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【2024年度版】数学の参考書ルートを文系・理系別に解説します!

 

はじめに

こちらのブログをご覧のみなさん、こんにちは!

JR奈良駅から徒歩5分、近鉄奈良駅から徒歩7分、
武田塾JR奈良校です!

 

早速ですが今回は、
2024年 武田塾参考書ルート数学編」というテーマでお話したいと思います。

数学が苦手な方は多いですよね。

数学が苦手な人のイラスト

 

参考書で数学の偏差値が上がるの?」と疑問に思っている高校生の方も多いと思いますが、これから紹介するルート通りに勉強していただければ確実に成績は上がります!

また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeでも詳しく解説されているので、ぜひ下記の動画もあわせてご覧ください!

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2024年 参考書ルート数学編!

基本的な参考書ルートの構成

まずは参考書ルートの構成について話していきます。

今年度のルートから学校の定期テストもきつい・大変という人向けの「基礎徹底レベル」を設けました。
定期テストの対策用ルートと思ってください。

基礎徹底レベルが終わったら日大レベルに入ります。
日大レベルが終わったら私立志望の場合はMARCHレベル国公立志望の場合は地方国公立レベルに入り、これらのルートが終わったら、早慶レベル・旧帝レベルのルートにそれぞれに入っていきます。

 

基礎徹底レベル

まずは基礎徹底レベルについて話していきます。

定期テストで平均点に届かないという人はぜひ基礎徹底レベルから始めてほしいです。後ほど詳しく紹介しますが、日大レベルの『入門問題精講』『基礎問題精講』を見てもよくわからないという人は基礎徹底レベルから取り組むようにしましょう。

最初に使う参考書は『やさしい中学数学』で、その後に『やさしい高校数学』と『高校これでわかる問題集』に取り組みます。

やさしい中学数学 やさしい高校数学Ⅰ・A 高校これでわかる問題集

 

学校の定期テストでつまずく人は数学が昔から苦手科目だった場合が多いので、中学範囲から取り組んだほうがいい人が多いです。
やさしい中学数学』の良いところは、中学3年間分の内容が1冊にまとまっているところです。数学が苦手な人でも約3週間あれば中学3年間の内容を復習することができます

中学範囲を固めてから、ようやく高校範囲に入っていきます。

やさしい高校数学』と『高校これでわかる問題集』をセットで使用します。
『やさしい高校数学』は解説が非常にわかりやすいので、全ての数学が苦手な人に取り組んでもらいたい参考書です。
『やさしい高校数学』で基本をマスターしたら、『高校これでわかる問題集』にチャレンジします。
数学が苦手な人は、ある程度量をこなす必要があります。『高校これでわかる問題集』を使って、色々な問題のパターンを解き進め経験値を積みます。難しい問題は省いてあり、基礎レベルの絶対に押さえてほしい問題が厳選されています。『やさしい高校数学』で解き方を学んだあとは、こちらの参考書で基礎の問題を何回も手を動かして練習します。分野ごとに並行して進めていきましょう。こちらの参考書を完璧にするだけでも、学校のテストで平均点以上は取れるようになります

以上が基礎徹底レベルでした。

 

日大レベル

続きまして、日大レベルについて話していきます。

進研模試の偏差値が50以上で、学校のテストでも平均点以上取れている人は日大レベルからいきなり取り組んでもらっても大丈夫です。

日大レベルでは、『入門問題精講』と『基礎問題精講』を分野ごとに使用していきます。

入門問題精講 入門問題精講

基礎問題精講 基礎問題精講

 

これにあわせて、『ドラゴン桜式 数学力ドリル』を計算練習として使用します。

ベクトルが苦手な人は『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』を『入門ⅡB』の後にやることを推奨しています。

ドラゴン桜式 数学力ドリル 坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本

基礎問ⅡB』が終わった段階で『大学入試数学 落とせない必須101題 スタンダードレベル』を使用します。こちらの参考書に取り組む目的は『基礎問』レベルの内容のアウトプットです。

大学入試数学 落とせない必須101題 スタンダードレベル

文系の人はここで終了です。

理系の人は『入門問題精講ⅢC』と『基礎問題精講ⅢC』に進みます。

入門問題精講ⅢC 基礎問題精講ⅢC

 

