こんにちは武田塾唐津校です!
前回の記事
は読んでいただけましたか?
将来の夢を高校生で決めることは難しいですよね。
ただし、方向性は決めて進学先を決めないと一部の職種によっては後戻りできない場合があります。
日頃から意識していないと情報は入ってきません!
まだ読んでない方は前回記事をしっかり見ておきましょう。
さて今回は行きたい大学の方向性が見えてきたところから
受験のシステムについて理解し、妥当性のある受験計画を立てるところまで見ていきましょう!
受験方法の大枠を理解しておこう
大学受験には大きく分けて3種類の方法があります。
9月から動き出す
・総合型選抜
・学校推薦型選抜
1月の共通テストにはじまる
・一般選抜
詳しく見ていきましょう。
総合型選抜(旧AO入試)
総合型選抜とは
学習意欲や大学への適正、個性、能力などを評価する選抜方法です。
選抜を実施する大学や学部・学科が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致するかどうかが大きな選考ポイントになります。
出願時期:9月~
選抜方法:「論文重視型」一次試験にて小論文を課す形式
「自己推薦型」志望理由書、面接を通して総合評価する形式
「共通テスト型」小論文、面接等に加え、共通テストのスコアを必要とする形式
などがあります。
学校推薦型選抜が高校時の学習状況をはじめとする「過去の実績を評価する選抜」方式であるのに対して
総合型選抜は志望理由や意欲など「入学後のビジョンを評価する選抜」方式であるといえます。
学校推薦型選抜
学校推薦型選抜とは
学校長の推薦に基づき、書類審査、面接、小論文などを通して評価する選抜方法です。
出願時期:11月~
選抜方法:「指定校推薦」大学が指定する高校において、学習成績、課外活動等を評価し校内選定が行われる形式
「公募制推薦」大学が定めた出願条件を満たしていればどの高校からも出願できる。
独自に筆記試験を課す学校が増えてきており、特に関西地域の学校において併願を認める場合もあることから、年内に行われる一般入試ともいえる。
一般入試
国公立一般入試
「大学入学共通テスト」と「大学独自の試験」が実施される。
①共通テスト
出願時期:9月初旬
実施:1月13日以降の土曜日日曜日の2日間
原則すべての国公立大学で必須であり、試験科目は最大5教科9科目となる。
②大学独自試験(二次試験)
出願時期:共通テスト後
実施:前期日程 2月25日
中期日程 3月8日以降
後期日程 3月12日以降
前期日程のみ実施する大学も増加しつつあり、実質的に前期日程が本番となる。
試験科目は1~3教科であることが多い。
私立一般入試
大学独自の試験によって選抜される。
①一般選抜
出願時期:1月~
実施:1月下旬~2月中旬
さまざまな選抜方法がある。
もっともオーソドックスな形式として「3教科型(国語、英語、地歴)(数学、英語、理科)」が考えられるが、学校によって3教科のうち高得点2教科で評価する選抜方法など多岐にわたる。
②共通テスト利用選抜
令和3年度入試において、私立大学の実に9割が共通テストを利用している。
共通テストの得点のみで合否を判定する選抜方法に加え
共通テストと大学独自試験の得点の合計で合否を判定する併用型の選抜方法もある。
行きたい大学にはどんな受験方法が実施されているのか確認しよう
大学入試募集要項
まずは各大学が出している「入試要項」を大学HPにて確認しよう。
今年度分が出ていなければ、昨年度分が参考資料として掲載されているはずです。
例として
九州大学 共創学部 への進学を考えている場合
まずは九州大学の募集要項を確認します。
①総合型選抜Ⅰ 20名
志望理由書、調査書を用いた一次選抜
講義レポート、小論文を用いた二次選抜
による試験が実施されています。
②学校推薦型選抜 10名
推薦書、調査書等の総合評価を用いた一次選抜
プレゼンテーションと面接、大学入学共通テストを用いた二次選抜
による試験が実施されています。
③一般選抜 65名
共創学部は前期日程のみの実施
共通テストおよび個別学力検査の配点は次の通り
各入試方法における評価基準、選抜方法が見えてきました。
募集要項は情報量が多く必要な情報を読み取る負担が大きいため
事前にパスナビなどで最低限の試験方式を押さえておいても良いかもしれませんね。
試験方式に合わせた受験計画を練っておこう
上記の例に沿って九州大学 共創学部の総合型選抜と一般選抜を受ける計画を立てる場合
総合型選抜の選抜期間が10月上旬~下旬
一般選抜の始まりは共通テスト1月中旬
から逆算してスケジュールを立てておく必要があるでしょう。
総合型選抜は非受験学年から主体的な活動を
多くの総合型選抜では主体性のある活動が求められます。
活動歴報告書といった形で学外での活動を評価されることもあり、アドミッションポリシーに沿った意味のある活動をしておくべきでしょう。
近年は学生のSDGs(Sustainable Development Goals)活動が広がりを見せています。
17のゴールから身の回りの問題に取り組んでいきたいですね。
詳しくは別記事で今後扱います。
一般選抜
最も理想的なマイルストーンを以下に示します。
①2年生 共通テスト同日受験において
数学、英語の共通テスト得点率70%を達成しよう。
旧帝大以上の大学へは数学、英語の早期完成が大きく求められます。
武田塾参考書ルートで例えるならば、日大ルートを終え基礎学力が身についていれば十分に達成できます。
②3年 ~6月
共通テストのみ利用科目は得点率60%の達成。
二次試験必要科目は志望校過去問の解説が満足に読めるよう、難関国公立ルートに準じる参考書を進める。
③3年 ~8月
夏休み中に志望校過去問の合格最低点×0.8を達成しよう。
九州大学 共創学部であれば2次試験で課される数学・英語について得点率48%になるところまで、過去問と向き合います。
④3年 ~11月
夏に見えた2次試験の課題点と向き合う3か月です。
分野別に知識の再インプットが必要な単元ジャンルをこの時期に解決しておく必要があります。
総合型選抜、学校推薦型選抜も実施されますので、時間の経過はあっという間です。
志望校過去問について11月くらいから取り組むのでは難関大学合格に間に合いません。
もちろん知識のインプットが不十分な状態で取り組む意味はありませんが、そうならないようにすべての学習計画を前倒しして8月に仮想本番を迎えることをオススメします!
過去問はやって終わりではありません。
過去問を通して課題発見→参考書での復習、再インプット→過去問を通して課題点の解決ができているかチェック
このサイクルを回した回数分、合格点に近づいていくのが受験勉強です!
まとめ
受験の流れが少しは理解できたでしょうか?
合格確率を高めるためには計画をしっかり立てておくべきです。
次回は最終回!
今回の受験計画を一層深掘りして、時期別 受験計画とやる事リストをご紹介いたします!
武田塾参考書ルートを独自でやっている方など、ぜひ照らし合わせて間違った方向を向いていないか確認しましょう。
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