みなさんこんにちは!武田塾神保町校です。
今回は物理に特化して、勉強するときに気を付けてほしいことをお教えします!
武田塾で行っている参考書学習だけでなく、他予備校のテキストや教科書にも通じる内容です。
理系大学院卒が教える方法を、ぜひご覧ください!
①定性的説明ができることにこだわれ。
例えば物理と言えば最初に「運動方程式」について学習します。
F = ma という式です。
この式について「あぁF=maって覚えるんだなぁ」で終わってはいけません。
式や用語を、日本語で(定性的に)説明できるようになってください。
「定性的」とは、数値などを使わず言語でその性質を示してください、ということです。
少し抽象的な説明ですが、ざっくりと「数字を使わずに説明する」ととらえてください。
武田塾では特訓中に「どうしてこうなるのか?」という説明を求めていきますが、
これを自習中に自分でやっていきます。
例えば運動方程式であれば、
「質量が大きい物体ほど、力をかけられても加速しにくい」
のように覚えると良いでしょう。
用語についても同じです。
その用語がどんな意味なのかを理解していれば、自然と立式までたどり着けるようになります。
試しに、力学の以下の用語についてどのような定義だったかを思い出してみましょう。
・エネルギー
・楕円
・放物線
・剛体
・慣性力
物理を取得する生徒のおおよそは数学Ⅲまで履修するでしょうから、物理で使う数学の用語も混ざっています。
放物線の定義、知っていますか?
「物」を「放」ってできる「線」では50点くらいです。
数学的な定義を思い出して、必要であれば調べてみましょう!
②微分積分を使えることより、なぜ微分積分で解けるのか考えろ。
高校生の物理教育業界では、常に「微分積分使うべきか論争」が巻き起こっています。
私はどちらかと言えば、使った方が分かりやすいんじゃないか派です。
ただ、やみくもに微分積分を使って解いても、実力は伸びていきません。
「どうして微分積分を使うと、いろんな式がつながって説明できるのか」を説明できるようになってください。
例えば、次の例について説明できますか?
・変位⇔速度⇔加速度 がどうして微分積分で結ばれるのか?
・「仕事」を微分積分で表すには?
とりあえず微分しとけばいいんでしょ?という覚え方は非常に危険です。
時には数学の視点から、微分積分がどのような操作のことで、
それをすることでどんな良いことが起こるのかを確認しながら勉強しましょう!
③間違えるときのほとんどが立式から。見直しは立式を中心にせよ。
理系科目には「計算ミス」という失点がつきものです。
ただ高校物理で言えば、出てくる計算はせいぜい2次方程式あたりまでです。
特に難関大受験生ならここでミスをする人はほとんど出てこないようになってきます。
ではなぜ、物理の問題でミスが生じるのか?を考えたとき、
計算自体は合っていてもそもそも立式が違う
というパターンがほとんどなのではないでしょうか?
特に模試など初めて見る問題を時間を意識に挑戦するとき、
見直しをどのように行っていたかを思い出してください。
数学と同じように途中式を見直したりするのはもちろんですが、
そもそも立式自体を見直すということをあまり意識していることは少ないようです。
物理だけに限りませんが、見直しの方法を学ぶのも勉強のうちです。
先生から単に「見直しをしましょう」と言われたときに、何をすればよいのかも意識しましょう。
物理は粘り強く勉強すれば伸びる!
物理や数学は、勉強をしてもなかなか得点に結びつかないもどかしい科目です。
ただ、原理理解など基礎中の基礎をちゃんと固めることができれば、一気に点数が伸びる科目でもあります。
問題を解けることだけではなく、立式の仕方をよく考えながら解説を読んでみましょう!
その他の科目については、今後のブログでも更新するほか、
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