「数学は問題集では解けるけど、初見の問題になると解けない…」
こんにちは!
金沢駅より徒歩5分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 金沢校」校舎長の酒見です。
この記事では、数学の初見の問題をなかなか解けなくて悩んでいる方に向けて書いています!
たった4つのことを意識すれば、劇的に解けるようになってきます!!!
それではどうぞ!
1. 数学の問題を解くために必要な4つのステップ
突然ですが、数学は得意ですか?
得意です!と言える生徒さんを筆者はあまりみません。
実際、数学が苦手な生徒は他の科目に比べて多いと思います。
数学が苦手な人は、模試などの初見の問題で何をしたらいいのかわからず、白紙解答になってしまうことも多いのではないでしょうか?
しかし、これから紹介する4つのSTEPを意識すれば、絶対に白紙解答なんて起こることはなくなります!!
これから、
数学が得意な人が無意識でやっている、数学の問題を解く時の思考過程をわかりやすく4つのSTEPに分けて解説します!
1-1. 問題文の読み取り
まずは問題を読みましょう!当たり前ですね笑
しかし、ここでもう苦手な人と得意な人で差が生まれてしまっています!
どこで生まれていると思いますか?
それは、問題文からいかに多くの”情報”を読み取っているか?です
そのために
問題文の着眼点を普段の勉強で覚えていきましょう!
着眼点とは、こういう問題はこういうことに気を付けるというようなポイントのことです。
例えば、ある関数f(x)が問題文で与えられたとしましょう。
ここで数学が得意な人は、
・何次関数か?
・変数は何個あるか?
・何の関数か?(三角関数?指数関数?など)
・特徴的な式の形があるか?(それは今まで似たようなものと見たことあるか?)
など1つ1つ読み取っていきます。
勉強のやり方は
1 問題を読み取るときにここの情報に気づかなかった
2 次は読み取れるようにするためにどういうところに気をつければいいか(着眼点)を考える
3 着眼点をノートに書く!
4 覚えるまで見返す!
です。
これを繰り返して、どんどん自分の着眼点を増やしていきましょう!
1-2. 検討(解答の方針決め)
次は問題文から読み取った情報をもとに、解答の方針を立てましょう!
解答の方針を立てるとは、例えば
読み取った情報 | 考えらえる方針 |
整数/不等式の証明 | (左辺)ー(右辺)>0の証明 |
のように読み取ったキーワードから最適と考える解法を選ぶことです。
ここで大事なのは、解法を思いつくのはひらめきが重要ではありません!!!!
普段の勉強でいかにこのキーワードと解法を意識して勉強しているか?です!
では、その勉強方法をお伝えします!
勉強のやり方は
1 問題文は読み取れたけど、解答の方針が思いつかなかった
2 問題文の情報(キーワード)と解法をセットで覚える
キーワード(例) | 解法(例) |
整数の不等式の証明 | 数学的帰納法 |
同一円周上であることの証明 | 円周角の定理の逆・方べきの定理の逆 |
角度の情報が多い | 正弦定理 |
辺の情報が多い | 余弦定理 |
(等差)×(等比) | Sn-rSn |
3 キーワードと解法のセットを単語帳のように毎日見返して覚えましょう!
これを実践すれば、
こういう情報(キーワードや特徴的な式の形)があるときは、これとこれとこれが解法として考えられる
というように解答の方針が色々と出てくるようになります!!
1-3. 実行
解答の方針が決まったら、いよいよ計算などを実行していきましょう!
ここで大事になるのは、「速く正確に」実行できるように意識して勉強していきましょう!
勉強のやり方はシンプルに1つです!
時間を測って焦って解く!
です。
でも、これがなかなか実践できている人がいません。
そして、模試や本番で計算ミスが多発して、本来の実力が出せずに終わってしまうことが多いです!
次の模試で結果を残したいなら、辛くても時間を測って集中して解きましょう!!!
1-4. 検算
最終ステップの検算を行いましょう!
検算の精度を上げるためには、自分がミスしやすいポイントを把握しておくことが重要です!
そのために、ケアレスミスノートを作って自分のケアレスミスを蓄積するようにしましょう!
勉強のやり方は
1 ケアレスミスをした
2 ケアレスミスノートにメモをする
3 次から間違えないために注意するポイントを書く
4 繰り返し振り返って、気を付けるべきポイントを覚える!
です
ケアレスミスは減らすことができます!
ケアレスミスが多い人はしっかりと向き合いましょう!
1-5. 実践例
今までのSTEPを意識して実践してみましょう!
【実践例】
1.読み取り
・読み取ったキーワード … 二次関数 ・ 最大値最小値を求める
2.検討
・最大値を求める解法は、グラフを書いたり、不等式を作ったり、相加相乗を使ったり、etc色々考えられるなあ
・今回は二次関数だから、グラフを書いて、場合分けが最も最適だろう!
3.実行
平方完成→グラフ書いて→どこで場合分けするか判断して、、、
(何回も練習したからスラスラできる!)
4.検算
平方完成よくミスるからチェックしておこう!
2. まとめ
いかがだったでしょうか?
数学はセンスだけではありません!
しっかりと正しいやり方で問題演習を繰り返せば、どんどん成績がUPしてくる科目です!
苦手な人が多い数学を得意にして、他の受験生に差をつけよう!!
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