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法学部 就職先 人気は?? 法学部を目指してみよう!!

 

六法全書"25465159_m"こんにちは!武田塾金町校です!

皆さん、志望校はどのように選びますか?
大学卒業後の進路まで考えると、「就職に有利な大学に行きたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、文系学部の中で就職に強いといわれている『法学部』について紹介していきます!

法学部は就職に強い?

法学部は「法学」と「政治」を学ぶ学部です。大学で学んだことを活かしたいのなら、司法、裁判官、弁護士など、法曹業界に就職する方が多そうですよね。

しかし、法に関する知識はあらゆる業界・職種で役に立つのです!焦っている男の子

法学部では、六法をはじめ労働法や行政法など様々な法律について学びますが、身に付けた法律知識は裁判の場だけで役立つものではありません。
あらゆる企業活動は法に則っておこなわれる必要があり、法律に関する知識・ノウハウはビジネスの現場でも必須です。それゆえ、法律知識を持った法学部生が活躍できるフィールドは広く、民間企業だけでなく公務員として活躍する法学部生も少なくありません。

消費者に商品・サービスを提供するとき
会社に勤めるとき
業者と商品の取引を行うとき
など、あらゆる場面で「法律」というものが絡んできています。

「法律」を知っているか否かでは、仕事をしていく上で大きく違います。

法学部と言えば弁護士や検察官などのイメージがありますが、実際に法曹界に進む学生は少数派であり、大半の法学部生は民間企業に就職したり公務員になったりします。

法学部は就職に強いと評判ですが、その理由はなぜなのでしょうか。本見出しでは、法学部が就職に強いと言われる2つの理由をご紹介します。

 

論理的に考えて主張ができる

1つ目の理由は、論理的に考えて主張ができるからです。就活では、エントリーシートや面接において論理的な受け答えをすることが評価されますが、法学部生はこれに慣れています。
ビジネスでは結論をはじめに伝えて、その後に根拠を述べることが一般的です。一方で、法律ではまず初めに条文や学説など根拠を吟味して、判例など結論を述べる流れとなります。
そのため、法学部の学生は論理的に考えて主張することに慣れていることが強みなのです。

 

ディスカッションやプレゼンに慣れている

2つ目の理由は、ディスカッションやプレゼンに慣れているからです。社会人になると、取引先や社内でディスカッションやプレゼンをする機会が多くあります。
多くの学生は、ディスカッションやプレゼンに苦手意識を抱いていますが、法学部の学生は1年次からゼミで議論をする機会がたくさんあるため慣れています。
面接やグループディスカッションのおいても、緊張せず相手と議論をしたり意見を言えることは採用担当から高評価を得られると言えます。

 

 

就活を控えた法学部生は、「どんな業界が人気なの?」「どんな職種に進む人が多いの?」「就活を有利に進めるために資格は必要?」といったことが気になっていると思います。人気の就職先や職種、就活を有利に進めるための対策などをまとめてチェックしておきましょう!

 

 

法学部の就職先として人気があるのは?

法学

金融業界

法学部生に人気のある業界の一つが金融業界です。理由としては、金融業界の給与水準が高いことも挙げられますが、法学部で身に付けた法律知識や法的センスを生かしやすい業界であることも大きいでしょう。
金融業界では、お金を運用するうえでも、投資先をリサーチするうえでも、新しい金融商品を開発するうえでも法律に関する知識が不可欠です。そのため、法学部出身であることが有利に働くケースは少なくありません。

商社

商社も、法学部生に人気のある就職先の一つです。トレーディングや事業投資をおこなう商社においても、法律知識を要する業務は多々あります。法学部で身に付けた知識だけでなく、法的なリスク管理能力や判断力を存分に生かして働くことができるでしょう。

情報通信業

近年、法学部生の就職先として人気が高まっているのが情報通信業です。インターネットの普及によって社会構造が急速に変化している昨今、従来ではなかったような新しい問題が次々と表面化するようになりました。
まだ法整備が進んでいない領域ですが、問題を回避・解決できる法的センスを持った法学部生には期待がかけられています。

公務員

法学部は、公務員になる学生が多い学部です。公務員試験は、政治学、憲法、行政法、民法などからの出題が多いため、大学で法律を学んでいる法学部生は有利になります。
国家公務員、地方公務員のほか、警察官や消防官、刑務官として国や地方自治体の運営に携わります。

法曹界

狭き門と言えますが、弁護士、検察官、裁判官といった法曹界を志す人が多いのは法学部の特徴です。法曹界で働くには大学卒業後に法科大学院を修了し、司法試験に合格する必要がありますが、ご存じのとおり司法試験は国家試験のなかでも最難関です。
長期戦覚悟で浪人する学生がいる一方で、見切りをつけて民間企業への就職に切り替える学生も少なくありません。

 

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法学部生に人気の職種

法学部生に人気の職種についてご説明します。法律とは関係の薄い営業や企画、マーケティングなどの職種に就く人もいますが、法学部で身に付けた専門性を生かせる職種に就く人が多いようです。

法務

法務は、会社の業務に関して発生する法律問題を専門的に扱う職種です。具体的な業務内容としては、契約書の作成や著作権の管理、顧客や取引先との紛争解決、コンプライアンス(法令遵守)のための社内規定・体制づくりなどが挙げられます。

