こんにちは。武田塾刈谷校です。
今日は、三度の飯より大切なもの(いや、ご飯をちゃんと食べるのは大切ですよ!比喩ですよ!比喩…)模試の復習についてです。
特に受験生は模試が一か月に一回のペースでやってくるのがスタンダートです。
なので、疎かになりがちな模試の復習、ここの重要性について今日は語っていきたいと思います。
1.模試について
皆さん、模試というと、どういうことをイメージするでしょうか?
偏差値がいくつ上がった、下がった、
志望校判定がどうだった、
何がどれくらい解けた、解けなかった…
などなど思い描く感想はそれぞれでしょう。
でもでも、模試がその真価を発揮するのは、復習にあります!!
例えば、偏差値で言えば、今の学習状況を把握する分には十分に役立ちますが、基本的に絶対的な指標ではありません。
模試によって偏差値は変化しますし、自分が今回受けた模試の中でどのくらいの順位にいるんだなぁと思う程度で大丈夫なのです。
中には、偏差値がとっても大事で、偏差値の上がり下がりでモチベーションやメンタルが上下してしまう人もいるでしょう。
これを偏差値絶対主義とでも呼びましょうか。
確かに偏差値は一つの指標です。でもそれを絶対視してしまうのは明らかに間違っています。
第一、その偏差値は受験時の偏差値ではなくて、現時点のものです。
受験生は日々成長します。そのスピードや成長度合いも人によってさまざまなのです。
なので、今の模試がそのまま受験における偏差値と換算するのは早計です。
かくいう、筆者も受験生の時はよくやっていました。
筆者は成績が上がるのは夏休みを過ぎ、秋口に入ってからでしたので、
夏休みの時期はもう偏差値を見て一喜一憂、いや、一憂どころかめちゃくちゃショックを受けてへこんだものです。
でも、そんなへこたれている暇が合ったらペンを取り、勉強に費やすべきだったのです。
分かっていても、わかっていても、、、という気持ちもわかります。
実際筆者がそうだったから。でも、ここでへこたれて歩みを止めてしまったら、
せっかくその期間勉強していて伸びるはずだった成績が伸びないかもしれない、
後受験で1点に泣くかもしれない。その1点はへこたれているときに勉強をしておけば取れていたかもしれない。
そう思うと、後悔してしまうじゃないですか。
なので、受験の時後悔しないように歩みを止めてはいけません。
いいですか、偏差値絶対主義者の皆さん、まずその考えを捨てるところから始めましょう。
そして、次は志望校判定絶対主義者の方です。
今どんな判定が出ていますか?
例えば、志望する大学全てにE判定がついてへこたれていませんか。
これも筆者がそうだったのですが、書く所書く所すべてにE判定がつきました。
E判定は良い(E)判定、なんてとんでも面白くない励まし文句が界隈を飛び回っていますが、
そんなのこれっぽっちも自分を励ます言葉にはなりませんでした。
ですが、今だから思う、今の志望校判定を気にして何になる、声を大にしていいたい。
今の学力が受験期の学力なのだろうか?いや、そんなことはない!!受験生は日々成長しています。
なので、今の判定がなんだ!それが俺の実力!?ふざけんな!くらいの気概を持っていきましょう。
志望校判定を本当に受験に役立てるのは、共通テストが終了したあとにオープンするバンザイシステムで、
志望校判定による受験校選定を行います。
なので、今の判定で行ける行けないを決めるのは早計にもほどがあります。
なので志望校判定絶対主義者の皆さんも落ち着いて、まずは深呼吸をしましょう。
そうして、目の前にあるそれぞれのやらねばならぬものに集中して取り組みましょう。
2.模試の復習について
前説がかなり長くなってしまいましたが、では、模試はどこに真価を発揮するのか。
それは復習です。
模試とは実際の入試問題を模して作った試験の事です。
なので、入試に近い形式でそれに真面目に向き合い、解いた、
それは割と多くの方がやることかなと思います。
しかし、復習をしっかりやっていない人って案外多いのです。
なんともったいない!?
普段の練習とは違う緊張感で解いた初見問題、
これを復習しないでどうするのか!と叫びたいのであります。
模試の復習は自分が真摯に取り組んで解いた問題のどこが間違っていたのか、
どこの発想が違っていたのか、確認し、それを自分の力にするのです。
その為に復習をするのです。それはすなわち入試問題に適応する近道なのです。
なので、三度の飯より模試の復習、なのです。次同じような問題が出てきた時に絶対落とさないために、
復習は時間を掛けてかつ、完璧に行いましょう。
模試というモンスターから得られる栄養分をもらえるだけもらいましょう。そういうイメージでいることが大切です。
3.復習の方法について
ではどうやって模試を復習していったらいいのかというと、
まずは模試の解説をあっている問題も含めて全て見て、
自分の着想や解法などにずれている点がないか確認しましょう。
正解していても、たまたま正解していただけで、本来の方法とは別の方法で正解にたどり着いたかもしれません。
なので、あってる問題も含めてすべての問題の解説に目を通すことが大切なのです。
その上で、解法を見ながら、解き直しをしましょう。
そこで、より実践的に解法を再現できるようになりましょう。
解法の再現は、とても重要です。
そこにどういった思考を入れたら良いのか、実践レベルで練習できるので実力を上げるうえで欠かせません。
さらに、それも出来たら、解法を見ずに問題だけで解けるかどうか確認しましょう。
それができようになって初めて模試の復習をしたということです。
なお、復習をしていく中で自分の苦手分野がはっきりしてきた場合には、
模試の復習後にしかり苦手分野をつぶしておきましょう。
どういった発想がたりなかったか、どういった公式を忘れてしまっていたか、などしっかりケアをしてあげることも大切です。
模試から色々な分野にやることを増やしていきましょう。
4.まとめ
受験生や非受験生に関わらず実施される模試の復習はとても大切です。
同じような問題が出たときにしっかりと解けるようにしておく、この力を得ることで学力は確実に上がります。
今の成績がどうか、なんて受験には関係ありません。
受験生は日々成長しているのです。それを信じて勉強していきましょう。
その先に、皆様の後悔のない受験が待っているといえるでしょう。