入門問題精講』は教科書の例題レベルの問題を集めた参考書です。
テーマのはじめには「このテーマとはこういうものだ」というように、概念から教えてくれるものになっています。数学で押さえるべきポイントが解説してあり、これを完璧にすることで数学の本質を身につけることができます。

『基礎問題精講』は『チャート』や『Focus Gold』に比べると量が非常にコンパクトですので、挫折率が低いです。
解説が詳しいので、一問一問解き方を理解して進めていきます。初見で考えすぎてしまう人もいますが、解き方は思いつけないと思うので考えなくて大丈夫です。
数分考えてわからなかったらすぐに解答・解説を見ましょう。解答解説を読んで理解ができたら必ず何も見ないで問題が解けるか確認してください。何も見ないで解答・解説の再現ができたらその問題はクリアです。
問題文の情報から解き方の過程を言葉で説明できるようになることを目指します。間違えた問題はできるまで繰り返しましょう。

ドラゴン桜式 数学力ドリル』は計算練習用として使ってほしい本です。

『基礎問』はコンパクトですので短期間で終わらせられることがメリットですが、逆に演習量や計算量が不足してしまうので、こちらの参考書で計算量・演習量を補います。もっと演習量を確保したいという方は学校で配られる傍用問題集を使ってください。

必須101題』は、日東駒専レベルの問題を101題にまとめた参考書です。『基礎問』で学習したことをアウトプットするための参考書になっています。『必須101題』の初見正答率が7割を超えていたら『基礎問』の内容が身についていたという判定になります。7割を下回っていた場合、『基礎問』の使い方が間違っていた可能性が高いです。
もう一度苦手な分野を『基礎問』で復習して、こちらの参考書に再挑戦しましょう。以上が日大レベルでした。実力試しに日東駒専の過去問を解いてみて、しっかりと力がついているか確認をしながら次のレベルに進みましょう。

Goodのイラスト

 

文系数学 MARCH・地方国公立レベル

続きまして、文系数学のMARCH・地方国公立レベルに入ります。

MARCHレベルも地方国公立レベルも基本的には使う参考書は共通しているのでまとめて紹介していきます。
初めに『文系の数学 重要事項完全習得編』に取り組み、続いて『文系の数学 実践力向上編』に取り組みます。ここまででMARCH・地方国公立レベルが終了になります。

文系の数学 重要事項完全習得編 文系の数学 実践力向上編
文系の数学 重要事項完全習得編』は、ⅠA・ⅡBの重要な問題を150題まとめているものです。入試の中でも確実に取らなくてはいけないという典型問題がまとめられています。一問一問「こういう問題はこのように解く」という感じで考え方が詳しくまとまっています。

文系の数学 実践力向上編』は問題のレベルが上がりますが、この一冊をしっかりと仕上げるとMARCHや関関同立、ほとんどの地方国公立の数学は戦えるようになりますこちらの参考書も考え方重視の参考書ですので、考え方を学ぶという意味で取り組んでほしいと思います。

国公立標準問題集CanPass』は国公立でよく出題される形の問題が載っています。

国公立標準問題集CanPass

こちらの参考書に取り組めばMARCHや上位の国公立の大学に対応できるようになります。

 

テストを見て喜ぶ生徒のイラスト(女子学生)

 

 

文系数学 早慶・旧帝レベル

続いて、早慶・旧帝レベルについて話していきます。

使う参考書は2冊です!
大学入試問題集 ゴールデンルート 数学ⅠA・ⅡB 応用編』と『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C』です。

大学入試問題集 ゴールデンルート 数学ⅠA・ⅡB 応用編 文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C

メインは『プラチカ』ですが、いきなりこの参考書に入るのは難しいので『ゴールデンルート』を挟みます。

『ゴールデンルート』は問題数が40問という非常にコンパクトな参考書です。
こちらの参考書は「正解へのゴールデンルート」という形で、解き方のプロセス、正解へのアプローチ方法がまとめてあります。こちらのプロセス・アプローチ方法をマスターして、応用問題を解けるようになります。

続いて『プラチカ』に取り組みます。
東大・京大・早稲田・慶應というようなトップクラスに数学が難しい大学を受ける人はもちろん全て取り組んでもらいたいですが、時間がないという場合は出やすい範囲に絞って、優先順位をつけて取り組んでいただきたいです。以上が文系数学になります。

