目次
はじめに
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
JR奈良駅から徒歩5分、近鉄奈良駅から徒歩7分、武田塾JR奈良校です!
今回のテーマは「多義語絶対にやって!」です!
『システム英単語』で言うと5章にあたる部分に多義語があるのですが、「多義語もやった方が良いですか?」という質問がありました。
もちろん多義語は知っておいた方が良いです!
なんなら武田塾のルートでは3章や4章の難単語よりも優先的にやってもらうこともあります。
そこで今回はそんな多義語はどういうものなのか、勉強の必要性などについて詳しくお話していきたいと思います!
また、今回紹介する内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでもお話しているので、ぜひそちらも併せて参考にしてみてください!
多義語はどんなもの?
そもそも多義語とはどんなものなのかと言うと、同じスペルで意味が複数ある単語になります。
例えば以下のような単語が挙げられます。
right→正しい、右
book→予約する、本
また、発音が変わるときもあって
bow→お辞儀をする(バウ)、弓(ボウ)
このようにスペルが同じで意味が複数あって、そしてその意味もだいぶ違うというのが多義語になります。
そんな多義語はどうしてその意味になるのかを知って攻略しましょう!
問題に出るときに昔は共通語補助がよくあったので、そもそも多義語として知っていないと解けない問題がたくさん出ていました。
しかし、その問題自体は減っていますがそれでも出題されることがあったり、そもそも和訳問題でどの意味なのかを判断しないといけません。
基本的に多義語は英語長文を読むために重要ポイントになるので、複数の意味を持つ英単語はしっかり把握しましょう!
また、難関大だとプラスのイメージとマイナスのイメージが逆になる単語も出ます。
例えば“popular”は「人気のある」なので、“popular magazine”と出てきたとき「人気のあるマガジン」と訳してしまいそうですが、これは「大衆誌」という悪い意味で出ることもあります。
多義語は文脈によって訳が変わるので、文脈をしっかり読み取って適切な意味を導くことが大事です!
受験生が知っておくべき多義語は何?
実際に受験生なら知っておくべき単語は何かというと、例えば“order”の意味がいくつ浮かぶかは考えてみてほしいです。
受験生であれば6つくらい意味が思い浮かんでほしいです。
“order”の意味は
・整理整頓 ・秩序 ・命令 ・注文 ・命令する ・注文する |
になります。
ちゃんと並んで「整理整頓」されているからそこに「秩序、順序」が生まれて、順序があるということは上と下があるから上から下に「注文、命令」がいくというように繋げて覚えられるようにしましょう!
根本の意味は一緒ですが、日本語に訳すとおかしくなるのでパターン化・分裂していくということを覚えておきましょう。
また、武田塾では英単語を覚える際は一語一訳で覚えるように指導していますが、多義語の勉強をする際は一語六訳で覚えたいものであったら一語につき6つ訳を言えるようになればベストですが、なかなか難しいので熟語と同じで文脈をつけたりフレーズにしてやることをオススメします!
例えば“alphabetical order”にして「アルファベット順」と覚えたり、“place an order”にして「注文する」などくっつけて覚えてしまいましょう!
『シス単』を使っているのであればミニマルフレーズで覚えても大丈夫です。
そのため、ミニマルフレーズは本当に優秀であるということを多義語の章が一番発揮しているので、有効活用しましょう!
“order”の他にも“term”も知っておいてほしいです。
これの意味は細かく分けなければ3~4つでも大丈夫です。
“term”の意味は
・期間 ・学期 ・任期 ・専門用語 ・間柄 ・契約条件 |
などの意味があります。
多義語を勉強していないと元の意味は近いですが、文脈に当てはまる単語がわからず混乱してしまうので要注意です!
他にも“board”もあります。
例えば“board of directors”は「役員」になります。
ここで板と役員に何の関係があるのか疑問に思う人もいると思いますが、役員は大きいテーブル(板)を囲むので“board of directors”は「役員」になります。
このように“board”は板なので板から派生していることが多いので、以下しやすいワードを関連づけて覚えましょう!
『シス単』の5章をやろう
このように「なんでそんな訳?」というような単語が結構簡単な単語でも多くあるのが多義語です。
そのため『シス単』を持っている人は5章を絶対にやりましょう!
やらないと『シス単』をやっている意味がだいぶ薄れてしまいます。
赤シートで隠してこの文脈だったらこの訳だというようにすぐに言えるようにしましょう!
『シス単』を持っていない人
ただ、問題は『シス単』を持っていない人です。
多義語が付いているいわゆる有名どころの参考書は、基本的に『シス単』しかないです。
『英単語ターゲット1900』は付いていないので、『英単語ターゲット1900』派の人の中には「多義語のためだけに『シス単』を買った方が良いですか?」と思う人もいるかもしれません。
そういう人の場合は単語帳というよりは、文法系の参考書でやることも手段の1つです。
例えば『Next Stage英文法・語法』や『英文法・語法Vintage』、『スクランブル英文法・語法』の語彙のところで多義語をやっていくか、切り分けてありますが『関正生の英語頻出問題ポラリス』の中に多義語があるのでオススメです!
ただ、これをわざわざ買うかどうかですが、ネットでも見られるので多義語一覧などを調べて基本的なものを覚えるのもアリです。
しかし「どうしてこの単語はこの訳になるの?」というように長文の中で困ることが多い人や正直多義語などを中高生で取りこぼしてきた人は文法系の参考書をやることもオススメです!
『シス単』の5章だけやるのも場合によってはアリだと思います。
まとめ
今回は、多義語はどういうものなのか、勉強の必要性などについての紹介でした!
多義語は英語長文を読むために重要なポイントになります!
多義語を覚えるときは文脈に付けたりフレーズにして覚えましょう!
『シス単』を持っている人は必ず5章を勉強しましょう!