赤本の使い方を徹底解説します!【高校2年生向け】
みなさん、こんにちは!
武田塾金沢文庫校のOです!
本日は、まだ赤本についてあまり知らないと思われる
高校2年生のみなさんに向けて、
赤本をどのように活用すれば良いか、
赤本をいつ頃始めるべきかどうかといった
赤本に関する
疑問や勉強法、目的を
徹底解説したいと思います。
また、この記事は高校2年生向けですが、
それ以外の学年の方も
ぜひ参考にしてもらいたいと考えています。
今高校3年生で、赤本を持っているが
勉強方法が合っているか不安な方や、
高校1年生だけれど早めに赤本について知っておきたい
という人も、
この記事を読んで赤本に関する知識を
深めていただければと思います。
1. 赤本にはどのような目的があるのか
まずは、赤本を使用する上で
基本的な使用方法や目的について
詳しく解説していきたいと思います。
赤本を持っているのは良いものの、
どのような目的で使うべきなのかどうか
気になっている人もいるでしょう。
第一志望の赤本だけで良いのでは?と
考えている人もいるかもしれません。
こうした疑問に
まずはアプローチしていきたいと思います。
(1)赤本は各大学を分析し徹底的に対策するためにある
まず、赤本の基本的な目的は、
各大学を徹底的にかつ簡単に
分析ができるという点にあります。
またそれだけでなく、おおよそ3か年分の過去問と
詳細な解説が掲載されているため、
自分の志望校の特徴や傾向を掴むことができます。
ということは、赤本は
志望校を対策する上で必要不可欠な要素
ということになります。
いくら全教科満遍なく高水準の点数が取れていても、
大学別の対策をしなければ
受かるものも受からないでしょう。
(2)赤本は第一志望だけでは足りない!
(1)も踏まえた上で、赤本は決して
第一志望のものだけ勉強すれば良い
というわけではないということをお伝えします。
つまり、各大学別の具体的な対策を
少なからずしていく必要があります。
だから、赤本は第一志望だけで良いと今考えている人は、
それだけでは圧倒的に
勉強量と分析力が足りないと思った方が良いです。
赤本は本番のための戦略を助けてくれる
重要な参考書なので、
必ず計画的に勉強していくようにしましょう。
(3)問題に慣れるためにも必要
大学別の傾向を探ることも大事ですが、
それと同じくらい大事なのは問題に
慣れていくことです。
実際の過去問を解き進めることで、
問題形式や採点方式を意識しながら
本番の試験に臨むことができます。
最初は初見で難しいと感じた大学においても、
形式慣れしていることで
本番で落ち着いて解くことができるのです。
赤本には、ざっくり分けて
この3つの目的があることを知っておいてください。
2. 赤本はどのように参照するか
お次は、赤本の
中身についてじっくり見ていきましょう。
問題を解く以外で赤本の内容を
どのように見ていけばよいか、
あまり意識せずに勉強している人もいると思います。
しかしながら、以下に示すポイントを
意識することでより勉強しやすくなり
効率的な成績アップを狙うことができます。
ぜひ参考にしてみてください。
(1)大学の基本情報、入試データを参考にする
まずは、赤本の最初の方に掲載されている、
大学の基本情報や入試データを見て、
自分が受験したいと考えている学科を
全てマークしてみましょう。
例えば、立地や倍率について言えることがあります。
あまりにも自宅から遠くて通えなかったり、
とても人気な学科で倍率が大変高かったりすると、
別の学科に変える必要も出てきますよね。
そういった場合に備えて、
先に大学の詳細なデータを
知っておくと良いでしょう。
また、入試データ表の下の方に、
偏差値法であることが書いてある場合があります。
これは上智大学といった大学が採用している採点方式で、
簡単に言ってしまうと平均点により
素点が上下する可能性があるものになります。
こういったケースは、入試データに掲載されているデータが
そのままの素点ではないため気をつけてください。
(2)在学生のメッセージや合格体験記でモチベーションを上げる
入試データの次には、
在学生のメッセージと
合格体験記が書いてあります。
在学生のメッセージには、
実際にその大学に通ってて楽しい部分や利点などが
個人の目線でいくつか掲載されている点も魅力的です。
合格体験記では、いくつかの学科生が
実際に赤本を使って良かった点やQ&A、
科目別の対策について詳しく書いてくれています。
どちらもモチベーションを上げたり
勉強方法を知ったりする上でありがたい情報ばかりなので、
ぜひ読んでみてください。
(3)傾向と対策を読み込む
赤本の内容で1番大事な部分は、
傾向と対策をしっかり分析することです。
傾向と対策とは、各科目ごとに
おおよそ3か年分の問題形式や、
それを大問ごとにさらに分析した傾向、
それをどのように対策するべきかが詳細に書かれたものになります。
これは、年度ごとの傾向を知り、
それを実際の過去問演習に
直接生かすことができる利点を持っています。
問題数は一見少なく試験時間も多く見えるような形式でも、
実際に過去問を解いてみると
問題の難易度に圧倒されて解けないことも多くあります。
こうした問題を事前に防ぐために、
まず過去問を解く前に傾向と対策を軽く読んでおきましょう。
3. 過去問をどのように勉強するか
それでは、この記事の核である過去問の
