こんにちは武田塾唐津校です!
受験生の皆さん、1,2年生の皆さんどんな夏休みを過ごしていますか?
当校舎ブログでは日々勉強にまつわる話を綴っていますが、人間の集中力には限界がありますよね。
24時間勉強できる体があるといいですが、現実には適度なリフレッシュが必要だと思っています!
そんな皆さんに今回は勉強中の集中力を高める休憩法について紹介していきます。
1. 集中力の限界とは?
皆さんは夏休みのおよその計画は立てられましたか?
進学校だと2週間ほどしか休みがない事もあるため、密度の高い夏休みを過ごしたいところです。
当ブログでは夏休みの勉強について 【逆転合格】唐津西OBが語る逆転合格の勉強法とは?などで触れていますが
そもそも勉強をただひたすらにやり続けるのは非効率な気がしますよね。
予想の通り、脳科学の見地からすると人間の脳には集中力の限界があるようです!
英単語を学習した中学生のテスト結果について、東京大学池谷教授は論文で「グループ間のテストスコアを見てみると、翌日には『15分×3(計45分)学習』グループが『60分学習』グループを抜き、1週間後にはさらに差が広がりました。この結果から、休憩時間を挟んだ『15分×3(計45分)学習』グループの方が長期的な記憶固定には有効である可能性があります」と記しています。
引用:集中力の維持と長期的な学習効果につながる方法(東京大学・池谷裕二教授の見解)
といったデータもあり、適度な休憩が必要不可欠なことがわかります。
集中力の限界に個人差はありますが、大学講義1コマの時間である90分を一つの区切りとして、休憩をはさんでいくことを私はおすすめします。
ではどのように休憩するのが良いのか?
夏休みの過ごし方と合わせて次項で紹介していきます!
2. 集中力を高める休憩法
皆さんはちょっと休憩しよう!という際に何をしていますか?
スマホでYouTubeやゲームをやってませんか?
それ実は休憩にはあまり適しません。
実は脳の情報処理において80%近くが視覚情報の処理に使われていると言われており
基本的には目を休めることが集中力回復の近道なんです。
YouTube動画を見ていると「面白い」と感じることがあると思いますが、その時点で脳が興奮状態にあることもマイナスポイントです。
もちろん気分を入れ替えるためであったり学習意欲を湧き立てるための時間を作ることとして有意義なこともありますが
ここでは勉強の合間の小休憩という意味で紹介を続けます!
15分程度の仮眠
小休憩として最適なのはやはり視覚情報を遮断できる仮眠という事になります。
長時間の睡眠は夜の睡眠に影響を及ぼすため以下のポイントを押さえて仮眠をしましょう。
・10分~25分程度の時間
・ベッドに寝るのではなく、ソファにもたれかかるなどして適度なリラックス状態を作る
・コーヒーなどのカフェインを仮眠前に摂っておく(カフェインは30分後に効き始めるようです)
また呼吸を整えるといった目的で瞑想にチャレンジしてみてもいいでしょう。
こちらも視覚情報を遮断して集中力の回復効果が期待できます。
10分程度の軽い運動
「本やテキストを読んで内容を理解する」「計算問題を解く」といったことをしているときと有酸素運動をしているときは、脳の同じ領域が働いているという研究結果があり、脳のパフォーマンスを上げる目的でストレッチや運動をすることもいいとされています。
「休憩なし条件」,「運動なし条件」,「運動あり条件」の 3 つの条件で課題を課したところ、休憩なし条件と運動あり条件,運動なし条件と運動あり条件の二つの組み合わせにおいて運動あり条件の正答率に増加傾向が見られた。
このことから,長時間を要する作業において,作業を短い時間に分割し,その間に休憩として運動を取り入れることで,連続した作業に比べ集中度が高い状態を維持できる可能性が示唆された。
引用:休憩時の運動が生体情報と集中力に及ぼす影響 電気通信大学 荻野 隼
こちらの実験からも短い時間に分割して、休憩を取り入れることの重要性がうかがえますね!
YouTube上ではこちらのような室内でできる有酸素運動が紹介されていますので参考にしたいですね。
体が疲れ切らない程度に5~10分程度でおこなうことが大切です!座ったままの姿勢では血行が悪くなるため、休憩時間には少し立つことを意識して軽い運動をしてみましょう。
3. 学習意欲を高める工夫
勉強の合間ではありませんが、他の活動が勉強のモチベーションをあげることも大いにあります。
メリハリをつけて時間を投資してみてもいいでしょう!
オープンキャンパス
夏休みといえば当ブログでも紹介していたオープンキャンパスがあります。
自身の将来を想像することは大きな励みになり、逆算して自身のやるべきことが明確になるでしょう!
詳しくは以下の記事で紹介しています。
【九州のオープンキャンパス】コロナ禍でもオンライン説明会へ!
映画鑑賞
こちらは私の経験になりますが、映画鑑賞を通して勉学の意欲が大きく高まったことが何度かあります。
その中でも2014年公開の インターステラーを見た際は物理学への強い興味を抱きました。
理論物理学者のキップ・ソーンが科学コンサルタントを務め、「ワームホールを正確に描いた映画は今までなかった。ブラックホールも同じだ。今回初めて、その描写がアインシュタインの一般相対性理論に基づいている」と語っており
数式でしか捉えられなかった現象を映像化している点が本作の魅力でした。
こういった作品に出会える確率は高くはないかもしれませんが、自分を見つめなおす機会として映画鑑賞はいいものかもしれません。
4. まとめ
いかがだったでしょうか?
・こまめに休憩を取った方が学習効果は高まること
・視覚情報の遮断が有効であり、仮眠が効果的であること
・軽い運動が脳の活動を活発にすること
をおさえて、日々の学習を効率よく進めていきたいですね。
実はこの記事も90分×2の2セットで小休憩をはさんで書いてました。
いつもより密度ある作業の時間になっていたと思います。
皆さんも夏休みの勉強を効率よく進めるために適度な休憩、学習意欲を湧き立てる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
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