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【2022】国公立の後期はどう出願する?日程、難易度、選び方は?

こんにちは!武田塾香椎校です!

共通テストが終わり、受験生は志望校の対策をより一層進めていることと思います。

 

一方で、私立国立問わず、受験校選びに悩んでいる人も多くいるでしょう。

特に難しいのが、国公立大学の後期試験。

 

国公立志望の受験生は、前期試験で第一志望の大学を出願しますね。

しかし後期はどこに出願したら良いのかわからない、という声を毎年良く聞きます。

私も、後期試験の出願について塾や予備校、高校の先生と話し合い相当苦労して決めた覚えがあります。

 

今回は、国公立大学の後期試験について、日程から大学の選び方、難易度等々まで徹底的に解説!

納得いく志望校選びの助けになれば幸いです。

私個人の経験についても書くので、ぜひ参考にしてください!

 

国公立の後期試験、出願締め切りと日程は?

知っている人も多いと思いますが、国公立大学の出願期間と、入試の日程については全国の大学で統一されています。

 

そのため、国公立については私立大学と異なり同じ日程で複数の大学を受けることができません。

前期日程で1大学、後期日程で1大学しか受けられないので、出願は共通テストリサーチの結果なども踏まえてよく考えて行いましょう。

 

※共通テストリサーチの見方についてはこちらも参考にしてください!

 

具体的な日程については、以下のとおりです。

国立大学の出願締切と試験日程

1月24日(月)~2月4日(金) 出願期間

2月25日(金)~ 前期試験

3月12日(土)~ 後期試験

 

ここで注意点ですが、国立大学については、前期試験と後期試験の出願をまとめて行います。

前期と後期で別の大学を受けることを検討している人は、早めに候補校の願書等の資料を取り寄せましょう!

 

公立大学の出願締切と試験日程

1月24日(月)~2月4日(金) 出願期間

2月25日(金)~ 前期試験 

3月8日(火)~ 中期試験

3月12日(土)~ 後期試験

 

公立大学についても、前期日程と後期日程の出願をまとめて行います。

また、公立大学には、中期日程という特殊な日程があります。

ただ中期日程は、大学学部によってある場合とない場合があるので、受ける場合はよく注意しましょう!

カレンダー

国公立の後期試験、倍率と難易度はどうなる?

国公立大学の後期試験を出願する際に、大切なことはなんでしょうか。

様々あると思いますが、共通テストリサーチなどで見られる前年度の倍率と、受験の難易度については必ず把握しましょう。

 

ただし、この倍率と難易度の見方は、前期試験とは異なる点に注意することが必要です。

 

国公立大学の後期試験、倍率についての注意点

後期試験の倍率を見てもらえるとわかると思いますが、前期試験と比較すると非常に高い数字となっていますね。

しかしながら、後期試験は倍率が高いので合格しづらい、ということにはなりません。

 

ここでのポイントは、出願倍率実質倍率が全く別であることです!

 

どういうことかというと、前期試験で合格し、前期で合格した大学に進学する人は、一切の後期試験を受けることができません。

 

ですので、後期試験には出願しているが、結局後期試験を受けない、という人がたくさん存在します。

 

例えば、九州大学の法学部の場合、昨年度の後期試験の出願倍率6.8倍となっています。

しかしながら、実質倍率2.0倍まで下がっています。

理由は、先程説明したとおりで、倍率は全然違いますね。

国公立大学の後期試験、難易度についての注意点

では、実質倍率が低いのであれば後期試験はそこまで難しくないのでは?

と思う人もいるかも知れませんが、後期試験は前期試験と比較するとやはり難しくなっています。

 

その理由としてはまず、

前期試験でより難しい大学を受けた人が、後期試験で大学を落として受験する事が挙げられます。

 

もう一つの理由としては、後期試験を実施している大学が減っていることを挙げられます。

例えば大阪大学は、2010年代から徐々に後期試験廃止へとかじを切りました。

また、京都大学や東京大学も殆どの学部で後期試験を廃止しています。

 

こういった事情も後期試験の難易度上昇に拍車をかけているでしょう。

 

国公立の後期試験、出願のポイント

ここまで、後期試験の特徴について説明しました。

では、どのようにして後期試験を受ける大学を決めるとよいのか、を説明します。

その際に重要になるのが次の3つのポイント、ぜひ意識してみてください。

1.共通テストリサーチを使って共通テストと二次試験の配点を確かめる

まず注意してほしいのが、共通テストと二次試験の配点です。

当たり前と思うかもしれませんが、前期試験と後期試験では共通テストの大切さが異なります。

 

