こんにちは!武田塾鹿児島中央校です。
今回の内容は医学部医学科を目指す鹿児島の学生にぜひ一度確認して欲しい内容となっています!
医学部受験と言えば単純に難しい!とだけ考えてしまいがちですが、
受験戦略を練ることで自分に有利に受験を進めることも可能です!
今回は鹿児島の医学部志望者が志望校とすることが多い九州圏内の大学の入試の特色をまとめてみました。
偏差値だけを見て志望校を決めるのではなく、それぞれの大学の特徴を抑えて、ぜひ合格を勝ち取ってもらいたいと思います!!
校舎長、そして武田塾鹿児島中央校の医学部の現役講師が自身の経験を元にまとめました!
(なお、内容に関しては筆者の主観が入っていることをご了承ください。)
医学部を目指す方はこちらも是非一度ご確認ください!
⇒医学部を目指す鹿児島生必見!受験科目に特色のある大学一覧!!
鹿児島大学医学部医学科の現役講師の生の声はこちら!↓
鹿児島大学医学部医学科ってどんなところ?【現役学生の生の声】
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目次
九州大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
2020年度から面接が導入された。
昔は理科3科目勉強しなければならなかったが、現在は物理化学だけ勉強すればよく門が広がったといえる。
九州で一番難しい大学であるが、偏差値の割に問題が難問揃いかといわれればそうではない。
医学部独立問題は出題されず、全学部共通 or 理系学部共通の問題となっている。
そのため数学も物理も誘導に従って解けば8割取ることが可能である。
ただ、物理は解法暗記だけでは厳しいため参考書にある程度取り組んだら、難関大の過去問を解き色々な設定に触れることが大切である。
いずれにしても、受験生のレベルが高いため少しのミスが命取りとなる。
常日頃から自分なりにミスに対する対策も練る必要がある。
九州大学の概要・個別試験分析はこちらから!
佐賀大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
偏差値だけを見ると西日本でも一番偏差値が低いとされる大学である。
共通試験の比重が61%となっており、その比重の高さは徳島大学に次いで全国第二位。
英語の難易度・問題構成が年度によって変わるのが特徴で、全学部共通の問題のため難易度は高くないことが多いが、幅広い英語の力が必要となる。
数学は数学Ⅲの分野からの出題が多いので、数学Ⅲが弱いと完答できる問題が一つもない…という事態に陥ってします。
化学で医学部の独自問題が出題されるが、難易度としてはそこまで高くない…が、医学に関する難問が出題されることがある。
その問題は合格者であっても完答者は少ないと言われているため、それ以外の問題でどれだけ点数を稼げるかが重要である。
調査書を明確な点数化しているのも佐賀大学の特徴である。
長崎大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
日本最古の医学校が前身で、その大学の歴史や立地から人気が高い。
そのため入試難度としては中堅よりもやや上という印象。
英語と理科は他学部と共通問題が出題され、数学で大問1つのみ医学科独自の問題が出題される。
その大問も特別難しい問題が出題されるわけではなく、数学全体として難易度は低い。
問題に癖が少ないため、普通の勉強をハイレベルで行うことで満点も狙うことができる。
英語で100語程度の自由英作文が2題出題されるようになったのも特徴的。
理科は生物を選択するよりも物理を選択したほうが安定して高得点を取ることができる、と言われている。
そのため長崎大学を目指して浪人を決めた時に、生物から物理へと科目変更する人もいる。
面接は合格者のほとんどが面接で60点満点を取っており、面接での差別化は少ないと思われる。
純粋に学力で合否判定が行われている印象が強い。
2021年から調査書の点数化が始まった。
熊本大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
歴史のある大学である。
面接は基本的にみな200点満点もらえるので、純粋に学力勝負である。
一番の難所は数学ではなかろうか。医学部専用問題であり計算量も多く難しい。
(大問が4題出題されるが、その内最低でも2問以上は医学部専用問題)
この手の問題は、自分が確実に解ける問題をまず確保する必要がある。
対策として典型問題を習得した後は、いわゆる単科大の過去問に取り組んでみてもよいと思う。
英語の問題は単語のかっこ埋めが難しく、採点が厳しいのも相まってあまり差がつかないように思われる。
熊本大学の個別試験の分析はこちら!科目ごとに分かれています!
