みなさんこんにちは。
武田塾加古川校です。
突然ですが、みなさんのノートや参考書はどんな状態ですか?この二つは勉強をするうえで欠かせないものですが...
その人が間違った勉強をしているかどうかは、その人の成績を見るまでもなく、その人の参考書やノートを見れば大体分かるものです。要するに勉強の形跡というものです!
今回はノートに解くこと&参考書に印をつける習慣の重要性についてお話したいと思います。
ノートを作りましょう!
英単語の勉強などノートが必要ない場合もあるのですが、科目に関係なく「解く」類の参考書は必ずノートに解いてください。武田塾では確認テストの出来だけではなく、きちんと宿題や勉強が出来ているかを確認するため、ノート点検も行っています。
理数科目
理数科目についてはノートを作って、ノートに解いている人が多いと思います。ただし、たまにさぼってしまい課題が全問解けていないという人も居るのではないでしょうか?
例えば数学についてです。数学は種類も多く、復習となるとかなり膨大な数になってしまいます。ある程度得意な分野であれば問題の方針が思いつくかどうかだけを確認していく方法をとっても構いませんが、初見の場合は全問しっかりノートに解いてください。どこが分からないかだけではなく、計算ミスの癖なども見つけることができます。自分で気が付けない場合でも、講師に確認してもらうことで、問題点が発見できます。
英語
英語についても同様です。時間をかけてノートまとめをしろと言っているわけではありません。
例えば、英文法について言うと、ノートに書くのは問題番号と答えだけで良いのです。特に難しくないですよね!しかしながら、これが出来ていない生徒さんが多いです。今まで幾度となくお話しましたが、英文法は暗記ではなく理解しないといけません。もちろん並び替え問題なんかは「解く」作業をしないと身につかないと思います。私立志望で記述問題がないからといって、参考書を目で見るだけの勉強をしていてはいけません!
少し厳しく申し上げると、ノートに解けていない生徒さんというのは、科目を問わず確認テストの成績も志望校の判定も良いとは言い難い場合がほとんどです。それほどノートに解くということが重要なんです!
ノートまとめをするときは
もちろん分からない科目や分野のノートまとめをしている人も居ますよね。指導の時にノートを見せてもらうと、字がきれいなノート、色ペンを使ったカラフルなノート、殴り書きのノートなど、その見た目は人によって様々です。
ここでみなさんに考えて欲しいことは、なぜノートまとめをしているかということです。率直に述べると、ノートをまとめる理由は自分が理解するためです。きれいなノートを一生懸命作ろうとするあまり、参考書の内容が頭に入っていなかったり、色ペンをたくさん使うことで、かえって大切なところがわからないノートになっていませんでしょうか?勉強アカウントなどSNSの影響もあるのかもしれませんが、綺麗に書けたという自己満足が目指す先になっていてはいけません。
ノートをまとめる時は、使う色を最大3色(黒・赤・青)までにしておくのがおすすめです。重要事項は赤、補足説明などを青で書くといったように、自分でルールを決めておくと、見やすい(わかりやすい)ノートになります。また、参考書の内容を理解する段階では字は汚くてもよいので、頭の中で、参考書の内容のどこまで理解できており、どこからがわからないのかをはっきりさせてください。参考書の内容が理解出来たら、次はそれを覚えるために、先ほど使ったノートを覚えやすいようまとめなおすのが良いでしょう。
ノートをどう作っていくかは、勉強する上でとても大切です。
綺麗な参考書って?
ノートの話はここまでにして、次は参考書の話題に移りましょう!
まず、一つ質問です。
まっさらで綺麗な状態の参考書って良いのでしょうか?もちろん、参考書を購入するにあたっては新品・未使用品が良いですが、ここでは受験勉強をしている人の参考書の状態を指します。
武田塾では、初見の時でも復習の時でも、間違えた・分からなかった問題に印をつけるよう伝えています。これは、自分が出来ない箇所を明確にする目的と、復習のときに効率化をはかることを目的としています。また、「解説を読んで理解してくるまでが宿題」という指導をしています。となると、全問難なく正解出来た人以外は、参考書の問題に何らかの印がついていることはもちろんのこと、解説にマーカーの後や書き込みがあるはずです。
ではもう一度考えてみましょう。先ほどの内容を踏まえると、まっさらで綺麗な状態の参考書というのは、勉強が浅い・足りていない証拠です。参考書とは使い込むものです。辛い勉強を乗り越え、晴れて志望校に合格した人の参考書を見てみてください。多くの書き込みや付箋、何度も開いたからか、表紙もページもボロボロのものが目立ちます。
先ほどのノートの件と同様、参考書が綺麗なままの人は、確認テストでの不合格が多かったり、成績が中々伸びていないという印象を受けます。使い終わったら売ってしまおうなどと思っている人も居るかもしれませんが、後の数百円の利益より、志望校合格に重きを置いてほしいものです!
最後に
分かりやすく言えば、ノートに解く&参考書に印をつける習慣と成績は比例しているといっても良いです。確認テストの結果をみて、すぐに間違えた単語に印をつけている人・先生が言ったことを参考書やノートに書き込んでいる人、非常に良い習慣です。
根気よく続けていれば、必ず成績は伸びるはずですよ!
一方で、ノートにきちんと解けていない人・参考書が綺麗なままの人、今回の記事を参考に自身の勉強方法を見直してみてはいかがでしょうか?早めから習慣づけしていくことが大切です!
武田塾の勉強のやり方の1つに、「量より質」というものがあります。これは、10問中7問を理解したことよりも、5問中5問全部を完全に理解した方が良いとする考え方です。
武田塾の確認テストの合格ラインは8割で設定しています。よく考えてみてください。仮に8割で合格したとしても2割は落としたことになります。100問の単語テストだとすると、20語の単語を間違えたということです。この落とした2割が入試に出題されることを想定すると危険ですよね?
だからこそ、完璧に解ける問題を増やしていくことにこだわって欲しいのです!そのことも踏まえて、勉強方法を見直してもらえればと思います。