多くの大学の後期試験は、共通テストの配点比率が比較的大きい傾向に。

また、二次試験科目も小論文や面接、総合問題といったように、前期試験と違った形式を取るものが多くなります。

 

共通テストの配点が大きくなるということは何を意味するでしょうか。

 

共通テストを取ることができた人⇒ほとんど共通テストだけで結果が決まる、ということを意味します。

共通テストで失敗してしまった人⇒比較的逆転の可能性が高い、二次の配点が高い大学を選ぶのがオススメ、となります。

 

このように、共通テスト:二次試験の配点を分析することが大切です。

また、共通テストリサーチを使って自分の相対的な位置を確認し、勝負できる大学を出願しましょう。

 

最悪の場合、後期試験で出願したものの、共通テストの配点が大きく二次試験で満点をとっても合格できない、ということになるので要注意(去年あった話です)!

2.必ず過去問を見て問題を確かめる

とりあえず倍率と判定だけみて出願!という人もいるでしょう。

しかし、いざ後期を受ける際に問題の傾向と対策が把握できていないと勝負できません。

ですので、前期一発勝負!という人も必ず後期試験の問題を確認しておきましょう。

 

特に後期試験は、小論文を出題する大学が多く存在します。

一概に小論文といって、自分の意見を書けば良い、と思っている人も多いのではないでしょうか。

 

近年の小論文の形式は多様化しており、特に最近では課題文型の小論文や、図表読み取り型の小論文が殆どになっています。

逆に、昔出題されていたような「環境問題について考えるところを書け」といった自由作文型の小論文はほとんど見られません。

 

また、一部「小論文」という名前で英語の文章を読ませる大学もあり、実質英語の勝負となる場合もあります。

 

そう思えば、「総合問題」という名前で実態は化学、といったパターン。

「小論文」という名前だが課題文が生物の内容について英語で書かれている、というケースもあります。

 

このように、本当に後期試験の形式は多様です。

必ず過去問については確認しておきましょう。

3.浪人してよいか否かをしっかり考える

国公立大学の志願者にとって、3月半ばにある後期試験は、浪人するかしないかの最後の砦となります。

そのため、出願の際には、前期試験で失敗してしまった場合、本当に浪人できるだろうか、ということをよく考えましょう

 

例えば、安全校(滑り止め)として私立大学を受験している場合には、

難易度は高くても自分の志望大学の後期試験にチャレンジする、というのはよくある話です。

 

また、浪人覚悟でも絶対に第一志望の大学に進学したい場合、前期も後期も同じ大学を出願、という人も多く存在します。

 

一方で、現役合格かつ国公立大学に進学したい、というケースもあります。

その際は、大学をかなり落としてでも、後期試験で確実に合格できる大学に出願するのも有りえます。

 

こういった事も踏まえ、出願の時期に、学校や予備校、塾の先生、親などと相談して決めることが大切だと思います。

※国公立の後期試験、私個人のケース

私は、前期試験と後期試験のどちらも大阪大学法学部を出願。

センターリサーチ(当時)によると、後期試験の判定はC判定で、微妙なラインです。

 

しかし、赤本を買い、小論文を中心とした後期試験の問題の形式と相性が良いことがわかったことと、

第一志望は譲れないことが決め手となり、大阪大学法学部にしました。

国公立の後期試験、出願と日程、難易度、倍率のまとめ

今回は国公立大学の後期試験について解説しました。

出願の締め切りは前期と同じであること、難易度や倍率、問題の傾向については色々と注意する点がありましたね。

後期試験の出願の際には、ぜひこの記事をみてポイントを整理してみてください。

 

最後になりましたが、共通テストが終わってから二次試験までの期間が、一番成績が伸びる時期です。

 

今まで培ってきた基礎知識を、過去問演習という形でアウトプットしつつ、知識の不足を詰め直す、これを繰り返すことで成績は指数関数的に伸びます。

ですので、入試直前の最後の一日まで諦めず頑張ることが大切!応援しています!

 

もし、効率的な勉強法について知りたい、あるいは来年の入試に向けての計画を立ててほしい、などありましたらぜひ武田塾香椎校にいらしてください。

 

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