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【現役理系大学院生による】大学院の実態を紹介します!

こんにちは!武田塾刈谷校です!皆さん,充実した夏休みは過ごせていますでしょうか?

高校1,2年生の方は部活に宿題,受験生の方は,志望校合格に向け,一生懸命に受験勉強に励んでいることだと思います.

さて,そんな皆さんは,大学進学後の進路について考えたことはありますか?
就職,大学院進学など様々な進路選択が考えられます.
特に理系の方については,大学院進学を視野に入れている方が多いのではないでしょうか?

ブログの筆者は現在,理系の大学院に所属しています.
そんな私が,現在所属する大学院の実態について紹介していこうと思います!
(※私は現在,大学院前期博士課程の学生であるため,本ブログでは大学院前期博士課程についての話になります.大学院は前期博士課程と後期博士課程があり,それぞれ最短で2年,3年で卒業することができます.)

 

大学院に入学するためには?

一般的に大学院の入試では,出願時に希望の研究室を選択し,受験者同士でその研究室の合格者の枠を争います.
私が通う大学院の入試形式は主に以下の2種類あります.

  • 推薦入試
  • 一般入試

1つ目の推薦入試では,所属する研究室の担当教員の方による推薦を受け,大学院進学を狙う入試形式になります.
実際の入試ではその時点で取り組んでいる研究のプレゼンテーション・面接を受けることになります.

私の大学では推薦を受けることができる条件として,成績(GPA)が所属する学科の中で上位3割以上である必要があります.
また,研究室毎で推薦入試で入学できる学生の数が決まっており,上記の条件が満たせている場合でも,推薦入試を受けることができない場合があります.
(例えば,研究室の推薦受け入れ枠が3人であったと仮定すると,その研究室を狙う成績(GPA)上位3割以上の受験者が4人の場合,その中で一番成績低い受験者は推薦入試を受けることができません.)

推薦入試については受験大学の内部生については,ほとんどの場合で合格すると言われています.所属する大学の大学院にそのまま進学したいと考えている方は学部生の内からしっかり勉強に取り組み,高い成績(GPA)を維持し,推薦入試資格を得られるように頑張ることをお勧めします!

2つ目の一般入試は,筆記テスト・面接によって合否を判定する入試形式になります.
筆記テストの内容は英語,数学,専門科目(機械系であれば流体力学,熱力学,材料力学など)になります.
英語については,TOEICやTOEFLのスコアを英語の点数として使用できる大学もあります.

一般入試では推薦入試と異なり,学部生時代の成績(GPA)を見られることはなく,ほとんどテストの点のみで合否が判定されます.
また,外部の受験者の方も多く出願する場合もあるため,十分な勉強時間を確保して本番に臨む必要があります.

 

生活について

続いて,大学院生の生活について紹介していきます!

一般的には研究活動がメインになります.
研究室によってはコアタイムと呼ばれる,「この時間は研究室にいましょう」という時間帯が設けられており,研究室選びの際の1つの判断材料にもなっています.
また,研究室旅行,球技大会,飲み会,BBQなど様々なイベントが開催され,楽しい研究室ライフを送ることもできます.

続いて,学年別の生活について話していきます.
(ここでは,大学院前期博士課程の1年次,2年次についてです.)

まず,1年次では授業・研究・就職活動があり,とても忙しい学生生活が待ち受けています.
ほとんどの大学院生は,単位の大半を1年次に取得することになります.
よって,授業を受けながら,合間の時間で研究と就職活動を進めていくような生活になります.

続いて,2年次です.
大学院前期博士課程の2年次では,修士論文作成に向け,研究活動に本腰を入れる生活になります.
大半の学生は,1年次までに授業,2年次頭までに就職活動を終えているため,2年次の大半は1に研究,2に研究,3に研究といった具合になります!

学部生時代も課題・テスト勉強に忙しくはありましたが,大学院では更にやるべきことが増え,生活の大半を大学・研究室で過ごすことになります.

逆に言えば学生の本分である学業に存分に勤しむことができる時間を過ごすことができます.(笑)

就職活動について

最後に就職活動についてです.
大学院生の就職活動は,私の周りでは1年次の頭から2年次の頭にかけて取り組んでいます.
流れとしては,企業・業界研究に加え,夏,秋,冬と企業等のインターンシップに参加し,本選考,内定となります.
また,理系の大学院生の就活では,ほとんどの場合で面接時に研究内容について質問されるので,研究活動ともしっかり両立させることが重要になってきます.
その際,エントリーシートの添削や面接対策等を研究室の先輩に手伝ってもらえるので,サークルや部活等に所属しておらず,知り合いの先輩がいない学生にとっては嬉しいことですね.

就職活動を経験した私個人の意見としては,研究・授業と両立させながら就職活動を進めていくのは大変でした.
しかし,平日はほとんど毎日研究室に通っていたので,同期の友達と近況を報告しながら,就職活動を進めていくことができたので,精神面では安定していました.
忙しくはありますが,研究室の学友と励ましあいながら就職活動に取り組めるのは,大学院生の良い点の1つだと思います.

以上で大学院の実態についての紹介は終わります.少しでも今後の進路の参考になればと思います!

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