みなさんこんにちは!武田塾神保町校です。
今回は、計算ミスについてお話していきます。
数学を受験科目に入れている皆さんの一度は考える難問
「どうやったら計算ミスが無くなるのか?」
ある人は「計算練習をしろ!」と言い、
ある人は「見直しをしっかりしろ!」と言いますが、
減らないものは減らないですよね?
今回は、そんなお悩みについて答えの一例をお話しします!
どんなに計算練習をしていてもミスはする
結論から言うと、計算ミスを1つ残らずなくすことは不可能です。
人間ですから仕方ないですね。
では、普段から計算ミスをあまりしない人は、どうしてミスをしないのでしょうか?
計算ミスをしない人は、計算ミスに気付くことができる人です。
計算ミスをしていないのではなく、ミスしたことに気づくことができるから
ミスしていないように見えるだけなのです。
では、どのように気づくのでしょうか?
計算ミスの気づき方
私立大学・共通テスト系(マーク式)問題
お察しの通り、マーク式であれば気づくこと自体そこまで難しくありません。
桁数が違ったり、そこに入れるにはありえない数字というものが存在しているからです。
例えば √ア というところに数字を入れたいとき、
アに入る数字はおのずと 2,3,5,6,7 のどれかになります。
これ以外の数字が出てきてしまった場合には、何か途中でミスが起こっているということが分かりますね。
逆にマークの形式と自分の計算結果が合致してしまった場合、
正解していると勘違いして計算ミスを見逃すというパターンもあるので注意です。
(3桁)/(3桁) のような数値であれば正解を確信して良いかもしれませんが、
数値を1つ入れるだけのような問題に関してはまだまだ確信できません。
途中計算を飛ばしすぎない、などの対策もありますが、
時間がかかってしまう分塩梅が難しいですね。
記述式問題
おそらく計算ミスに辟易しているのは、記述式で使用する人の方が多いのではないでしょうか。
記述式試験で計算ミスに気付くポイントは「違和感」です。
とてもメタな話ではありますが、
全ての入試は解答できるようにデザインされています。
どんなに難しい問題でも必ず解答できるように作られていますし、
大学数学を使わないとできないような証明は必要ありません。
裏を返せば、解答方針さえ合っていればそれっぽい数字が出てくるということです。
計算ミスを防ぐ方法の1つとして、
「どう考えてもその数字はおかしいだろ!?」
と思うことができるような感覚を身につけることが大事になってきます。
あたり前な話ではありますが、確率を求めろと言われたときに1を超えることはありませんし、
sinやcosを求めろと言われたらその値は-1から1までに決まっています。
まずはこれらの前提知識をつけるところからスタートです。
その上で「違和感」として感じてほしい例としては、こんな感じでしょうか。
sinA=15/16って出てきたけど、どう考えてもAって45度より小さくなるよなぁ……
図を綺麗に書いていると、ある程度角度が正確になります。
見た目の角度と求めた角度が明らかに違う、
これが違和感の一種です。
普段の勉強は、もちろん解法パターンを手に入れるためでもありますが、
実はこのように「答えの目測」が立てられるようになるための練習でもあるのです。
勉強するときに「どうせこのくらいの数字になるだろう」であったり、
「この結果はおおよそ妥当だろう」という勘も鍛えてみましょう!
まとめ
今回は計算ミスについてお話ししました。
人間なので、どうしても計算ミスをゼロにすることはできません。
そのため、計算ミスに自分で気づく技術が必要となります。
計算ミスに気付くためには、マークシート式であれば形式にふさわしい答えとなったか、
記述式では、本当にその解がふさわしいかを普段の演習から考えるようにして、
違和感を得る力を獲得しましょう!
他にもテクニックのようなものは様々あります。
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