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【一日の勉強時間】休憩の取り方や隙間時間の使い方

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

いよいよ受験学年となり、本格的に受験勉強を始めた生徒さんから

「どのくらい勉強を頑張ればいいのか」「趣味の時間は削らないといけないのか」といった類の質問をよく受けます。

そこで今回は一日の勉強時間・休憩・隙間時間についてお話したいと思います。

休憩の取り方

本格的に受験勉強を始めるとどうしても焦る気持ちが先走ってしまい、睡眠時間を削ったり、ろくな休憩も取らずに無理な勉強を続けてしまう人がいます。無理のしすぎは三日坊主に繋がりやすく、また途中でスタミナ切れになってしまう可能性が高いです。

まず受験生が平均で何時間寝ているのかについて紹介したいと思います。

受験生の平均睡眠時間 = 5時間

この数字から、受験生が寝る間も惜しんで受験勉強に励んでいることが想像できますね。 しかし残念ながら、この睡眠時間は体力回復にも記憶の定着にも不十分です。

いったいどのくらい必要なのかというと... 

理想の睡眠時間は7時間で、記憶の定着には6時間の睡眠時間が必要と言われています。 となると、体力に自信のある受験生で、最低6時間、日中疲れを感じやすい受験生には最低7時間の睡眠時間の確保が推奨されます。

日々の睡眠時間を削って、時々まとめて睡眠時間を確保している人も気をつけてください。寝だめではなく、あくまでも規則正しい生活リズムを意識してください。徹夜して睡眠時間を削って勉強したとしても、お昼や午後に眠気に襲われ、勉強に集中できなければ本末転倒です...しっかり寝て次の日に備えることが大切です。

さぼる≠息抜き・休憩

「さぼること」と「息抜き・休憩」は違うものとして捉えましょう。皮肉にも、さぼっている人ほど「たまには休まないとな」と都合の良い方向に怠惰な自分を正当化していることが多いです。逆に、肩の力が入りすぎている真面目な人は「怠けている暇はない」などと自分を追い込んで精神をすり減らしていることがあります。オンとオフのバランスをきちんと取ってください。

また、勉強の合間にはこまめに休憩を挟みましょう。例えば、頭を使った後は甘いものを口にしたり、ずっと同じ姿勢で凝り固まった体をストレッチでほぐしたりするのが良いですね。少し目を閉じて疲れた目を休ませてあげるのもいいかもしれません。ストレス過多で爆発してしまっては収拾がつかないので、たまには息抜きもしてください。やはり勉強はモチベーションありきで成り立つものだと思います。モチベーションの上がらないときは、美味しいものを食べたり、友達とおしゃべりしたりしてください。趣味がある人はそれでも構いません。そういった、たわいのないことで気持ちが晴れることもあります。

ただし、だらだらとスマホを見たり、長い昼寝時間を取ったりすることは極力避けてください。特にスマホは、5分だけ!と思っていても20分、30分と時間が経ってしまうことが多いので、注意してください。どうしても気になってしまう人は、電源を切ったり、違う部屋に置いたりして目に入らないようにするのがお勧めです。

一日の勉強時間

勉強時間というのは人の生活リズムや体力、性質、能力に応じて様々です。つまり、一日の最適な勉強時間というのは明記することが難しいと言えます。

武田塾生であれば、その日の宿題が達成できるまでを目標にしましょう。宿題は日割り出されていると思うので、答え合わせをして解説を読むまでをその日のうちに完了させてください。出された課題をこなすこと自体が受験勉強です。もちろん、複数の科目の指導を受けている人も同様です。宿題の量が多く大変だと思いますが、一日にやるべき量が設定されている方が、目標が明確で取り組みやすいものです。指導を受けていない科目については自分で一日の目標を決めて取り組んでください。

夜型より朝型!

ところでみなさんは、どちらかというと朝型ですか?それとも夜型ですか?

自分は夜型だという人は要注意です。単純に、試験は朝から開始されることが多いですよね。夜型の勉強生活を長く続けていると、朝に行われる試験で集中力が長続きしません。文系科目など読解力が試される場で集中力が必要不可欠です。理系科目では集中力の欠乏によるケアレスミスに注意をしてください。朝に脳が完全な活動モードに切り替わっていることが望ましいです。夜型の生活に慣れてしまった体をすぐ朝型に変えることは容易ではありません。徹夜が習慣化し、朝疲れているという人は、少しづつでいいので生活習慣を改善していきましょう。起きてしばらくしてすぐに疲れているということは、夜のうちに疲労回復が全くできていないということですよね。

隙間時間の使い方

隙間時間は暗記物にうってつけです!隙間時間はスマホを見たり、ぼーっとしているとすぐに過ぎ去ってしまうものですが、活用次第で勉強時間の確保に繋がります。というのも、こういった時間は制限がある分、集中して取り組みやすいからです。

暗記に対して苦手意識を持つ人は多いですが、回数を重ねてトレーニングを積めば、誰にでも伸びしろがあると思います。電車やバスの移動時間などでは活用できる隙間時間を見つけて勉強の効率化を図りましょう。

例えば通学に片道30分電車に乗っている受験生がいるとします。 この通学時間に勉強すると往復で1時間、週5日学校に行くとすると、1か月あたりで「1時間×20日=20時間」もの勉強時間が確保できます。こういう時、勉強時間は各30分と短いので、単語や熟語など短時間で効果が出るものがおすすめです。勉強時間がないと困っている方、夜の睡眠時間を削っている人、自分の1日の予定を振り返って隙間時間はないか探してみてください。

最後に

今回の記事では「一日に何時間」と正しい勉強時間というものを明記していません。受験勉強は、自分がやるべきこと、宿題、現役生であれば学校の課題も考慮して、さらには睡眠時間や息抜き時間を確保しながら計画的に行ってください。

隙間時間を有効活用することができれば尚良いですね!

特に浪人生の人は、無理をしすぎたり、怠けてきたりと両極端になってしまう人も多いです。気をつけてください。受験は長い戦いとなります。オンとオフの切り替えを意識して、効率的で質の高い勉強を目指しましょう!

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