具体的な解き方について
解説していきたいと思います。
過去問はがむしゃらに
解けば良いという訳ではありません。
必ず計画的に勉強していくようにしましょう。
ここでは、過去問勉強法のサイクルをご紹介いたします。
(1)どの赤本を解くのか計画を立てる
まずは、志望校の
どの過去問から
着手するか計画を立てましょう。
そしてどのような頻度で解くのか、
何年分解くのか、傾向と対策の軽い分析を計画します。
ここでの疑問点については、
予想されるものを次のトピックで挙げておくので、
そちらも参考にしつつ計画してください。
基本的には用意した赤本の
古い年度の過去問から解いていくと良いです。
(2)過去問を実際に解く
次はその計画に基づいて、
実際に過去問を解いてみましょう。
ここでの注意点は、必ず時間を測り、
時間厳守で本番を予想して解くことです。
例えば、60分の英語の試験であれば、
傾向と対策をあらかじめ読みそれを参考に
時間配分を考えておきます。
それを実践できるかどうか、
時間を守って解くことで
とても良い練習になるのです。
問題は直接書き込むのではなく、
過去問データベース等で
印刷したりコピーしたりしてください。
(3)採点、解説を読む
過去問は解くことも大事ですが、
そのままでは全く意味がありません。
これを復習することこそが
過去問を解く醍醐味です。
まず採点を行い、その後間違えた問題を中心に
解説を読み書き込んでください。
知らない表現や具体的な読解ポイントを
色ペンで書き込むことで、
視覚的に情報を整理することができます。
この時に重要なのは、解説をただ納得するのではなく、
自分がなぜその問いを選んだのか、
なぜ間違えてしまったのか、の
「なぜ」の部分に着目することでしょう。
(4)間違えた問題を解き直す
最後にやることは、
ズバリ、解き直しです。
解き直しは、基本的に間違えた問題だけで良いですが、
自分が理由があやふやだったにも関わらず
正解してしまった問題も解き直すようにしてください。
また解き直した後に、自分が解いた過去問を分析して
書き込めるようなノートを作っておき、
それに課題点や得点等を分析して
書き込むとなお役に立つでしょう。
後からその大学の別年度の問題を解くときに
参考にできる点も良いですよね。
4. 過去問の疑問点について
最後に、
過去問の疑問点について
解決していきたいと思います。
上記の方法では書ききれなかったことも
まとめて書いているので、こちらを参照して
疑問点を解決してもらえたら嬉しいです。
(1)赤本はいつ頃解くべきなのか
まず、赤本を
いつ頃解いたら良いのか気になりますよね。
高校2年生の方は、
いつ頃解き始めようと考えていますか?
あるいはもう解き始めている方も
いらっしゃるのでしょうか。
私の見解としては、赤本を本格的に解き始めるのは、
基礎が一回全て終わり受験勉強に慣れてきた
高校3年生の
10〜11月頃からで良いと考えています。
しかし、
早めに解き始めるのは悪いことではありません。
第一志望が既に決まっていて、
どの赤本を解こうか考えている人の中で、
基礎を終えている人は赤本を解き始めて良いでしょう。
(2)赤本は何年分解けば良いのか
2番目の疑問は、赤本を
どのぐらいの量解けば良いのか、
という点についてです。
私の答えは、
第一志望約10ヵ年分、
第二志望を約6ヵ年分、
第三志望以降を約3ヵ年分です。
つまり、第一志望は赤本約3冊分、
第二志望は2冊分、それ以降は1冊分
ということになります。
まずは第一志望の赤本を中心に計画を立てて、
難易度の低いものの
1番古い年の過去問から始めるとより効果的です。
(3)赤本をどこで購入するか
赤本は、最新3か年分ならまだしも、
それ以前のものについては
どのように購入したら良いか少し疑問ですよね。
これは、ブックオフ等の大手古本屋さんや、
Amazonといった中古本を出品しているサイト、
そしてメルカリやラクマといった
フリマサイトを利用するのが手っ取り早いでしょう。
それか、裏技として、学校や予備校、地区センターに
置かれているものを借りるまたは
コピーさせてもらうという方法もあります。
フリマサイトでは、年末が近づくと
在庫が無くなってしまう場合があるので、
早め早めに本自体は購入しておいてください。
また、大手塾の東進が運営している
大学受験パスナビの過去問掲載サイトから
コピーしてみるのも良いです。
(4)【注意】赤本の解答を全て信用することは危ない
これは番外編になりますが、赤本には、
解答が間違っていたり、
問題が著作権の都合で載ってなかったりする場合があります。
間違えについてはどうしようもないので、解答を
信用しすぎないようにしてください。
もし間違いに気づいたら、
先生や塾の講師に必ず相談するようにしましょう。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、赤本に関して
とても詳しく解説したつもりですので、
ぜひこれを参考にしてみてください。
赤本は大学を知るとても良い機会なので、
有効活用できるように頑張ってください!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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