はじめに!
ブログをご覧のみなさん、こんにちは!
奈良駅から徒歩5分、近鉄奈良駅から徒歩7分、武田塾JR奈良校です!
みなさんは今日勉強しましたか?
そもそも「勉強した」とはどういうことでしょうか?
気軽に使う「勉強した」という言葉を深く考えたことがある人は少ないと思います。
みなさんの中には知らずに勉強したつもりになっている人がいます!
勉強した気になっている受験生は痛い目を見るので気をつけて下さい!
今回は勉強した気になる間違った基準について解説します!
今の勉強に満足している人は必見です。
ぜひ、武田塾の公式YouTubeチャンネルの動画も合わせてご覧ください!
間違った勉強基準
間違った基準で勉強していると後々痛い目を見ます!
今のうちに修正しましょう。
自習室などでの滞在時間で判断する
マクドナルドで友達と勉強することがある人もいると思います。
みんなで勉強すること自体は問題ありません。
ただ、3時間マクドナルドに滞在してそのうちの1時間半はおしゃべりをしていたのに勉強時間を3時間と判断するのはおかしいですよね。
塾の自習室で映像授業を観ている時間を勉強時間にカウントするかどうかは人によると思いますが、本当にその時間を勉強時間に含めてもいいのでしょうか?
仮に塾や学校の授業時間を勉強時間にカウントしてもいいとしたら、みんな成績がいいはずです。
大抵の人は自習室に3時間いたとしても何分かはボーっとしたりウトウトしたりしています!
この時間も含めて3時間勉強したと思っている人はかなり危険ですので気をつけてください。
勉強時間を判断基準にする
次に勉強時間を「勉強した」の基準にしている人は要注意です!
これは非常に多くの人がやってしまう間違いです。
武田塾でも逆転合格したいなら10時間は勉強する必要があると言っていますが、10時間勉強すれば合格できるという意味ではありません。
正確に言い直すなら、
「志望校に合格するためには○○と××をやらなければいけない。それをやり終えるには1日の勉強時間が最低10時間程度はかかるはずだ。」
になります!
つまり、1日10時間勉強していない人は何かをやり忘れている可能性があるということです。
具体的に簡単な数字で説明します。
合格するために必要な1日の数学のノルマが10問で10時間程度かかるとします。
数学が苦手なAさんは問題を解くのに時間がかかり、10時間経った時まだ8問しか進んでいませんでした。
一方、数学が得意なBさんは10問を8時間で終わらせました。
この場合、「勉強した」の基準を勉強時間に置いてしまうとAさんの方がBさんよりも勉強したことになります。
しかし、ノルマを達成できたのはBさんだけです。
このように勉強時間は重要な尺度であることは間違いないですが、同時に時間だけで判断してしまうのは危険です。
合格する人は、「参考書をどこまでやって、英単語を何個覚えて、あれこれやって〇時間かかりました」のように答えます。
勉強は集中や効率が大切なので暗記・理解・定着のための時間を勉強時間の指標にし、時間をゴールにしないようにしましょう!
参考書の周回数で判断する
武田塾ではあらゆる参考書を紹介しているので参考書に関する質問が多く寄せられます。
その中でも多いのが「この参考書は何周すればいいのか」といった回数の質問です。
武田塾は参考書1冊を完璧にすることに重きを置いているのでそのために何度も繰り返すことをオススメしています。
しかし、勘違いしないでほしいのが周回は参考書を完璧にするというゴールに達するための手段であるということです。
元々の学力が高く、1周目で丁寧に復習しながら進めて完璧になったのなら1周だけでもいいです!
参考書の解答を再現できて問題の意図を説明できることが目的なので周回数は関係ありません。
良くないやり方の一例として、できなかった問題に印を付けて2周目でやるという方法があります。
これは一見普通の勉強のように見えますが、このやり方だと1周目はただ「できる・できない」を仕分けしただけで何もできるようになっていません。
つまり無駄な1周です。
少ない周数で完璧にできた方が1周あたりにできるようになったことが多いので何周も繰り返すよりはできるだけ少なく完璧を目指しましょう!
正しい勉強の基準
勉強の基準は滞在時間・勉強時間・周回数ではないと説明しました!
正しい勉強の基準とは「できるようになったか・説明できるか」です!
説明した3つの指標は完成度を高める過程で後から出てくる数値なので重要ではありますがゴールではありません。
50m走も8秒間走ることが目的ではなく、全力で50m走った結果かかった時間が8秒になるだけです。
ここの数値は人それぞれなので、基準にすることはナンセンスです。
テストで確かめよう!
「できるようになったか・説明できるか」は時間や周回数と違って数値ではわからないのでピンとこないかもしれません。
その場合は、1日の終わりにその日やった内容をテストしてみてください!
この1日のノルマとテストを1時間でできるなら究極1時間でも構いません。
10時間勉強しても最後のテストで答えられなければ無駄な10時間を過ごしたことになってしまいます。
どこにゴールを置くかで勉強の内容にものすごく大きな差が付きますのでみなさんもぜひ、勉強の基準について改めてみてください!
今回のまとめ!
今回は勉強した気になる間違った勉強基準について解説しました!
多くの人が勉強の指標として利用する滞在時間・勉強時間・周回数は「勉強した」の基準にはなりません。
勉強したかどうかは「何ができるようになったか・説明できるようになったか」で決まります!
滞在時間・勉強時間・周回数は完成度を高めるのにかかった時間や回数です。
この3つを指標に勉強の内容を改めることは大切ですが、あくまでも勉強とは「できない」を「できる」に変えることだということを忘れないでください。
参考書1冊を完璧にするのにかかる時間や回数は人それぞれです。
完璧になるまで頑張りましょう!