リスニングの勉強法って?
こんにちは、武田塾刈谷校です。
突然ですが、みなさんはどのようにリスニングの勉強を行っていますか?
リスニングはリーディングや他の教科と違って力を入れている人は少ないと思います。さらに言えば、共通テストの配点比率が低い大学を受験する人や、個別試験では必要ない人もいることでしょう。
しかし、配点が低かろうと1点は1点です。
全く勉強をせずに悪い点をとってしまい、後悔してからでは遅いです。力を入れて対策している人が少ない分、一度得意になってしまえば大きな得点源になります。今のうちにできることから始めて、後悔のない受験をしましょう!
そして実は、リスニングの勉強はリーディングの勉強にも役立つので、それを紹介していきたいと思います!
①単語を覚える!
まずは、単語を覚えることから始めます。
え?「当たり前だろう」ですって?
はい、確かに当たり前のことです。
リーディングであっても単語を知らなければ何も読めませんよね。それと同じで、リスニングも、音を知らなければ聞くことはできません。自分は知っているつもりでも、間違って覚えていることもあります。
なのでまずは、英単語を完璧にするところから始めましょう。
また、英単語を覚えるのと一緒に発音を覚えることで、記憶の引き出しが増えます。
例えば"conceal"という英単語を覚えるとしましょう。その時にただ「conceal=隠す」と結びつけるのではなく、発音も一緒に、さらに化粧品のコンシーラーの元になっている英単語であることも覚えてしまいましょう。すると長文で出てきたときも、「conceal…なんだっけ。あ、コンシーラーの、だから隠すだな」と言ったように、思い出せる方法が増えるのです!
実際筆者は英単語を覚えるのが苦手だったのですが、受験期はあの手この手で記憶の引き出しを増やしました(笑)
このように、発音を覚えることは英単語の意味の記憶定着にも役立つのです!
自分の持っている単語帳、『システム英単語』や『ターゲット』の音声などを聞いて自分で口にしながら覚えると良いです。大抵の単語帳は、音声をダウンロードできるようにQRコードがついていたりするので、スマホにダウンロードしておいて空き時間に聞いて勉強することができます。
②文中の単語を聞き取れるようになる!
さて、単語の発音が完璧になったら、次は文章を聞き取れるようになりましょう。
残念なことに、単語をすべて完璧にしてもリスニングで満点はとれません。
なぜなら、文章になると発音が変わるからです。
例えば"cheak it out"という単語が有名でしょうか。"it"や"out"といった頭文字が母音である単語は、その前の単語の子音とくっついて聞き取りにくくなることがあります。あえてカタカナで文字を起こすなら「チェック イット アウト」が「チェケラ!」になるわけです。
意味が分かりませんよね(笑)
しかし、実際リスニングの音声を聞いてみるとそういうことは多々あります。音読のときに文中でどう発音されるかを意識することで、文自体を聞き取る力は向上します。勉強方法としてはオーバーラッピング、ディクテーションなどが挙げられますが、武田塾ではシャドーイングをおすすめしています。
やり方が知りたいよ!という人は、刈谷校でお待ちしております!
さて、単語の発音も覚えて、文章も聞き取れるようになってきた!という方は、英語に触れる時間を増やしましょう。
耳を普段から慣らすことで、本番で聞き取る力がグンと伸びます。リスニングの問題集の音声を聞くのも良いですが、それだけでは嫌になってしまう人も多いと思います。嫌なことはやりたくないので、続けることが困難になってしまいます。
そんな人は、YouTubeやTEDがオススメです!
YouTubeには海外の芸能人のインタビューや洋楽、TEDにはとても興味深いスピーチが多数あります。自分の興味のあるものと勉強を結びつけると、勉強が楽しくなってきます。筆者の高校3年の春は新型コロナウイルスの影響で休校期間だったのですが、その間にTEDの動画を100本見ました。そのおかげか、休校明けから苦手だったリスニングの成績が伸び、共通テストでは9割とることができました!
