「共通テスト直前で緊張する」
「本番にミスしないか不安でたまらない」
この記事はそんなことを思う方へ向けて書いています。
こんにちは!
金沢駅より徒歩5分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 金沢校」校舎長の酒見です。
共通テストがついに明日となりました。
これまで一生懸命勉強してきたみなさんにとっては、絶対に自分の力を発揮しきりたい機会で間違いありません。
しかし、そんな人生をかけた試験の日には、厄介な出来事も数多くおこるものです……。
今回は、実際に先輩の生徒たちが経験した、トラブルの数々をご紹介いたします。
ここでご紹介するトラブルの数々を反面教師として、みなさんにはぜひ万全の準備をして本番に臨んでいただきたいと思います。
それではどうぞ!
目次
1. あるあるトラブル集
1-1. 試験前編
1-2. 試験中編
1-3. 試験後編
1-4. レジェンド編
2. 注意点チェックリスト
3. まとめ
1. あるあるトラブル集
1-1. 試験前編
バスが混みすぎる
試験が近づくと、例年なぜか雪か雨が降ります。
そして天候が悪くなると、混みやすい朝の道が激混みします…。
当日は、受験会場までのバスや電車が目立つように配置されるので比較的安心ですが、時間に余裕をもって行動するようにしましょう。
参考書を持ちすぎる
試験当日は、休み時間や移動時間に少しでも多くの事項の確認をしたくなるものです。
ですが、あれもこれもと参考書を持ち込みすぎると、かえって確認できなくなります。
それどころか、かさばりすぎてバスで座れなかったり、試験会場まで重い荷物を背負って歩くことになったりします。
ただでさえ体力を使う試験なのに、始まる前から疲れてしまっては元も子もありません!
参考書は最低限に絞り、不必要なトレーニングは控えましょう。
緊張しすぎる
大切な試験なだけに、人はしばしば緊張しすぎて、妙な行動をしてしまうものです。
ある運動部の友人は終始、オウンゴールをしたときですら見せない、ひきつった笑顔のまま受験していました……。
また、逆に普段は落ち着いている同級生が、試験当日だけやたらとハイテンションでした。
このように、試験当日は誰もが緊張しています。
そういうものだと割り切れば、意外と落ち着きますよ!
寒すぎる/暑すぎる
試験は、真冬の真っただ中に行われます。
高確率で当日は寒くなります。
カイロや暖かい飲み物などを忘れないようにしましょう。
会場によっては、隙間風が入るところもあるようです。
逆に、暖房が効きすぎる会場もあるようで、「暖かすぎて睡魔が襲ってくる」こともあるそうです……。
お部屋の温度は調整できませんから、自分の身体の温度を管理しましょう!
1-2. 試験中編
トイレに行きたくなる。
緊張してのどが渇いたその方は、試験当日の朝、いつもの倍の量のコーヒーとお茶を飲みました。
念のためにトイレも済ませたので、大丈夫だろうと思っていた矢先、英語の時間に悲劇が訪れます。
大問2を解いている途中から、トイレの3文字だけがしつこく頭に浮かびはじめたのです。
いつの間にかすり替わる、戦うべき相手。
もうすでに私は、長文とではなく自分と戦っていました。
とんでもなく情けない理由で…
幸いにして失点はおさえられましたが、心臓に極めて悪い体験でした。
トイレは済ませ、水分補給は最低限におさえましょう。
汚れた消しゴムをつかう
試験当日は、新品の消しゴムを使うようにしましょう。
汚れた消しゴムを使うと、余計に解答用紙が汚くなってしまいます。
ある生徒は、予備の古い消しゴムに文字が書いてあったことに直前まで気付かず、危うくカンニングと勘違いされるところだったそうです。
案外、古い消しゴムには文字が移っていたり、名前が書いてあったりするものです。
予備の消しゴムも含め、新品のものを用意しましょう。
マークずれを起こす
恐らく最も恐ろしいミスが、マークずれでしょう。
どれだけ気を付けても、この手のミスは起こりうるものです。
特に、大問の切り替わりには注意しましょう。
2つ選ぶ問題で1つしか選ばず、後々になって気付く人は、本番でもちらほらいたようです。
指定された番号と塗る番号を、ひとつひとつ丁寧に照らし合わせて確認しましょう。
時計、予備の文房具を忘れる
予備の文房具や時計を忘れてしまう人も多くいます。
時計、鉛筆、鉛筆削り、あたりは特に危険です。
ある受験生は、時計を忘れたため至急先生の時計を借りたそうです。
予備を必ず一つ、カバンに入れるようにしましょう。
また、時間の調整を忘れないようにしてください。
ある生徒は、メンテナンスをしていない時計を使ったところ、試験中に秒針が外れたそうです…。
試験終了直前に解答を変える
試験終了直前にはなぜか、解答を変えたくなるものですよね……。
ありがちなのが、思いつきで答えを変えて、失点してしまう、あるいはマークずれを起こす、というミスです。
終了直前に解答を変えるのは、あまりお勧めできません。
直前には、マークずれの確認をする程度にとどめましょう。
新しい解き方を実践する
絶対にやめてください。
普段の解き方と違う解き方で臨むと時間配分やいつものリズムが崩れてしまいます。
いままでの学習の成果を信じて解きましょう。
2-3. 試験後編
答え合わせ・振り返りをする
答え合わせと振り返りは、試験後の休み時間ではしないでください。
また、2日目を控えている方は、1日目の夜にしないようにしましょう。
ミスを発見したときに受けるショック、友人と答えが違ったときのショックは、普段の模試の比ではありません。
モチベーションが下がるうえ、次の試験に集中できなくなります。
