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【愛知県/大学入試】あなたの安全校(すべり止め)は○月○日に受けてください!(2019年度版)

より安全にすべり止まるための日程のお話

みなさん、こんにちは!武田塾刈谷校の平尾です。

さて、いま12月のはじめごろにこの記事を書いております。

センター入試まで残すところ1カ月と数週間、私立大学の入試まで2カ月といったところです。

みなさんも、そろそろ具体的な入試日程も決めている段階なのではないでしょうか。

ここまで一生懸命頑張ってきたのですから、チャレンジ校に向かってひたむきに進んでいってください。

さて、チャレンジ校に向かって進むのも大事なのですが、それと同時に安全校(すべり止め)についても考えなくてはなりません。

安全校は、来年行く大学を確保する上でも、またチャレンジ校への予行演習の上でも非常に大切です。

そこで今回は、愛知県の有名私立大学に焦点を絞って、安全校を受けるオススメの日程について徹底解説いたします!

というのも、合格の難易度と入試日程の間にはしっかりとした関係があるためです。

あとでその日程を選んだ根拠やその裏付けについてもちゃんと説明します。

最近はこのことばかり考えていて夜眠れていませんでした。だから朝と昼に寝ております。

けっこう力を入れて作りましたので、最後まで読み進めてもらえると嬉しいです!

まずは結論から

それでは、愛知県の各大学を安全校として受ける際のオススメの日程を発表します。

こちらの表をご覧ください!

安全校 オススメの日程

南愛名中(南山・愛知・名城・中京)、名名中日(名古屋学院・名古屋学芸・中部・日本福祉)、SSK(愛知淑徳・椙山・金城)に名古屋外大もプラスして、この表をまとめました。

左側には大学名、右側には、その大学を安全校として受ける場合に一番お勧めの日程が書いてあります。

ぜひここに書かれている日程を参考にして、安全校の受験日を決めてください!

「安全校として受ける場合に」という所がポイントです。

安全校だと少し受かりやすくなります。

しかし、あなたがチャレンジ校として上記の大学をそのオススメの日程で受けたとしたら、あまり効果を見込めません。

南山大学には残念ながら、オススメの日程はありません。

そもそも南山大学は学部ごとに日程が分かれているため、自分の受けたい学部が決まっていれば、自動的に受験日程も決まります。

外国語と経済なら2/9です。人文と理工なら2/10です。自動で決まります。

それ以外の大学では、オススメの日程はだいたい2/3に集中しております。

実は、これらのオススメの日程が選ばれた根拠を知るには、この2/3にオススメが集中していることがヒントとなります。

みなさん、気になりますか?

それでは次のセクションで説明します!

オススメの日程の見つけ方
・入試日程が他大学とたくさん被っている→受験者が分散される
・入試日程が他大学とあまり被っていない→受験者が集中する

入試日程が他の大学とたくさん被っていれば、受験者は色んな大学に分散されることになります。

たとえば、2/1に、大学Aと大学Bと大学Cの入試があったとします。

もし受験生が100人だとしたら、その100人は3つの大学に分かれて受験をしに行くことになります。

その分、1つの大学あたりの受験者数は減り、倍率も低くなり、受かりやすくなるわけです。

逆に、もしある日程に他の大学の日程が全く重なっていないならば、その大学に受験者が集中してしまいます。

したがって、他の大学と日程がたくさん被っている日を安全校の受験日にしてあげると、合格する可能性が少し上がるわけです。

このように考えると、誰でもどの受験日がオススメなのかを知ることができます。

あとは、各大学の受験日をまとめた表を作ればよいだけです。

次の表は、私がまとめた愛知県の主要大学の入試スケジュールの一覧です!

愛知県の主要大学 入試スケジュール一覧

このような表にしてみるとわかりやすいですよね。

いつどこで入試が行われるのかすぐにわかります。

そして、自分が安全校で考えている大学が、他の大学とどれくらい日程が重複しているのかもすぐにわかります。

この表の下に、各日の入試数の合計をまとめると、次のようになります。

入試スケジュールと他大学との日程重複数の表

2/1~2/6にかけては、様々な大学で入試の日程がかなり重複しているのがわかりますね!

2/3には実に8校で、2/2には7校で入試が行われています。

そして、1/30,31や2/7以降はほとんど他の大学と日程が被っておりません。

言い換えると、2/1~2/6の間の日程はオススメの日程で、1/30,31や2/7以降はあまりオススメでない日程だとわかります。

南山大学は2/9から入試がはじまります。

でも、2/9以降に一般の前期入試がある大学が愛知県には一校もありません。

だから、オススメの日程はひとつも無いわけです。

最初にお伝えしたオススメの日程は、この表を見ながら作ったものです。

各大学の入試日の中で一番他の大学と日程が被っているものを選びました。

すべり止めをより確実に確保したいのであれば、これらのオススメの日に自分のすべり止めの学校を受けに行くようにしましょう。

受験者の分散の裏付け➀ ~中京大学を例に~

さて、ここから大変マニアックな内容となっているので、読み進めたくない人は読み進めなくても結構ですよ!