普段から耳を慣らすことは、リスニングには必要不可欠です。
…さて、ここまでがリスニングを聞き取るための勉強方法です。
正直、この3つのポイントだけではリスニングの点数は伸びていきません。
なぜなら、「リスニングを聞き取れること」と「リスニングで点を取れること」は全くの別物だからです。英語をすべて聞き取ることができても、問題を解けるとは限らないのです。
ここから先は、リスニングで点を取るための勉強方法になります。
④出題形式を攻略する!
どの科目においても、試験の問題形式は大学ごと、出題者ごとに異なりますよね。
それはリスニングも同じです。
「どういう問題が出るのか?」「何回読まれるのか?」「解答時間はどれくらいなのか?」
何も知らない状態で挑めば、知らない問題に戸惑い、一回しか流れない問題を聞き取れず、選択肢を選ぶ時間が足りなくなります。一つの問題でも手が動かなくなれば、メンタルはわりとボロボロになります。これは第一回目共通テストのリスニング大問6で、突然4人の会話が流れてきて、一度鉛筆を置いた私が言うので、間違いありません、(笑)
「聞く前の問題への目の付けどころ・印のつけ方」
「聞いている間のメモの取り方・選択肢の切り方」
「聞き終わった後の確認方法・次の問題との時間の間隔」
これらはすべて問題によって違います。
大切なのは、自分の解き方を確立することです。
本番が来る前に過去問を解いて、自分にとって最適で安定する解き方を見つけましょう!
⑤間違った理由を探す!
ここで自分のリスニングへの取り組みを振り返ってみて下さい。
問題を解いて丸つけして解説読んで終わり、なんてことはしていませんよね?
リスニングこそ、問題を解いた後が大事なんです!!
まず一通り聞きなおしてみて、自分が聞き取れなかったところや間違えた問題をピックアップします。ポイントはそのあと、自分がなぜ間違えたのかを明らかにすることです。
同じ問題を間違えていたとしても、原因は人によって異なります。聞き逃したのか、文中での発音が聞き取れなかったのか、問題文を読み間違えたのか、時間が足りなくて適当に選んだのか、そもそも単語の意味を間違えて覚えていたか…。ざっと考えられる理由を挙げても様々です。
間違えた原因を探さなければ、同じ間違いをするのは目に見えています。自分が間違えた理由をはっきりさせた上で、次どうすれば正解できるのかを考えて、ようやく終わりです。
受験本番で「この発音聞いたことがある気がする…」と思ってからでは遅いのです!!
リスニング、やる?
ここまで読んで、「リスニング伸ばすにはここまでやるのかあ…」「配点低いし、優先度低いからやらないな」と思っている方もいるでしょう。
しかし、冒頭でも言ったように、リスニングの勉強はリーディングの勉強と並行してできますし、リーディングでも役に立ちます。
さらにリスニングは共通テスト1日目の一番最後にあります。これが終わったら半分終わる。人によっては最後の科目。気の緩みで、普段しないミスをするかもしれません。そのミスを2日目に引きずったり、1日目の不安要素になってしまい、夜に家で答え合わせ…なんてこともあります。自分のメンタルを保つためにも、受験で勝つためにも、足を引っ張る可能性は潰しておくに越したことはありません。
なにも完璧にやらなくて良いんです。
普段のリーディングに少しプラスして取り組んで、問題を丁寧に解いて、見直しをしっかりする。
それだけなら他の科目でもやってますよね?
空いた時間に洋楽やスピーチでも聞けば言うことなしです。
もちろんやりたい人は参考書などを買って、浴びるように英語を聞いても良いでしょう。
私が言いたいことは、普段から意識して取り組めばリスニングは伸びる、ということです。
学校で問題を解くとき、英単語を覚えるとき、町で洋楽が流れているとき…意識すれば、いつだってリスニングの勉強ができるのです。電車通学の人は、明日から英語のアナウンスに耳を傾けてみて下さい。意外と自分の知っている単語が聞き取れるかもしれません。
最後に、私から問題を出して終わりにしたいと思います。
以下は名鉄で名古屋に止まる前の電車で流れるアナウンスです。聞き取って埋めてみて下さい。ヒントは5文字です!
We will soon make a ( ) stop at Nagoya.
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