「文系と理系の選び方に困っている」
「なんとなく好きなことはあるけど、文理選択すると具体的にどうなるかわかってない」
この記事はそんなことを思う方へ向けて書いています。
こんにちは!
金沢駅より徒歩5分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 金沢校」校舎長の酒見です。
高校1年生はそろそろ文理選択をする頃ですね!
大学受験で学ぶことや将来のお仕事にも関わる選択なので、選択に後悔したくないですよね?
でも、経験したことがない選択に迷う人も少なくないはず。
僕は高校1年生のときに、将来やりたいことはありましたが、それでも文理選択に迷いました。
将来やりたいことがない人にとっては、なおのこと迷ってしまうと思います。
そんな、文理選択に迷う生徒さんのために、
この記事では大学や将来の仕事に対して文系理系どちらがより適しているかを紹介します!
この記事を読んで、自分に合ったコース選択をできるようになりましょう!
それではどうぞ!
目次
1. 文系・理系の選び方
1-1. 入試科目をもとに考える
1-2. 大学の勉強内容をもとに考える
1-3. 将来就きたい仕事をもとに考える
2. まとめ
1. 文系・理系の選び方
文系・理系の選択は今後の人生に大きく関わります。
どのタイミングでどんな内容に影響するのかをわかりやすくご紹介します!
ぜひ次の考え方を参考に、文系・理系を選んでみてください♪
1-1. 入試科目をもとに考える
文系を選ぶか、理系を選ぶかで履修科目や入試科目が変わります。
また、どちらを選んでも同じように必要な科目もあります。
コースごとに紹介します!
文系を選択
文系を選ぶと、社会の履修科目が増えます。
主に国公立入試に大きく関係します。
共通テストで社会を2科目使うことになることが多く、社会が増えるのが文系選択の特徴です。
私立入試では社会1科目で受験できるところがほとんどです。
逆に、数学、理科は減ります。
文系だと、数学は2年生までに習うⅠA・ⅡBまでしか履修しません。
だから、3年生になったら入試対策としてⅠA・ⅡBの復習をします。
理科については、国公立入試でも基礎を2科目使うのが王道です。
専門1科目より、基礎1科目の方が履修範囲が狭くコスパがいいと言われています。
理系を選択
理系を選ぶと、数学、理科が増えます。
数学は、理系のみ数学Ⅲを履修します。
数学Ⅲは共通テストでは利用せず、2次試験では使うことがほとんどです。
しかし、獣医学部など、理系でも2次試験に数学Ⅲを使わなくてもよい学部はあるので、志望学部が決まっている生徒さんは数学Ⅲが必要かどうかを調べておきましょう!
理科は専門理科を2科目とることになります。
国公立入試だと、共通テストで2科目、2次試験で1科目使うことが多いです。
物理・化学・生物・地学の選び方は、志望学部の勉強内容や入試科目で異なるので、自分の志望学部はどうか、調べておきましょう♪
文系でも理系でも変わらない科目
英語は文系でも理系でも入試に必要な科目です。
共通テストも2次試験も使うことがほとんどです。
国語も文系でも理系でも入試に使う点では変わりません。
しかし、2次試験で使うかどうかは異なります。
文系は2次試験で使うことが多く、理系は使うことはありません。
1-2. 大学の勉強内容をもとに考える
最近、文理融合型の学部が出てきました。
金沢大学でも「融合学域」が登場し、話題です。
文系、理系、文理融合型の学部でそれぞれ学習内容が異なるので、わかりやすくご紹介します♪
文系を選択
文系独特の学部といえば、文学部、社会学部、国際学部などがあります。
文学部では、表現技法や歴史など、文学に関する様々な知識を学習できます。
高校で言うところの、国語(現代文、古文、漢文)、文学史、歴史などを専門的に学ぶイメージですね。
社会学部では、社会学に関することを学習できます。
社会学は医療社会学、家族社会学、教育社会学、など、実にたくさんの分野があります。
社会学部では、自身が興味を持った分野を、「研究的な視点を持って分析するための知識」を得ることができます。
国際学部では、国際学を専門で学ぶことができます。
国際学とは国際社会のあり方や国際問題の解決方法を経済や政治、文化など様々な側面から考える学問です。
外国語の習得に関心があり、国際学部を検討している方もいらっしゃると思いますが、その点は注意が必要です。
ほかにも政治学部など、大学ごとに文系学部は様々なので、いろんな大学の学部について調べてみましょう♪
理系を選択
理系では、数学や物理学、化学、工学、建築、電子情報、医学など、数学や理科を用いた様々な分野の学部があります。
大きく理論系と実用系に分かれています。
数学部や物理学部は理論系の学部です。
紙やパソコンで計算し、人類が未解決の問題に挑んだり、宇宙など目には見えない世界の新しい法則などを考えます。
化学部、工学部、建築学部、電子情報部、医学部などは実用系の学部です。
1、2年生の間は基礎理論を学ぶことが多いですが、その後大学の「研究室」というところに所属し、専門知識を深めたり、実験をしたりします。
文理融合型の学部
文理融合型の学部は、幅広い分野を学べる環境をつくり、社会での活躍に必要な「課題解決力」を育てる狙いがあり、創設されました。
まだ歴史は浅く、2018年に九州大が「共創学部」を設置したのが始まりです。
九州大では、共創を「異なる観点や学問的な知見の融合を図り、ともに構想し、連携して新たなものを創造すること」と定義しています。
課題構想力や国際コミュニケーション力などを育て、「共創的課題解決力」の獲得をめざすようです。
また、文理融合とまではいきませんが、経済学部や教育学部などは文系学部と言われながら理系要素があります。
経済学部は、大学のカリキュラムで数学Ⅲを一部履修します。
内容はとても簡単なので、高校で数学が苦手だった生徒さんも安心してよいでしょう。
経済という学問ではお金に関するデータを利用することが多く、パソコンを使った計算をすることがあるので、理系のような一面があります。
さらに、教育学部では、数学や理科の先生になれるコースもあるので、理系が含まれているとも言えるでしょう。
1-3. 将来就きたい仕事をもとに考える
研究職に就きたい人は文理選択をしっかり考えるとよいでしょう。
大学で学んだ学問をそのまま学び、研究し続けるということだからです。
また、国家試験が必要な職業(医者、弁護士など)は大学での科目履修が必要です。
就きたい職業に必要な資格・試験に大学での科目履修が必要かどうかは、先に調べておいた方がよいでしょう。
逆に、公務員、銀行員、営業などのお仕事に就きたい方はどんな学部からも就職可能です。
また、最近では文系出身のプログラマも多く活躍する時代になったので、文理選択が職業選択の幅を狭めることは少なくなっているようです。
2. まとめ
いかがでしたか?
文系、理系を選ぶことで、自分の将来に大きく変わるかもしれないということはわかったと思います。
もし、大学生や社会人になってやりたいことがある方は、それに必要なことをちゃんと調べて、文理選択をしましょう。
また、もしやりたいことがない方は、高校で学ぶ内容で「好きなこと」を中心に選ぶと良いでしょう。
遠いぼんやりした将来について考えるより、目の前でわかりやすいものについて考えた方が想像が膨らみますからね♪
これを読むみなさんが前向きな選択をできることを願っています!
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