1浪で早慶快勝!勉強法の正解と誤り~成功した浪人編~
こんにちは!
武田塾 鎌取校です。
今回は【講師紹介】第6弾の続き、後編をお届けします!
【前編はこちら!】
引き続き田村先生に綴ってもらったものをご紹介させていただきます!
負け犬の見直しと新たな船出 ~誤った勉強の後悔と浪人する意味~
現役か、浪人か
終わった。全てが終わった。
僕は勉強を終わりにして春から法政大学法学部に進学するんだ。
そう思うたびにもう一人の僕から「それでいいのか。自分の一度きりの人生なのに人のせいにして、言い訳をして、辛いことがあれば逃げ出す。そんな負け犬のままで後悔はないんだな」と声が聞こえた。
うるさい、だってしょうがないじゃないか。
後悔がないか?そんなもの、そんなもの、ないわけがないだろう!
後悔しかないに決まってるだろ。
仮にも一橋大学目指していた人が私立も惨敗。
そんなの僕のなけなしのプライドが許してくれない。
もっと早く勉強の仕方に気づいていれば、
もっと自分の中の疑問を意識しておけば、
数学ではなく日本史で勝負していれば、
映像授業を、予備校をやめておけば、
もっと、もっと、もっと満足して幸せに先に進めたのに。
しかも、どうせ大学生になってもコロナウィルスでろくなキャンパスライフも送れないだろうしな。
…そうして浪人をする方へ気持ちが傾いていった。
親に相談する前にまずは自分の気持ちを固めるために予備校を見に行くことに。
今までの予備校は行きたくないので、大手予備校を2校見に行った。
その内1校の校舎長の先生と話したとき、僕の心の中で一つの結論に達したのだ。
「やらない後悔よりもやる後悔。満足できるのはどっちなんだ。」
目が覚めた。とりあえずやってみよう。
もしやってだめでも今よりかは満足して前に進めるだろう。
浪人させてください
そして親の説得に取り掛かった。
まずはどうして法政大学を蹴ってまで浪人するのか、何を学びたいのか、将来どうなりたいのか自分なりに理由をつけて考えた。
僕が将来したいことは世界を股にかけた仕事をすることだった。
余裕がなくて長らく忘れていた。
そんな仕事をするためにはまずは世界のことを学ぶ必要があるだろう。
それはつまり、国際経済や国際政治、つまり国際社会を学ばねば。
法政大学法学部ではそんなことは学べないし、学部が違う。だからダメなんだ。
そういうことが学べてかつ「数学がなくても受験できる大学」はどこだろう。
そうだ、慶應だ、次点で早稲田か。
そうして、僕は慶應を目指すことにした。
親にそれらを伝えたが、「言葉だけだと薄っぺらい」と言われた。
だから、行動で示すことにした。
毎日朝早くから勉強している姿を親に見せた。
多分この時が一番勉強した(それでいいのか浪人生)。
なんやかんやあって浪人させてもらえた。
ただ、その費用はあとで働いて返すことになった。
そして僕の予備校ライフが始まった。
最初はいろんな悔しさや後悔だけでなく、自分の頭で考えてリスタートできる嬉しさからすごく勉強した。
その結果四月の模試では偏差値70を取れた。
また冬が来て、春がくる ~成功したサイクルとその結果~
浪人時代の勉強法
浪人してからは、時間ではなく中身を意識して勉強するようになった。
朝8時に予備校に行って、
暗記物を一時間半、
その後、英語を昼過ぎくらいまでやって、
昼ごはんを食べたあとは、
30分ほど昼寝して、散歩した後に、
日本史を夕方までやって、
5分ほど夜風にあたって、
最後に国語を一時間半、
そして暗記物を電車の時間まで取り組んで、
夜は早めに7時半には予備校を出た。
そして、家にいる時間は自由時間とし、勉強はしなかった。
このスケジュールを一年間ひたすら繰り返した。
勉強に取り組む中で、意識した点として以下のようなものが一例として挙げられる。
①最初は単語が覚えられず時間がかかっていたが、自分なりに工夫をすることで暗記効率を上げて他の人よりも“1時間に覚えられる単語の量”をはるかに増やせたと思う。
(例)
・フラッシュカードでの暗記
・わからなかった単語をまとめるノートを作る
・「1~10」まで覚えたら次は「1~20」を覚えるなどして3歩進んで2歩下がる
②過去問は早慶の自分の受ける学部の過去問は15年、受けない学部の過去問も10年分取り組み、演習量を増やすと同時に、大学ごとに問われやすい分野や単語の傾向を把握できた。
③過去問研究は、自分が間違えた問題だけでなく、合っていた問題も確認した。
・英語長文はスラスラと黙読できるまで読み込む
・日本史は不正解の選択肢や使わなかった語群の単語まで調べあげる
・現代文は問題の選択肢を読む前に自分の言葉で記述解答を作成する
④「二択で迷った時に何を根拠にして最終判断を下す」のか、「分からない問題に何分かける」のか、「問題が難化または易化したときの時間配分や心構え」までも日ごろから考えて、シュミレーションしていた。
こうして早慶オープン模試ではA判定を取ることができ、苦手だった国語も記述模試での偏差値を45から70まで上げることができた。
入試本番!