次の試験の対策に集中しましょう。
ほかの人の会話を聞く
試験後は、「簡単だった」とか、「この答えは何番」という会話が必ず聞こえます。
スーパーで「安売り」という単語を聞くくらいに聞こえます。
音楽を聴くか、耳栓をすると良いでしょう。
帰りのバスの中でも声が聞こえるので、ぜひご注意を。
帰り道を間違える
意外とこのミスも多いです。
試験が終わって気が抜けて、うとうと。
気付いたら違うバス停……なんてことも。
試験は家につくまでが試験です。
寝過ごさないよう、気を付けましょう。
諦める
試験で思うような成果が出せなかったときは、誰もがショックを受けてしまうものです。
ある生徒も得意科目でミスが続き、意気消沈してしていました。
ですが、最後まで諦めず受験したことで、彼は第一志望校に合格することができました。
また、合格した生徒は皆、大なり小なりミスをしていましたが、諦めなかったことで、合格することができました。
本番でいちばん大事なのは、最後まで全力を尽くすことです。
月並みな言葉ですが、諦めず挑戦しましょう。
緊張状態が解けない
旧センター試験一日目の夜には、前日にもまして眠れない人が多いようです。
また、試験後もしばらくは緊張状態が解けないことがあります。
レアケースですが、ある生徒は卒業式まで緊張が解けず、校歌斉唱の時に腹痛止めを3回も飲んでいたそうです…。
試験の前後はリラックスすることが大切なので、自分の体を休ませてあげましょう。
1-4. レジェンド編
試験日を間違える
ネットで伝説になっている話ですが、試験日を1日ずらして覚えてしまい、自動的に浪人……という恐ろしい体験をした人がいるそうです。
試験日はしっかり確認してください。
英字が書かれた服を着ていく
これも有名な話ですが、英字が書かれたパーカーを着ていった生徒がパーカーを脱がされたが、シャツにも英字が書かれており、裏返しのパーカーを着て受験した、という話があります。
文房具なども無地のものが好ましいです。
チェックを怠らないようにしましょう。
解答科目を間違える
危険極まりないミスの一つです。
数学や歴史、理科科目でしばしば起こるのですが数学IAや世界史B、倫理政経を解くべきなのに、数学I、世界史A、倫理だけを解いてしまう、などというミスです。
表紙や次のページに、どの科目がどのページなのか書いてあるので、確認を怠らないように気を付けてください。
やけに簡単だと思っていたら、世界史Aだった……。
模試で実際に目の当たりにしたこともあります。
本番でなくてよかったと思います。
プチ遭難する
会場が山がちな場所にある大学だと、雪が積もりやすく、ひどいときには吹雪が吹くことがあるそうです。
それにより、会場を見失った人がいるとかいないとか……。
実際には、現役生については引率がつくので迷うことはほぼありませんが、会場はかなり広く、雪が積もる場所もあるので、時間に余裕をもってつくようにしましょう。
石川県だと、金沢大学や金沢学院大学で受験する方は要注意ですね。
段ずれを起こす
2日目の試験後に、ある生徒が3人の友人と会話中、1人だけ暗い顔の友人がいたそうです。
理由を聞いてみると、彼は39番までマークしたという。
しかし、問題冊子に書かれている最後の番号は、38番……。
ネットに伝わる、恐ろしい話です。
普通の怪談よりもぞっとしますね。
究極のミスである段ずれには、細心の注意をはらいましょう。
受験票を忘れる
うわさに聞いた話ですが、合格祈願のために仏壇に受験票を置いていたところ、ろうそくの火が燃え移り、受験票が炭になってしまった……という事件があったそうです。
受験票は再発行できるので、なくした場合はすぐに担任の先生や、大学の事務室に報告しましょう。
たいていの場合、対処してくださります。
管理を怠らないようにしましょう。
会場(キャンパス)を間違える
理系と文系で会場が分かれていたり、収容人数の関係で会場が2つある、ということはよくあります。
特に、大学は高校と異なりキャンパスがいくつもあるので、同じ大学でもそれぞれの会場の距離が離れていることはよくあります。
理系の会場で降りてしまい、慌てて文系の会場まで走った人もいました…。
遅刻などの恐ろしい事態にならないよう、会場はきちんと確認しましょう。
2. 注意点チェックリスト
ここまでのトラブルの数々をふまえ、みなさんには同じミスをしてもらわないよう、注意点をまとめました!
ぜひご参考にしていただき、安心して試験に臨めるようにしましょうね。
・公共交通機関の時間帯を確認する
・水分補給はほどほどに*
・トイレを済ませる
・腹痛止めを用意する*
・新品の文房具を用意する
・予備の時計、文房具を用意する
・時計の時間を合わせる
・持っていく参考書を選ぶ*
・耳栓またはイヤホンを用意する*
・受験票を用意する
・会場を確認する
・試験日を確認する
・衣服、文房具が無地か確認する
・解答科目を確認する
・解答番号を確認する
*は任意で
3. まとめ
いかがだったでしょうか。
大切な試験の際には、多かれ少なかれ誰もがミスやトラブルを経験するものです。
試験の際は想定外のことが起こるものだとあらかじめ思って、準備を怠らないようにしましょう。
そしてミスをしたとしても、実際には何とかなることが多いです。
現役生だと特に、試験当日には監督の事務員の方々や引率の先生方がいて、トラブルの際は必ず助けてくださりますし、多少のミスがあったとしても、合格できるだけの実力を発揮することは十分可能です。
大切なのは、絶対に諦めないことです。
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