ブログ

【2025年度入試】歴史総合の重要性と対策方法を解説!

 

 

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

JR奈良駅から徒歩5分、近鉄奈良駅から徒歩7分、武田塾JR奈良校です!

 

はじめに

今回は【2025年度入試】歴史総合の重要性と対策方法を解説!というテーマでお話していきたいと思います。

歴史総合とは、現在の社会に直接的に影響している歴史を学ぶことです。

日本史Aと世界史Aで分断されていたものを統合した形となりますが、その分授業速度が速くなったり、重要部分をかいつまんだ内容となったりして受験対策にも工夫が必要になってきます。

今回は2025年度入試における歴史総合の重要性と対策方法を解説していきたいと思います。

 

今回お話しする内容は、武田塾チャンネルの動画内でもお話しさせて頂いておりますので、是非そちらも合わせてご覧ください。

無料受験相談

 

歴史総合の重要性

まず歴史総合の重要性について考えると、実のところそこまで重要だとは思いません。

共通テストでは日本史・世界史のいずれかを選択すると、大問6個中1問が歴史総合として出題されます。

対策はいずれにしても必要となるのですが、大問1個分のため最初に歴史総合に取り組むのではなく、共通テスト直前に知識を詰め込むのが良いと思います。

次に歴史を使う場合が多い私大の入試問題に関してですが、入試問題で歴史総合を出題すると発表している大学と出題しないと発表している大学があるため、はっきりと重要性を述べることはできません。

そのため、いくつか例を挙げてお話していこうと思います。

 

歴史総合を入試の範囲に含む大学・学部、含まない大学・学部

慶応義塾大学では、文学部・経済学部・法学部は歴史総合を歴史総合を入試問題の範囲に含みますが、商学部は探究科目のみで歴史総合は試験範囲に含まれません

他にも、上智大学・学習院大学・明治大学・立教大学などが歴史総合を入試問題の範囲に含む大学として挙げられます。

逆に、早稲田大学・青山学院大学・同志社大学・近畿大学などは歴史総合を入試問題の範囲に含まない大学として挙げられます。

 

歴史総合は私大入試で出題されるのか

先ほど、歴史総合を入試の範囲に含む大学・学部と含まない大学・学部を紹介しましたが、歴史総合を入試問題の範囲に含むと発表した大学では本当に入試で歴史総合が出題されるのでしょうか

入試の問題の範囲に含まれると発表したからには何か目に見えてわかる形で出題しなければ後々クレームがくる恐れがあるため、試験範囲に含むと発表した大学では歴史総合の問題が出題されるのではないかと思うのが一般的な考えだと思います。

しかし、もちろん歴史総合が範囲に含まれているからと言って入試に出題されない可能性も十分にあります。

そもそも、なぜ大学によって歴史総合の扱い方に違いが生じているのかを考えると、多くの大学は入試の出題形式を変えたくないと思っており、その中でも出題形式を変えたくないと明確に表現しているのが、歴史総合を入試の範囲に含まないと発表している大学であり、共通テストの範囲の変更があったから歴史総合を範囲に足してはおくが、基本的には今まで通りの入試を出し続けたいと思っている大学が、歴史総合を入試の範囲に含むと発表した大学であり、入試形式の変更に対してあまり積極的でない大学が多いです。

入試の出題予測に絶対はないため、歴史総合が入試の範囲に含むと公表した大学でも、必ず歴史総合が出題されるという保証はありません

 

歴史総合の優先順位

先ほども述べましたが、歴史総合をすぐに学習しなければいけないのかと言うと、多くの受験生が心配しているほど歴史総合は大事ではありません

近代の日本と世界の関係について学ぶ歴史総合をはじめに学習しなければならない理由はないので、歴史総合の勉強は後回しにするのが良いと思います

数学や英語は学ぶべき順序がありますが歴史は順序がなく、どちらかというと出来事が起こった順に学んでいくことが効率のいい勉強方法となります

難易度という観点で見てみると、歴史総合が簡単で探究科目が難しいので、学校などでは歴史総合を最初に学ぶことが多いと思います。

そのため、歴史総合の勉強を最初に始めなければいけないといった考え方に陥っている人も多いのではないかと思います。

入試でも歴史総合の配点は低く出るかどうかもわからない状況であるため、私大の受験勉強を始めるのであれば、探究科目から学習し始めることをおすすめします

探究科目の勉強をするためには探究・新課程と書いてない、今まで通りの参考書も十分に使えます。

 

歴史総合を学習し始める時期

歴史総合の勉強を開始する時期としては、志望校の過去問を解いてみてある程度得点をとれるようになり始めた時期が良いです。

歴史総合は過去問がありません

どのような問題が出題されるのかは、共通テストの試作問題でしか知ることができないないことに加え、半分の大学が範囲に含まないと公表しています。

また、入試の範囲に含むと公表している大学でも出題されるかはわかりません。

そのような点を考えると、歴史総合は時間が余ったら勉強する分野だと思います。

結論としては、志望校の過去問に取り組む時期である11~12月を目安に、歴史総合を復習するのがいいのではないでしょうか。

また、歴史総合の参考書はまだ発売されている数が少ないと思うので、参考書が増え始める夏ごろまでは歴史総合の勉強に取り組むのを後回しにして、探究科目の勉強に取り組むのがいいのではないかと思います。

 

教科間の垣根がなくなってきている?

歴史総合の重要性と優先順位の補足として、様々な大学で総合問題が導入され始めていることを知ってもらいたいです

総合問題というのは英語・国語・社会の要素もあり、様々な要素が組み合わさった問題です。

なぜ、このような出題形式になり始めているかというと、大学自体の学問が学部で切り分けられるものではなく、様々な観点・ものの見方が必要となるためです。

日本史・世界史のような別々の教科ではなく歴史総合といった2つの教科を組み合わせた教科を入試に出題する理由も、このことであると考えられます。

 

まとめ

・歴史総合が必ず出題される保証はない

・歴史総合の優先順位は落とそう!

・11月頃から歴史総合を勉強しよう!

 

今回は【2025年度入試】歴史総合の重要性と対策方法を解説!というテーマでお話していきましたが、いかがだったでしょうか。歴史総合の勉強方法に不安を抱えている人は多いと思います。ぜひ、今回のブログ・動画を参考にして受験勉強を頑張ってください!

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる