みなさんこんにちは。
武田塾加古川校です。
武田塾では自学自習を大事にしていますが、みなさんはそれが出来ているでしょうか?
どんなに合格率の高い予備校に行っても、どんなに凄い先生に指導を受けたとしても、最後に頑張らないといけないのは結局自分自身ですよね!故に、受験は孤独な戦いであると言うのかもしれません。
そこで今回は、自学自習を極めるとはどういうことかについてお話したいと思います。
自学自習とは
文字通り、他人に教わるのではなく自分で学習することを指します。塾などで授業を聞いただけで、勉強した気になっていた経験はありませんか?
武田塾では授業は行っていません。また完全個別の一対一です。では、指導中の一時間で何をしているのかというと、宿題を元に実施される確認テストの採点&口頭諮問、宿題の点検、質問対応、勉強や受験に関する相談に時間を使っています。口頭諮問とは生徒が勉強したことをしっかり理解できているかどうかの確認です。これは、たとえ確認テストが満点であっても行います。理解して第三者に説明出来て初めて自学自習が出来ていると判断します。宿題の量やペースは、生徒の忙しさや能力に応じて講師が適切に管理してくれます。管理はしてくれますが、自分で頑張らなければ確認テストで合格基準の8割は取れませんし、不合格であれば次の範囲に進むことも出来ません。要するに、先に進めないのは自業自得ということになります。不合格が続けば、講師が宿題の量を調節したり、結果が振るわない原因は何なのか探ってくれますが、結局は自分が頑張るしかないという状況です。
解説をしっかり読もう!
武田塾では、解説を読んでくるまでが宿題です。もちろん、解説を読んでもピンとこないところは予めチェックをつけておくなどして、講師に質問してください。また、分からない問題があるまま次に進むのは絶対に避けましょう。
しかし、例えば英語についてこんな質問をすると、講師は自学自習が出来ていないと判断します。
「shouldとmustの意味って何ですか?」
これは、解説の部分に必ず載っている事項ですし、覚えてこなければいけない部分だからです!問題を解いて丸付けをしてくるだけでは宿題は未完了だということです。
自学自習を極めるとは?
お察しの通り、自分ひとりで勉強できるようになるということです。言われなくても解説は隅から隅まで読んで、理解してから先に進んでいる。暗記物は忘れないように現状をキープ出来ているなど、です。指導を受けるのは週に一時間から数時間ですよね!なので、自学自習しなければならない時間が圧倒的に多いことは明白です。他人に頼り切っている受動的な勉強態度では、厳しい受験を突破することは難しいですよ!
自分だけではどうにもならないときは「即質問し、即相談し、即実行」してください。これは武田塾十箇条にも書いてあることです。
ペースを守る
自分で勉強していく中で、ペースを守ることは非常に大切です。何度も耳にして聞き飽きたとは思いますが、基礎基本をおろそかにしてはいけません。焦る気持ちからか、つい発展・実践問題を解こうとしますが、結局は基礎力がないと解けないようになっています。過去問はインプット完了後にしてください。これも武田塾十箇条からの言葉です。
もしかすると、基礎という言葉が受験生の皆さんに誤解を与えているのかもしれません。基礎=簡単を意味しているわけではありません。例えばシステム英単語(旧版)では1200個が基礎単語になります。では、1200個を完璧に覚えている人はどれぐらいいるでしょうか?恐らくは、ごくわずかだと思います。果たして、そんな状態で長文読解ができていると言えるのでしょうか。
これは何も英語に限った話ではありません。全ての科目において基礎を固めることを最優先に行ってください。その上で、いつまでに仕上げるというゴールを決めておいたほうがいいです。8月末を1つの区切りとして、そこを目安にするのがいいのではないでしょうか。そこから逆算して日々どれぐらいの量をこなしていくか決まると思います。
おまけ
自習室で音楽をきいたり、耳栓したほうがよいのかという質問をされることがあります。結論から言うと、 音楽をききながらしている人、耳栓をつけてしている人、どちらもしていない人の全てが混在しています。前者2つの理由は、「音楽を聴きながらのほうがリラックスして勉強できる」や「隣の人の文字を書く音がうるさいから耳栓をしている」など様々です。
では、音楽を聴いたり耳栓をしたほうが良いのか?についてですが、どちらもやめておいた方が良いというのが正直なところです。試験本番にお気に入りの音楽がなっていないと集中できなくなっては困ります。また、 音楽を聴きながら勉強していると、集中しようとしてもその音楽が頭に残ってしまい、特に読解問題などは中々集中できません。暗記するときも同様で、自分では集中しているつもりでも歌詞やメロディーなども頭に入ってきてしまいますので、効率や質が下がってしまいます。
次は耳栓についてです。耳栓をするとほとんど無音になり、隣の人のペンを置く音や文字を書く音を気にせず勉強ができます。一見、集中して勉強出来て良いように思えますよね。 しかし、実際の試験は無音ではありません。試験中の部屋では、隣の人の文字を書く音や紙をめくる音、鼻をかむ音が聞こえてきたりします。実際に耳栓をして勉強してた人の体験談で、隣に文字を書く音が大きい人が来た時に気になってしまい、集中できなかったと聞いたことがあります。
勉強するときに大事なことは、試験中と近い環境で勉強することです!
最後に
いかがでしたでしょうか?
少しでも自学自習を極める参考にしていただければ幸いです。
勉強の内容だけでなく、勉強方法や勉強のペース、困ったことなどは、いつでも遠慮なく講師に相談してください。しんどい、辛いなどの悩みや弱音も聞きます。勉強を頑張っていくのも、結果を出さなければならないのも自分自身ですが、そこまで辿り着くためのサポートは講師一同全力でさせていただきます。
怠け癖をたたきなおしてほしい人も歓迎します。諦めずに頑張りましょう!