社会科目は何を選んだらいい? 各科目の特徴を徹底解剖!
こんにちは、武田塾鎌取校です!
今回は社会科目の選び方についてお伝えしていきたいと思います。
大学受験で使用できる社会科目としては
①日本史
②世界史
③政治経済
④地理
⑤倫理
⑥倫理・政治経済
⑦現代社会
が挙げられます。
今回はこれらの科目からどの科目を選択するかについて順を追って説明します。
科目によって特徴が違ったり使える大学・学部が限られていたりするのできちんと考えてから選びましょう。
社会科目の王道は日本史と世界史!!
大学受験の社会科目というとやはり一番選択者数が多いのは日本史と世界史です。
日本史と世界史は共通テストや私立大学入試などほとんどの大学・学部で使用することのできる科目です。
日本史にする?世界史にする?
日本史は中学社会で一通り学習するので、高校で勉強する内容は中学の内容の上塗りをしていく形です。
中学で学習したこともそのまま出てくるので比較的勉強を始めやすいのが特徴です。
しかし、各時代の貴族、武士、庶民の生活や宗教、特産品など政治史以外の細かな部分やマニアックな問題も入試では問われるため、一通り通史を終えた後の”詰めの学習”や”細かい知識の習得”が合否の分かれ目になってきます。
一方、世界史は中学ではほとんど学習しないため一通り通史を終えること自体に時間がかかります。
教科書も世界史のほうが若干厚いです。
しかし、逆に言えば全世界のことを学習するので、各地域の細かい知識についてはさほど問われないので、通史の範囲をカバーしてしまえば得点が安定します。
根気強く通史を終える事が重要です。
また、内容的に「どちらでもよい」という場合は日本史は漢字、世界史はカタカナで解答するので漢字とカタカナどちらのほうが覚えやすいかという部分で選んでもよいのではないかと思います。
適当な選び方だなーと感じるかもしれませんが、いざ解答してみるとなるとカタカナは濁点がついたりつかなかったり、漢字は旧字体がでてきたり同音異義語に戸惑ったりと漢字とカタカナどちらが相性がいいかというのは個人によって分かれてくるのではないかと思います。
政治経済という選択肢も?
次に政治経済という選択肢があります!!
政治経済の教科書は日本史や世界史の教科書の半分ほどしかないので一通りの学習を終えるのに歴史科目の半分ほどしか時間がかかりません。
また、政治や経済に興味のある人やニュースをよく見る人にとってはもとから知っている内容も多く含むので比較的親しみやすいです。
一方で経済に関する分野では計算問題や制度の原理を理解しなければいけない部分(円高、円安など)があるのでそこに嫌悪感を覚える人にはお勧めできません。
そして、政治経済は慶應義塾大学や上智大学、また早稲田大学の一部学部などでは受験科目として使用できないので政治経済を選択する際には志望校や併願校の受験科目として使用できるかをしっかりと確認することが必要です。
また、共通テストで政治経済を使用する場合、一部の国立大学では政治経済ではなく倫理と政治経済が合わさった「倫理・政治経済」という科目しか使用できない場合があるので注意してください。
共通テスト科目としての地理、倫理・政治経済、現代社会
ここでは共通テストの「文系国立型社会2教科目」の選択と「国立理系型の社会科目」選択について書いていきます!
地理
基本的に文系の人は歴史科目か政治経済を選択する人がほとんどです。
というのも、地理で受験できる文系の私立大学はほとんどないからです。
ただし、国立志望で共通テストの社会2科目目として使用し、併願私立では社会1科目目を受験科目とするなら問題ありません。
反対に理系の人は圧倒的に地理を選択する人が多いです。
なぜなら、暗記事項が少なく比較的短期で共通テスト7割程度の得点が可能だからです。
しかし、7割から上の得点に結びつけるのには時間がかかるので満点近くを目指したい人は他の科目を選択することがお勧めです。
もっとも理系の方は社会科目の得点はほどほどにして理系科目で稼ぐ方が大半なので、その点地理はコスパがとても良いです。
倫理・政治経済と現代社会
「倫理・政治経済」や「現代社会」は基本的に共通テストのみで使用できる科目です。
国公立2次試験や私立大学入試ではまず使用できません。
「倫理・政治経済」は政治経済に倫理がくっついた科目です。
倫理という科目は単体で受験することもできますが一部の国立大学や私立大学でしか使えません。
文系の私立大学を考える場合は倫理を選択すると受験可能な大学がかなり少なくなってしまうので志望校が固まっていて倫理が使える大学を志望していない限りお勧めできません。
倫理政治経済は政治経済単体では歴史科目よりラクですが倫理がつけばそこまで変わらなくなります。
政治経済については上述の通りですが倫理では哲学者などの思想を学びます。
哲学に興味がある人にはおすすめです。
ソクラテスやプラトン、デカルトなどについて勉強できます。
また、哲学と聞くとなにか重たいイメージを感じますが大学受験科目としての倫理は表面の暗記(思想家の名前とその考え方の名前)にとどまりますからそこまで心配しなくても大丈夫です。
「現代社会」は倫理政治経済の簡単バージョンだと思ってください。
倫理政治経済よりも基礎的な部分が出題されます。
しかし、使用できる大学はかなり限られていますからよく確認したうえで選択してください。
反対に、志望する大学を現代社会で受験できる場合、倫理・政治経済よりも高得点が狙い安くコストパフォーマンスが良い科目です。
社会科目 各科目のポイントまとめ!
ここまで各科目について詳しく説明しましたが、最後に各科目の特徴、ポイントをまとめておきます。
どの社会科目を選ぶかによって勉強量や勉強の仕方、使用できる大学・学部が変わってくるのでよく考えてから選んでみてください!!
日本史
・中学でも一通り学習しているので取り組みやすい
・世界史より細かな部分が問われる
・漢字解答が多い
世界史
・通史を終えるのに時間がかかる
・細かい知識は問われにくいから通史を終えれば得点が安定しやすい
・カタカナ解答が多い
政治経済
・分量が他の科目に比べて少ない
・政治経済に興味のある人は学習しやすいが、計算を苦手とする人には学習しにくい分野がある
・受験科目として使用できる大学は日本史・世界史に比べて限られる
共通テスト地理
・暗記事項は少ない
・短期の学習である程度得点可能
・満点を取ることは難しい
共通テスト倫理・政治経済
・政治経済と倫理が合わさったもの
・日本史、世界史と分量は変わらない
・基本的に共通テストのみで使う科目
共通テスト現代社会
・倫理・政治経済の簡単バージョン
・使える大学、学部は倫理・政治経済より少ない
・志望大学で使えるならコスパは良い
以上です!
自分に必要な学習を進める際に役立ててみてください。
もしも「自分はその科目を選んだらいいか迷っている」など、困ったことがあれば
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