みなさんこんにちは! 武田塾刈谷校です!
今回の記事では東海地区にフォーカスを当てて、私立との併願の相性が良い大学について徹底解説していきます!
(図の中にあるセンター試験は共通テストに置き換えて読んでください)
そろそろ11月ということで、
「本格的に併願校を選ばなきゃ」
と悩んでいる方が多いかと思います!
これを読めば君の抱えている疑問や悩みは解決だ!
併願校の結論はこれだ!
国公立を目指している生徒はそろそろ私立の併願校とかも決め始めている時期ですよね。
でも、一口に国公立とは言っても、試験の難易度や形式・配点は一様ではありません。
たとえ難しい国公立であったとしても、私立を併願するのにあまり相性が良くない大学。いい大学。どちらもあります。
結論としては以下の通りです!
・相性の悪い国公立を志望する場合→私立は守りの姿勢で挑むべき
・相性の良い国公立を志望する場合→少々攻めの姿勢で臨んでもよい
情報収集の重要性
「自分の志望する国公立が、果たして私立と相性が良いのかどうか」
それを知っていないと、受験校を決める際に、大きな過ちを犯しかねません。
「こんなはずではなかった」と後悔しても取り返しはつきません。
一生に一回の大学入試です。
しっかりと情報武装して、悔いのない受験生活を送りましょう。
相性をランクわけしてみた
それではさっそく、東海地区の有名国公立を難関私立との相性でランク分けしましたので、こちらをご覧ください。
いかがでしょうか?
ランクAは私立との相性が最も良い国公立のグループです。
ランクAからDに近づくにつれて、だんだん私立との相性が悪くなってきます。
東海地区にはBランク、つまりAランクに次いで難関私大との相性の良い大学群がありません。
どうしてBランクがないのかは後でお伝えします。
Cランクの大学群を見ると、「あれ、名市大や静岡大ってどうしてCランクなの?」って思いましたよね?
また、わたしは一番下のランクDに愛知県立大学や信州大学を含めました。
「えっ、信州大学って難しいでしょ?どうしてランクDに分類されるの?」って思いましたか?
みなさん、このランク分けの根拠、気になりますよね?
皆さんのリクエストに応えて、このランク分けの根拠についてお話ししましょう。
この根拠の考え方は、東海地区以外で私立と相性のよい国公立大学を探す上で、すっごく大事な考え方になります。
必ず読み進めるんだよ?
最後の方には、東海地区の文系トップの南山大学、理系トップの名城大学と相性の良い国公立大学も紹介しております。
お楽しみに!
2次と共テ、どちらが重視されるか
まず、国公立入試には2次試験の結果が重視される国公立と、共通テスト試験の結果を重視する国公立とがあります。
前者を「2次試験重視」、後者を「共通テスト重視」とこれから呼んでいきます。
「2次試験重視」の国公立
例えば、2次試験重視の典型大学である、名古屋工業大学をみていきましょう。
共通テストと2次試験の配点の違いを意識して見てみてください。
名古屋工業大学は
・共通テスト配点:450点
・個別学力試験(2次試験):1,000点
合計 1,450点となります。
2次試験が共通テストの倍以上の配点があるのです。
したがって、名古屋工業大学に合格しようと思えば、2次試験でも使う英数理をめちゃくちゃ勉強して尖らせていく必要があるわけです(ただし、名工大は2次の英語がマーク式であるため、比較的易しい)。
この「主要3科目をめちゃめちゃ尖らせる」というのが私立受験を優位に進めるための非常に大切なものです。
なぜなら、私立入試は主要3科目の一般入試がメインです。
しかも、難関と言われる私立大学の入試問題の難易度は、そのほとんどが共通テストレベルを超えています。
たとえ共通テストレベルの力があっても太刀打ちできない可能性があります。
したがって、共通テストより難易度の高い2次試験の対策が重要になるような「2次試験重視」の国公立大学は、私立との併願の相性が良いわけです!
それでは次に共通テスト重視の国公立の話に移ります。
「共通テスト重視」の国公立
つぎに、共通テスト重視の国公立をみていきます。
その代表例が信州大学です。
こちらが信州大学の配点になります。
・共通テスト配点:900点
・個別学力試験(2次試験)配点:400点
合計 1,300点となります。
名古屋工業大学と全くの逆で、こちらは共通テストの配点が2次の配点の2倍以上あるのです。
つまり、信州大学のような共通テスト重視の試験の場合、共通テストへの勉強にどうしても比重を重くせざるを得ないのです。
すると何がまずいのかというと、「英国社(or数)」もしくは「英数理」といった私立入試で必要な主要3科目を尖らせることができません!
