こんにちは!
金沢駅より徒歩1分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 金沢校」(076-256-5543)副校舎長の小島です。
👉【校舎紹介】武田塾 金沢校ってどんな塾!?写真で一挙紹介!
本日は金沢大学の学類紹介をしていきます。
今回は北陸でも屈指の国公立大学である金沢大学の学類紹介!
武田塾金沢校は全員が現役の金沢大学生!
なので今回は金沢大学に通う講師たちの生の声を交えながら、金沢大学の魅力と学類について紹介します。
金沢在住の高校生は必見です。
金沢大学の紹介
学類の紹介に入る前にまずは金沢大学の紹介です。
金沢大学は角間キャンパス、宝町・鶴間キャンパスの二つのキャンパスを有しています。
角間キャンパスは約200万㎡と日本の国公立大学では二番目の面積を誇る広大なキャンパスが魅力です。また同じキャンパス内で融合・人間社会・理工薬系の学生が学んでおり、同一のキャンパスで全く異なる学びをしている生徒が在籍していることが特徴です。
宝町・鶴間キャンパスでは、医学・保健系の生徒が在籍しています。附属病院が併設されており高度な実習を受けることが出来ます。
この二つのキャンパスは石川県内で最も栄えている駅である金沢駅から各キャンパス行きのバスが運行しており、30分ほどで到着することが出来ます。
また金沢大学では国際化への取り組みのため様々な取り組みを行っています。
世界各国からの留学生が多く在籍し、留学生との交流の場もたくさん設けられています。また金沢大学独自のグローバルスタンダートを展開しており、国際社会を生き抜くことが出来る人材育成を行うカリキュラムもたくさん用意されています。
物質化学類の紹介
本日はブログの筆者である小島の出身学類である、金沢大学理工学域物質化学類の紹介をしていきたいと思います。
物質化学類は主に化学を専攻とする化学類で、実習や課題研究が豊富にあり学生自身が主体的に化学を学ぶことが出来る学類です。
私自身も化学が大好きで、大学の先生方の手厚いサポートもあり充実した化学の探求を行うことが出来ました!
物質化学類のコース分け
物質化学類では二年生進級時に化学コースと応用化学コースへのコース分けがあります。同じ物質化学類でも全く属性が違うコースですので、より自分が興味ある化学分野を学習することが出来ます。
化学コース
化学の基礎から応用までの充実した講義と、幅広い科学分野に対する実験・演習が用意されています。
コース分けが実施される二年生からたくさんの実験があり、実際に実験を行いながら化学の知識を身に着けることが出来ます。
化学コースでは放射化学の研究が盛んに行われています。白山市の巨大なトンネル内に専用の地下測定室がありそこで放射能の研究が日夜行われています。
応用化学コース
化学の基礎から応用までの充実した講義と、幅広い化学分野に対する実験・演習が用意されています。更に卒業研究では多くの理化学機器や情報機器を利用し,複数の担当教員と最新の研究テーマに取り組みます。
現代社会に合わせた、環境対応型の研究や超分子創成、高度選択型研究等がメインです。応用化学の名の通り化学を応用しながら研究を進めることが出来ます。
応用化学コースではカーボンナノチューブという新素材を用いた研究が盛んに行われています。石炭や石油といった有限の資源から生産可能な資源へ素材を変容させ持続可能な社会を実現するために研究を行っています。
物質化学類の主な就職先
主な企業として化学系のメーカーや医薬系の営業職等、就職先でも化学の知識が必要となる就職先がメインです。また化学とは一切関係がない一般企業を進路に選ぶ人も。
化学系
高砂香料,旭化成,旭硝子, 日信化学工業,日本化薬,三洋化成,JSR,クレハ,東ソー,ホーユー,パイロットインキ,花王,ダイセル,信越化学工業,日本触媒,日華化学,日立化成工業,凸版印刷,日本特殊陶業,大日本印刷,メニコン,日本原燃,日東電工,昭和電工, 田中化学研究所, ナトコ, フクビ化学, 新神戸電機, 新日本電工, ワイエムシイ, 日信化学工業, 東邦ゴム, 本州化学工業, 北陸電機工業, 立山化成, サンスター技研, 宇部興産, サカタインクス, カネカ, 三井金属, 堺化学工業 など…
医薬系
日医工,東亜薬品,辰巳化学,沢井製薬,バイエル薬品,富山化学工業,中部薬品, 前田薬品工業, 池田模範堂, 大塚製薬, 万有製薬, ファイザー製薬, 持田製薬 など…
電気電子機械系
横河電機,ルネサスエレクトロニクス,浜松ホトニク,東芝,村田製作所,明電工,日本電子,渋谷工業,富士重工業,北陸電力,YKK,ジャスコエンジニアリング, 根上工業, CK金属, 伸晃化学, 高砂熱化学, 澁谷工業など…
繊維系
小松精練,東洋紡績,セーレン,東レ,クラレなど…
その他
原子力規制庁, 日本原子力研究開発機構, 日本分析センター, スギヨ, ニチレイ, テレビ金沢,ゆうちょ銀行,中学校・高校理科教諭,大学教員,地方・国家公務員など…
物質化学類の取得可能資格
・毒物劇物取扱責任者
・甲種危険物取扱者
・安全管理者
・中学校教諭一種免許状
・高等学校教諭一種免許状
金沢大学物質化学類の受験戦略
物質化学類の受験科目
物質化学類は前期日程のみでの受験が可能です。
新課程に移行する2025年度からは情報Ⅰも含めた6教科8科目での受験になりますが物質化学類では情報Ⅰが数Ⅱ・Bとの選択教科になります。
二次試験には数Ⅲを含めた数学が出題されますので、共通テストでは数Ⅱ・Bを選択する方が多くなると予想されます。また数Cが受験科目に含まれていないので選択科目には気を付けて受験する必要があります。