近年はインターネットの発展にともない、企業の内情などがSNSで拡散され、それが原因で大きなトラブルに発展するケースが増えています。このご時世、企業の不祥事は倒産に直結することもあるため、コンプライアンス(法令遵守)を担う法務はますます存在感を増していく職種だと言えます。

人事・労務

人事・労務は、労働法や社会保障法などの知識が求められるため、法学部生にとっては適性のある職種だと言えます。人事は、従業員の採用、教育、評価などを通して組織の活性化を目指します。
労務は、従業員の入社・退職手続きや社会保険手続き、労働環境の整備や給与計算などを通して、従業員が安心して働ける環境づくりを目指します。

士業

法学部生はいわゆる「士業」の資格を取得して、資格を生かせる個人事務所や企業に就職するケースもあります。法学部生が取得する士業の資格として代表的なものは、社会保険労務士や司法書士、行政書士などが挙げられます。在学中に資格を取得して就職する人もいますが、就職して働きながら資格取得を目指す人も少なくありません。

 

法学部生が有利に就活を進める方法とは?

 

法学部生が就活を有利に進めるポイントをご紹介します。

 

「リーガルマインド」をアピールする

リーガルマインドとは、物事を論理的に考え、より妥当性のある判断を導く「法的センス」のことを言います。法律の学習を通してリーガルマインドを身に付けた法学部生は、筋道を立てて物事を考えることができ、トラブルが起きたときも利害が異なる主張をまとめて、双方が納得できる結論を導き出す能力に長けています。

企業が法学部生に期待しているのは法律の知識そのものよりも、リーガルマインドから醸成される論理的思考力や調整力、問題解決力です。そのため、エントリーシート(ES)や面接では、リーガルマインドをうまくアピールすることが重要です。

資格取得に力を入れる

法学部生は士業をはじめとする資格取得に強く、資格を取得できれば有利に就活を進められます。
とはいえ、弁護士や弁理士、司法書士といった難易度の高い資格は在学中に取得するのは現実的ではありません(もちろん在学中に資格を取得する学生もいます)。在学中での取得が見込め、なおかつ就職に有利になる資格をご紹介します。

▼社会保険労務士

社会保険労務士は、その名のとおり「社会保険」と「労務」に関するスペシャリストです。社会保険や人事・労務に関する書類作成や指導をおこないます。就職先としては、社会保険労務士事務所や企業の人事・労務部門などが挙げられます。

▼行政書士

行政書士は、官公庁に提出する各種の書類作成をおこなう専門家です。
具体的には、会社設立や建築業許可、飲食業の営業許可などの書類作成をおこないます。主な就職先は行政書士事務所になりますが、一般企業の法務部や総務部でも専門性を生かして働くことができます。

▼宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建)は、土地や建物に関する法律のスペシャリストで、土地や建物の売買・賃貸借の代理や媒介をおこないます。
具体的には、土地や建物の状況や権利関係を調査し、取引の相手方に重要事項説明書の説明・交付をおこなうなど契約締結のための各種業務に携わります。宅地建物取引士の資格を持っていると不動産業界や金融業界への就職に有利です。

▼ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定は、企業が遵守すべきコンプライアンスに関する基礎知識があることを証明できる資格です。
ビジネスにおける法的なリスク回避能力や、トラブルを未然に防ぐコンプライアンス能力をアピールできます。1級・2級・3級がありますが、就活を有利に進めるためには2級以上を取得するのがいいでしょう。

 

法学部生が就職する際に有利になる事前準備とは??

法学部は、就職先が幅広いうえに高い年収が期待できるとわかりました。本見出しでは、法学部が就職のためにすべき準備を4つご紹介します。
法学部生の方は、就職を安易に考えるのではなくしっかりとした事前準備をすることを心がけると良いでしょう。

 

経済や会計の知識をつける

1つ目の準備は、経済や会計の知識も学んでおくことです。法曹界以外に就職をした場合、日々の業務では経済か会計のどちらかが必要になることが想定されます。
法律と合わせて学んでおくことで、より俯瞰的に業務内容を捉えて本質的な提案や解決ができると期待できます。
法学部の方は、法律科目だけではなく経済や会計の知識も学んでおくと良いでしょう。

専門分野を1つもつ

2つ目の準備は、専門分野を1つもつことです。法律科目は、司法試験だけでも合計7科目ありますが、それ以外にも日々の業務で役立つ科目が数多くあります。
例えば、金融業界を目指すのであれば金融商品取引法や、保険法などです。不動産業界であれば、民法や行政法などの知識が求められます。
志望する業界や職種に応じて何か1つ専門分野を持つことを心がけましょう。

インターンで実践をつむ

3つ目の準備は、インターンで実戦をつむことです。インターンとは、企業において有給・無給のどちらかの契約の元、実際の業務を体験させてもらう制度のことをいいます。
法曹界を目指す学生であれば、弁護士事務所やローファームでのサマーインターンシップに参加すると、日々の業務を体験することができるので就活にも有利となります。

就職活動では、学生時代に頑張ったことや志望動機の他にも、取得した資格をアピールすることができます。
本見出しでは、法学部が就職で有利になる資格を4つご紹介しますので、取得に向けて勉強に励んでみてはいかがでしょうか。

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