大分大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
今でこそ大分大学医学部であるが、2003年までは大分医科大学だった。
元々単科大学だったこともあってか、今でも医学科の入試は全て医学科独自問題となっている。
かつては数学が全国的に見てもトップクラスの難易度であったが、2015年ごろから問題が易化している。
英語の長文は医学系の文章が題材として取り扱われることがほとんどであるため、医学系の英単語を事前に覚えておくことでスムーズに文章を読んでいくことができる。
(一応注釈は振られているが、文章の出現順に並んでいるので余計な時間を取られてしまう。)
理科に関しては全体的に難易度の高い問題が出題されている。
医学部研究室の表ではCとなっているが、限りなくBに近いCというのが筆者の印象である。
基本的な知識を聞かれるが、実際の医療の問題とリンクさせて出題されることもあるため、物理や化学では現象自体の理解度を深めておく必要がある。
最近面接の点数が200点から150点へ変更された。
宮崎大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
共通試験と二次試験の割合が2:1であり、共通試験で高得点を取れれば逃げ切れる可能性が高い大学である。
二次試験は数学と英語だけであるが、英語は完全に医学科独自問題、数学は5問中4問が医学科独自問題と、問題は難しい。
逆を言えばあまり差はつかないのではないかと考えられる。
理科が固まっていない現役生にはいいのかもしれない。
面接は点数化されていないが、闇が見え隠れする。(俗にいう面接一発落ち)
入試本番とは関係ないかもしれないが、進級判定が厳しいというのも宮崎大学の特徴である。
鹿児島大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
結構穴場なのかもしれない。
昔は差別化の話もあったが、最近は地元民が面接有利というわけでもなく、国語の次に運ゲーである(面接の教室は確か20教室くらいあった気がする)。
共通試験は英語の外部検定利用の制度をとっており、英検準一級など持っていると非常に有利である。
時間が許すならば絶対に取得しておいたほうがいい。
単語だけ覚えるだけで合格がかなり見えてくる。
余談であるが、大学に入ってからも英語の授業の単位を消すことができるため最高である。
二次試験は理科の配点が高いが、問題も難しくないため高得点を取ることが可能である。
医学科独自問題はどの科目でも出題されていない。
ただ、化学はよく天然高分子が出題されるので、現役生は特に前もって対策をしたほうがいいと思う。
理科はまず簡単なものでいいので、一冊の参考書を完璧にすることから始めよう。
数学も九州圏内では琉球の次に簡単だと思われる。
数学では全国的に珍しく数列・ベクトルの選択大問があり、最低3問は完答してほしいところである。
英語は採点が厳しいので、長文の記号問題を外さないことが安定した点数を取るコツである。
いずれにしても全科目しっかり基礎を固めることが合格につながるので、上滑りな勉強ではなく地に足を付けた勉強が重要である。
鹿児島大学個別試験対策記事はこちら!
⇒鹿児島大学に合格するために!二次(個別)試験の出題傾向と対策!
琉球大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
土地が魅力的なことも相まって、毎年倍率が高めの大学である。
数学は個人的に九州圏内では一番簡単なのではないかと思う。
数学が苦手な人にとってはおすすめの大学である。
ほぼ全科目で医学科独自問題は出題されないが、物理の一部小問が医学科独自問題として出題される。
また、出題される分野もある程度決まっているため対策がしやすいのも魅力的だ。
しかし、一番のネックは面接である。
配点が数年前から100点→200点になりこれは裏があるように感じるのは筆者だけなのだろうか…。
また、後期は共通試験の英語の配点が300点のため、英語で高得点を取る自信がある場合は候補の1つに入れるのも考えてみてほしい。
番外編:広島大学
(難易度・分量表は医学部研究室より抜粋)
共通試験と二次試験の割合が1:2で非常に二次重視の大学であるが、特徴的なのはその配点である。
なんと前期試験の定員の上半分はA配点といい数学300点理科1200点英語300点であり非常に理科重視である。
問題も難しくはなく解きやすい。
しかし出題される問題量が多く、とにかく時間がないため、特に化学では問題に対する反応速度を高める訓練が必要である。
たくさんの類似問題を解き、特に有機問題は毎回100点取れるようになるまでやりこむのがコツである。
筆者もこれでかなり鍛えられ、それが鹿児島大学の合格につながった…涙。
余談ではあるが、オープンキャンパスに行ったときは田舎民からすると十分すぎるほどの立地でありモチベーションが上がったものである。
また、英語の外部検定利用制度を取っているのも魅力の一つ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
九州にある医学部だけでもこれだけ多くの入試の特色があります。
全国に目を向けたらまだまだ特徴的な大学もあります。
偏差値、科目名だけを見て受験校を決めるのではなく、自分の能力に合った受験校を選び、
ぜひとも合格を勝ち取ってもらいたいと思います!
おまけとして浪人生・再受験生に寛容な大学リストを載せておきます。
(確証はないためうわさ程度と思ってください。)
自分の長所がわからない!
どのような戦略を練ればいいのかわからない!
という方は、是非一度、武田塾鹿児島中央校に足をお運びください!
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・数学偏差値が3ヶ月で17.5UP!岡山理科大学獣医学部に逆転合格!
↑国語は3ヶ月で140点→186点(+46点)、偏差値64.4→71.1!!
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