物質化学類のボーダー得点率
共通テストと二次試験の得点比率は共通テストが900点、二次試験が1350点と共通テストの方が得点比率が低いものの、ボーダーは7割行かない程度であるため共通テストと二次試験両方の対策が必要です。
年度別の合格者平均/合格者最低点
2023年度 1573.50点/1432.70点
2022年度 1515.10点/1416.50点
2021年度 1499.60点/1375.00点
物質化学類の募集定員
物質化学類の募集定員は一般入試の定員が68人、共通テストを課す総合選抜型は3人となっています。
一般入試の年度別の倍率
2023年度 1.7倍
2022年度 1.8倍
2022年度 1.7倍
過去問分析
数学
大問4つからなる構成。
微積・複素数が頻出となっています。
難易度としては標準レベルの問題が多いです。基礎的な分野を確実に取りに行くことが大切です。
英語
長文問題2問と英作文の問題で構成されています。
長文問題中の文中の単語を正しく読み取ることが出来ているか問われています。文章量は多いですが文章中の単語や熟語、構文は基礎的なものが多いです。文意に沿った適切な和訳が出来るようになることが目標です。
また英作問題では社会問題や国際問題などが多岐にわたって出題されます。社会問題の背景を理解し、論理立てて英作文を組み立てられる力が問われます。
化学
問題数が非常に多いですが、問われている問題は基礎的な物が多いです。有機と無機の範囲は暗記すれば取りきれる問題が大半ですので基礎知識が確実に抑えて臨みましょう。
特に化学系の学部なので化学は平均点が高くなることが予想されます。計算問題以外は暗記していたことがそのまま回答出来る問題になっているので、確実に取りきるようにしましょう。
実際に物質化学類を受験してみて
ここからは実際に物質化学類に合格してやってよかったことと、逆にこれはこうすればよかった、と思うことをお話ししていきます。
やってよかったこと
英語
単語帳はターゲット1900を使用していましたが、全単語を毎日30分必ず目を通すようにして記憶に定着させていました。
また模試などで出てきた知らない単語や文法は、ターゲット1900やvintageを使って調べ、参考書に印をつけて復習しやすいようにしていました。
また英作文の対策として自分の得意な構文を何個か持っておくようにしました。どのようなテーマが出ても使うことが出来る汎用性が高く難しくない構文を使うことでどの英作文でもある程度のレベルまでかけていたかな、と思います。英作文のために単語は難しいものを使おうとせず中学レベルの単語を確実に書けるようにして、簡単な単語の熟語や構文を用いることでスペルミスがないように工夫していました。
数学
数学に関してはセンター試験レベルまでしかほとんど勉強していません。(正確には数Ⅲも勉強していましたが二次試験が全く解けませんでした)
ですが英語化学で周りと差がつかないための勉強をしていたので英語化学で点数をしっかり稼ぎ、数Ⅲの遅れを取り返すことが出来ました。
参考書は数Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲすべて黄チャートを使用していました。黄チャートは比較的標準で頻出・典型問題が集められています。難易度の高い問題には取り組みませんでしたが、すべての問題の解法を自分で説明できるように1冊を完璧にしていたので、基礎的な問題は取りこぼさず、数学で周りと差がつく、ということはなかったと思います。
化学
化学はとにかく重要問題集を何周もしました。
重要問題集を使用していましたが、難問を解けるようになるために使用していたわけではではなかったのでB問題ではなく、物質化学類の受験者と差が出ないように、基礎問題であるA問題を確実に取りきれるように何周もして、暗記分野は確実に取りきる勉強をしていました。
ただ難易度の高いB問題もすべて解答根拠を理解し、論理を説明できるようになっていたので、理論化学の分野の発展問題なども、入試では対応することが出来ました。
こうすればよかったと思うこと
課題分析が自分でできていれば…
私は受験中に自分自身の課題分析が出来ておらず、与えられた参考書をただこなすことしか考えられていなかったので、今思うと模試を十分に活用しきることができなかったかなと思います。
ただ出来なかったところをやり直して終わりではなく、なんで間違えてしまったか、まで考えることが当時の私は出来ませんでした。
武田塾では模試の復習の際の課題分析なども徹底的にサポートし課題分析の大切さを身にしみて感じています。
自分のレベルにあった正しい参考書を選ぶことが出来なかった
学校の課題で与えられていた参考書や、書店でおすすめの参考書を買って、自分のレベル感に合ったもので学習していませんでした。
志望校や自分のレベル感・課題に適したものを選んでいれば、もっと効率よく成績を伸ばすことが出来たのではないかと思います。
武田塾では志望校に合わせた参考書ルートが与えられ、それに沿って勉強することで着実に成績を伸ばすことが出来るので、自分に合った参考書がわからない受験生にはぴったりです。
最後に
ここまで読んでいかがでしたでしょうか?
物質化学類は化学の学びをするためには最適な環境です!
これを読んで興味を持ってくれた方はぜひ一度足を運んでください!
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