これから、「入試が多い日に受験者が本当に分散されているのか」、その裏付けの話をしていきます。

本当に日程が違うだけで受かりやすくなるの?どうなの?にお答えしていきます。

自分でも色々と調べてみましたが、残念ながら各日ごとの受験者数の情報を入手するのは困難です。

「2/3に中京大学は何人の受験者がいたのか」といった情報は公開されていないため知ることができません。

そこで私は、中京大学の入試形式ごとの倍率に着目しました。

中京大学の一般入試は、M方式(全問マーク)とA方式(記述込み)に分かれています。

中京大学のM方式の日程は1/30と31で、A方式の日程は2/3~2/6です。

下に、先ほどの入試日程の表を切り取って分かりやすくした表を貼ります。

中京大学 日程重複数

こう見ると、1/30と31は他大学の入試も少ない日だとわかります。1/30と1/31に入試があるのは中京大学と名古屋学院大学しかありません(この表では)。ちょうどそのような日にM方式の入試が行われます。そうすると、M方式に多くの受験者が集中して倍率が高くなるはずです。

一方で2/3~6は他大学との日程の重複が多いため、それらの日に行われるA方式は受験者数が分散されて倍率が低くなるはずです。

私の仮説をまとめますと、

中京大学のM方式=日程の被りが少ない=倍率が高い傾向がある

中京大学のA方式=日程の被りが多い=倍率が低い傾向がある

と考えられます。

私の仮説が正しいかどうかは、「パスナビ」などの受験のためのwebサイトや大学が発表している入試情報を見ればすぐに分かります。

それでは、私がまとめた下の表で中京大学のM方式とA方式の倍率の違いを確認してください!

中京大学 倍率表

「各学部・学科」と入試方式ごとの倍率をまとめてます。

表の中の数字が太字になっている倍率は、M方式よりA方式のほうが倍率が低いものを表しています。

こう見れば、全体的にA方式の方が倍率が低いことが分かりますね?

M方式が行われる2/3~6は、他の大学も多く入試日として設定しております。だからA方式が行われる1/30と31よりも倍率が下がるのです。

これで、「入試が他大学とたくさん被っている日程=倍率が低い=すべり止まりやすい」というわたしの説が立証したことになると思います。

いや、ちょっと待ってください。

皆さんの中には、「M方式は全部マーク試験だから、みんなそれを受けたくて倍率が上がってるんじゃないの?」と思われるかたもいるのではないでしょうか?

そうではないことも証明するために、愛知大学の例も用いて話をしていきます。

すみません、もっともっとマニアックになっていくのですが、せっかく調べたので話させてください笑

受験者の分散の裏付け② ~愛知大学を例に~

愛知大学 日程重複表

先ほどの中京大学と同じような表を、愛知大学でも作りました。

愛知大学にもM方式(全問マーク)と前期入試(記述を含む)と呼ばれるものがあります。

今回は中京大学とは逆で、全問マーク試験のM方式の日程が、他大学との入試が多く被っている日となりました。

私の仮説では、この日は受験者数が他の大学に分散されるので、M方式の倍率は下がるはずです。

でも、ここで皆さんに考慮していただきたいことは、2/5や2/6もそこそこ他大学の入試が愛知大学の前期入試と被っています。

2/5は5つ被ってますし、2/6は4つも被ってます。

中京大学ほど形式ごとの受験者数に顕著な差はないのだと考えてください。

したがって、倍率も中京大学ほど差は顕著ではありません。

しかし、たしかにM方式のほうが倍率が低い傾向にあります!

よりその傾向を知ってもらうために、愛知大学の倍率表では2018年の情報も載せておきます。

愛知大学 倍率表

地域政策学部については全体的に前期入試の方が倍率が低い傾向にはありますが、それ以外はだいたいM方式の方が倍率が低く出ています。

文学部は特にその傾向が顕著にあらわれています。

2019年度は経済・経営・国際コミュニケーションで逆転現象が起きておりますが、その差は微々たるものです。

やはり愛知大学においても入試日程によって、受験者数の変化があることが見て取れると思います。

また中京大学の話に戻ると、中京大学のM方式もけっしてマーク式だから倍率が高かった訳ではありません。

愛知大学は同じM方式でも、入試日程により倍率が低くでています。

入試日程が与える倍率への影響というのは確実にある話なのです。

最後に

みなさん、ブログを読んでくださり、ありがとうございます。

今回話した入試日程と大学の難易度の話は、関東や関西にも応用して考えることができます。

関西圏や関東圏の大学を目指されている受験生は同じような考え方で、安全校の入試日程を考えてみてください。

このような安全校の作戦で本当に救われる人は、おそらく30人いたらその内の1人くらいでしょう。

その数は微々たるものかもしれませんが、塾で働く者として、少しでも多くの受験生を助けることができればなと思っております。

受験生のみなさん。

受かるために一番大事なことはみなさんが1日1日大事に過ごして、実力を上げることですよ。

実力が無ければ、このような作戦はあまり意味がありません。

みなさんの努力と合わさった時に一番の効力を発揮するのです。

みなさんの成功を祈っております。

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