対しフィードバックをもらうことで実力をめきめき上げています。
③リライト(書き直し)をしよう!
実際に文章を書き、人に見てもらい、修正点を理解した後は、
最後に、リライト(書き直し)を必ず実施してください。
この時も同じく、時間を制限して、もう一度本番と同じ緊張感で小論文を書きましょう。
そして書き直した文章を、もう一度見てもらい、もう一度リライト…
というサイクルを繰り返すことで、実力を高めることができます
特に、過去問のやり込みは大切です。
過去問演習は、志望校合格の近道。
何度も書き直し、時間内に問題なく書けるように練習を積むようにしてください。
まとめー後期日程小論文の勉強法
さて、今回の記事では、後期試験までの残された期間でどのように小論文の勉強を進めるかを解説しました。
小論文は、正しい方法で努力すれば、ごく短期間で成績を上げることができます。
後期入試までの残り少ない期間で頑張るか否かが、合否の試金石です。
勉強法がわからない、進め方に不安がある等ありましたら、
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