 

理系数学 MARCH・地方国公立レベル

続いて、理系数学のMARCH・地方国公立レベルについて話していきます。

使う参考書は『数学の良問問題集 数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+Ⅲ』です。

数学の良問問題集 数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+Ⅲ

数学の重要な問題300問がレベル別にまとめられています。
必須問題・確認問題・レベルアップ問題の3つのレベルに分かれていて、レベルアップ問題が難しめの応用問題となっています。レベルアップ問題は一旦飛ばして、必須問題・確認問題に一通り取り組み、最後にレベルアップ問題に取り組みます。

理系の場合、数学の膨大な範囲を仕上げる必要があるので、この参考書は時間をかけてじっくりと取り組みます。こちらの参考書を仕上げれば、MARCHや地方国公立大学は十分対応できるようになります。
神戸・筑波・横国・千葉あたりも、レベルアップ問題までしっかり身につけ、過去問演習を十分な期間取り組めるのであれば合格点を目指すことができます。

追加の参考書としては、『国公立標準問題集CanPass』がおすすめです。
先ほど話した神戸や筑波以外にも、北大や九大、同志社や理科大というような大学を目指している方に取り組んでほしい参考書です。

分野別で強化したいという場合は『数学 重要問題集』のBレベル以上の問題に取り組むと、その分野はかなり強化することができます。

数学 重要問題集

以上がMARCH・地方国公立レベルでした。

 

 

理系数学 早慶・旧帝レベル

続いては、旧帝・早慶レベルについて話していきます。
こちらのレベルは志望校別に使う参考書が変わります

まずは一番上の東大・京大・東工大・早慶志望の場合について話していきます。
良問問題集』『CanPass』に取り組んだ後は、『ハイレベル数学の完全攻略』に取り組みます。

ハイレベル数学の完全攻略 ハイレベル数学の完全攻略

 

難しい問題がたくさん載っていますが、応用問題の戦い方・考え方を教えてくれる一冊となっています。
非常に難しいので挫折することもありますが、しっかりと仕上げることができれば応用問題の考え方を身につけることができます。東大や京大を目指す場合は、基本的には全範囲をやってもらいたいです。

 

阪大や名大、東北大を志望する場合について話します。
ここでは、得点戦略別に使う参考書を分けたいと思います。
高得点を狙う人」と、「数学は確実に」という2つのタイプに分けます。

高得点を狙う人」は
CanPass』が終わったら『ハイレベル数学の完全攻略』に取り組み、過去問に入ります。
過去問を始めるタイミングはいつでも大丈夫で、『ハイレベル数学の完全攻略』を全て終わらすのが難しい場合優先順位をつけてやりたい分野から始めてください。

 

数学は確実に」という人は、
良問』→『CanPass』→過去問という順で進めてください。
『良問』と『CanPass』のレベル帯を確実に仕上げておくことが重要になります。考え方を学びたいという場合は、『世界一わかりやすい阪大の理系数学合格講座』がおすすめです。

世界一わかりやすい阪大の理系数学合格講座

最後に北大・九大志望の場合についてもお話します。
基本的には『ハイレベル数学の完全攻略』は必要ありません。このレベルの問題も年によっては出る場合もありますが、そこまで受験生のレベルに差はつかないです。
CanPass』に取り組んだ後は『世界一わかりやすい九大の数学』に取り組んでもらえれば大丈夫です。

世界一わかりやすい九大の数学

北大・九大志望の場合は、いわゆる入試の標準的な問題を完成度高く仕上げることが重要です。

以上が旧帝・早慶レベルの参考書でした。

 

 

今回のまとめ

 

 

・2024年 数学参考書ルートで実力をつけよう!
・基礎をしっかり学び参考書ルートを完璧にしよう!
・完成度を高く仕上げて志望校に合格しよう!

 

いかがでしたか?
今回は「2024年 武田塾参考書ルート数学編」というテーマでお話しました。

数学は苦手な人も多いですが、基礎からしっかりと積み上げていけば確実に解けるようになります
今回のルートを参考にして数学の勉強に役立ててください!

スラスラと問題を解く生徒のイラスト

 

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