そして、入試本番。
施行後初めての共通テストでは、落ち着いて取り組むことで、自己ベストには届きませんでしたが、それでも88%とることができた。
私立初戦の上智は新傾向のクロスワードパズルで自分の頭の固さから苦戦したが、
うまく気持ちを切り替えて、次の明治政経、慶應経済、慶應商と連勝できた。
しかし、本命の慶應法政では英語で崩れてしまい、あと数点ほどの差で落ちてしまった。
慶應法政終わったあとはショックで二日ほど勉強が手につかなかったが、それでも持ち直してなんとか最後までやりきり、最後の早稲田社会科学部も合格できた。
合格した慶應経済、慶應商、早稲田社学の中から、僕は自分の学びたかった国際経済で有名な慶應経済に進学した。
早慶に受かった時の喜びはいまでも覚えているし、何よりようやく長い、長い受験勉強が終わったんだなぁと感慨深い気持ちになった。
受験生に一言!
確かに、“努力すれば必ず報われる”わけではないが、“努力をしなければ何も変わらない”のです。
今できるベストを尽くし続けるのはかなり難しいかと思うが、ベターを尽くす努力を怠ってはいけません。
常に自分の頭で反省・修正し、それを行動に移しましょう。
大丈夫です。結果は自ずとついてきます。
合格の二文字を掴むその日まで、良い時も悪い時も自分と真摯に向き合って、前を進んでいきましょう。
成功した浪人編 まとめ
時間より中身重視の勉強
「1日10時間勉強するぞ!」
…このような目標は素晴らしいようでいて、その実”時間”ばかりに囚われて目的を成さないケースも多く見受けられます。
もちろん、目標を立てることはとても良いことなのですが、意識するべきは「今日何時間やるべきか」ではなく「今日何をできるようにするべきか」ということです。
”単語を100語覚える”という行為にダラダラと3時間かけるのも、1時間で覚えきるのも、同じ「単語を100語覚えた」という結果です。
ゴールは入試本番で目の前の問題が解けるようになること。
そのために自分にどんな力が必要が、何をすべきかを逆算して取り組む必要があるのです。
当たり前のことだと認識している人も多くいるかと思いますが、目標や計画を立てる時はその本旨を忘れずにしましょう。
入試当日に得点を取る対策
前項とも重複してしまうのですが、「受験勉強」というととにかく「勉強!勉強!」というイメージかもしれません。
しかし大事なのは「当日に点数をより高く取ること」です。
「じっくり取り組めば解けたのに」「勉強したところだったのに」「迷っていないで問題を飛ばしておけば」
このような言い訳は利かないのです。
そのため、各入試の形式や傾向への対策・シミュレーションにもしっかり時間をかける必要があります。
田村先生は「分からない問題にどのくらい時間をかけるのか」といった心構えを想定しておくなど、本番の動きも考え尽くしていましたね。
現役で一度失敗したからこその対策でもあると思います。
それが勝率高く受験を終えられた結果にも表れています。
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いかがでしたか?
田村先生のように「絶対失敗したくない!」と思いつつも、「じゃあ自分は何をやるべきなのか」と困っている方!
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一人ひとりのお話をじっくり伺い、アドバイスさせていただきます!
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