したがって、難関私立大学との併願の相性があまりよくない、ということになります。
一方で、共通テストレベルの問題を出題してくれるような中堅私大とは相性がよいです。
共通テスト重視の国公立志望の人でおさえの大学をしっかりと確保したいのであれば、併願校として難関私大の受験を手薄めに。
でも、中堅私大の受験を手厚めに受けられることをお勧めします。
2次試験の科目数はどうか
さて、2つめの根拠ですが、それは「2次試験の科目数」です。
2次試験の科目数が3科目あれば、とうぜんその3科目を勉強する比率が高まります。
2次試験の科目が多い
2次試験の科目数が多い=私立受験に有利
ということとなります。
上記の例を使うなら、名古屋工業大学の2次試験科目は3教科です。
したがって、この3教科を存分に鍛えるようになるため、3科目受験の難関私立との相性がよくなります。
2次試験の科目が少ない
2次試験の科目数が少ない=私立受験に不利
という場合は、逆となります。
信州大学の場合は2次試験科目が1、2科目しかなく、難関私立との相性は悪いということになるのです。
相性の良い大学をカテゴリー分け
さて、ここまでくると、あとは上で話したことを掛け合わせれば難関私立と相性の良い国公立大学のカテゴリーを作ってあげることができます。
次の表にまとめましたのでご覧ください!
この表では、「2次重視/共通テスト重視」という軸と、「2次試験科目数3/2/1」という軸で整理しています。
すると、最初にご覧いただいた通りにカテゴリー化することができるわけです。
どうですか?わかりやすいですよね?
こうやってわたしは、私立と相性の良い国公立を分析していた訳です。
他地方の大学にも応用可能
この方法さえ知っていれば、ここに載っていない国公立でも自分でカテゴリー化できると思います。
例えば、東海地区で見ればランクBの大学はありませんが、中部地方で見れば、金沢大学が共通テスト重視&2次3科目でBランクのカテゴリーに入ります。
ぜひ自分の国公立は私立と相性がよいのか、調べてみてください!
東海地区トップ私立校と相性の良い国公立
私立と相性の良い国公立を紹介し終わったところで、もう少し具体的な話もしますね。
東海地区の文系トップの私立といえば南山大学。理系トップは名城大学ですね。
では、東海地区の国公立文系で、南山大学と相性が良い大学はどこか。理系で名城と相性の良い大学はどこか。
さきほどの表に書き加えて、図を作成してみました。こちらをご覧ください。
・南山大学と相性の良い国公立=名古屋大学
・名城大学と相性の良い国公立=名古屋大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学(薬)、岐阜大学(工)
と言った感じです。
南山大学の場合
まずは文系の方から説明します。
東海地区の有名国公立の文系で、2次重視の難関大は非常に少ないです。
いや、少ないというよりも、名古屋大学のひとつだけです。
だから、南山と相性の良いところを紹介するとなると、名古屋大学の一校だけとなります!
名古屋大学で、南山の併願成功率は70%くらいです。
ランクCとDの国公立の人の中にも、合格する人はもちろんいます。
でも、あまり相性が良いほうとは言えません。
名市大受験者の南山大学の併願成功率でも50%くらいと言われており、静岡大や三重大は30%前後だと言われています。
ランクCやDの国公立志望の人が南山を併願するときは、気を付けた方がよいです。
名城大学の場合
また、理系の場合は文系とは違って、2次重視や2次試験科目の多い大学がいくつかあります。
ランクAやBに入っている理系の大学・学部は名城大学と相性が良いと言えるでしょう!
名大受験者の名城併願成功率で80%強、名工大は60%半ばですが、静岡大・三重大になると50%前後と言われてます。
併願成功率が相性の良さを物語っていますね。
名市大・静岡大・信州大・三重大の医学部医学科志望の受験生は、併願校で名城大学を併願することはないかもしれませんが、一応相性はいいので青の枠で囲ませております。
ぜひ併願校選びの参考になさってください!
相性の良い併願校のまとめ
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました!
皆さん、この記事は参考になりましたでしょうか?
このように、これからも武田塾刈谷校では様々な受験のノウハウを皆さんにお伝えしていきます!
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