皆さんこんにちは！
出雲市駅南口から歩いてすぐの
武田塾出雲校 校舎長の初本です。
昨今のコロナウイルスによる影響が広がっている中、
受験生の皆さんも
自宅での勉強が中心になってきているのではないでしょうか。
その中で自宅学習が
捗る方とそうでない方とで
タイプが分かれるかと思います。
本日はそういった学習が捗らない方に向けて
自宅でサボらず
10時間以上勉強をする方法
について皆さんと一緒に考えていきましょう！！
実際に受験生から聞いた失敗談、
そして私自身の失敗談などいくつかの失敗ケースを挙げていきながら
１．失敗談
２．何がいけなかったのか
３．具体的な解決策
４．その結果どうなったのか
といった流れでご紹介していけたらと思います！
今回はその第１回目です。
失敗談の紹介の時は一体どこに失敗の要因があるのか
皆さんも一緒に考えてみてください！
ケース① ~12時間勉強計画~ 既卒生Aさんの場合
１．失敗談
Aさん
「私は当初気合いを入れて
12時間ぶっ続けでの勉強
を計画していました。
最初は順調でしたが、
3時間後には集中力も落ちてきて
緊張の糸が切れて中断してしまいました。
何時間か後に再開しましたが
やはり長続きはせず
2時間が過ぎた頃にリタイア。
結果勉強時間は当初の予定の
半分以下の5時間半となってしまいました。」
というものです。
さあ皆さんも考えてみてください。
一体何がマズかったのでしょうか。
浪人生活が始まるという事で
気合いを入れて12時間勉強する...
志自体は大変素晴らしい
ではないでしょうか。
やろうとしていた事に間違いはなかったはずです。
原因はどこにあるのでしょうか。
２.何がいけなかったのか
ここでAさんはこの失敗を振り返って次のように話しています。
Aさん
「１２時間勉強を
ぶっ続けてやろうとした
のがいけなかったのかなと思います。
実際に勉強を進めてみると
最初の１時間は集中してやれたのですが
２時間あたりで集中力が切れてきて、
そのあたりから勉強していた事は
後から振り返ってもよく覚えていません。
要するに
２時間以降は効率がかなり落ちてしまっていました。」
いかがでしょうか。
実際にAさんのケースに心当たりのある方は
少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに１日１２時間勉強をしようとした事は
大変素晴らしい事です。
ですが問題は
それを休憩もなく一気にやろうとした事です。
この世の中には１０時間でも一気に勉強し続けられる
類稀な精神力を持った方がいらっしゃるかもしれませんが、
私を含めた多くの人はそれは難しいハズです。
１０時間ぶっ続けという事は
１０時間後がその日のゴールという事です。
想像しただけでも先が遠く、気が滅入りませんか？
なのでより良い勉強サイクルを確立するために
別の方法を考える必要があります。
３．具体的な解決策
では実際に１日１０時間以上勉強をするのは
不可能なのでしょうか。
先に答えを言っておくと
そんな事はありません！！
ではどうすればよいのか、
これもAさんの話を聞いてみましょう。
Aさん
「ぶっ続けは難しいと思ったので、
【５５分勉強+５分休憩】を１セットとし、
それを何セットかでやっていくことにしました。
５分休憩の使い方は色々でしたが
勉強の事は極力考えずに
気持ちを一度リフレッシュさせて
次のセットに入るようにしました。」
どうでしょうか。これは中々に良いサイクルだと思いませんか？
実はこの解決法には先ほどAさんが
２．の原因を話すところに伏線があったのです。
「～。最初の１時間は集中してやれたのですが...～」
そうです。Aさんは
１時間なら集中して取り組めていたのでした。
ならばその１時間集中するという
サイクルを確立しようというのがこの
【５５分勉強+５分休憩】１セット計画
なのです。
１０時間先がゴールだと思うと気が滅入りそうですが、
１時間先が一旦のゴールと言われれば頑張れそうではないですか？
このサイクルは何も目新しいものではなく
すでに皆さんはこれに近いものを体験しています。
それは学校の授業です。
例えば高校生は６時限授業の日なら
５０分授業+５分休憩を１セットとして
それを６回行っていますよね。
もし新学期から全国の高校は６時間通しで授業を行う
と通達されたら皆さんどう思いますか？
それに対し良い印象を持つ方は
恐らく１人としていないと思います。
あれも５０分先が休憩だと分かっているから
たとえ嫌いな授業でも何とか乗り切れたハズです。
ならば学校のサイクルを自分の勉強サイクルにも採用しよう、
たったそれだけの話なのです。
意外にもこういうありふれた所に
ヒントは隠されているのです。
４．その結果どうなったのか
さあこのサイクルで
１日どれだけ勉強できたのでしょうか。
Aさんの話を聞いてみましょう。
Aさん
「この日は
【５５分休憩+５分休憩】１セット
として勉強を進めていきました。
小休憩を挟みながらだったので１セットごとに
集中して勉強することができ
途中ご飯休憩等で中断はあったものの
結果午前３セット+お昼５セット+夜４セットの
合計１２セット行うことができました！ 」
いかがでしょうか。
１セット１時間なので
１２セットなら１２時間です。
１セットの中に５分休憩があるので
正味の時間は減りますが
それでもマイナス分は５分×１２セット分=６０分（１時間）
なのでAさんは１１時間勉強ができたことになります。
失敗談で話していた５時間半の２倍の量です！
このように小刻みに休憩を取ることが
長いスパンで見ると良い結果をもたらすのです！
自分なりの勉強サイクルを考えてみよう！
今例として挙げた
【５５分勉強+５分休憩】１セットは
あくまでもAさんならこうだったよ、
という一例に過ぎません。
皆さんはそれぞれに合った時間配分を考えて
皆さんなりにアレンジしてみてください！
「５分休憩はやや短い...６０分+１０分休憩でもいいですか？」
→大いに結構です！
「１セット５５分勉強は短い。俺なら９０分は余裕だよ！」
→大変素晴らしいです！
ここで大切な事は
①そのセットを続けても集中力が保てるか
②自分にとって無理のないものか
です！
ただ強いて言うならば
1セット2時間以上の勉強は避けてください。
個人差、諸説ありますが
人間の集中力は長く持っても90分までと言われています。
そして休憩に関しても食事休憩などを除いた
1セット30分の休憩もあまりお勧めしません。
休憩が長すぎると
そのままフェードアウトしてしまう恐れがあります。
勉強も休憩も長すぎず細かく刻む
これが最適かつ無難な選択かなと思います。
いかがだったでしょうか。
少しでも皆さんの勉強を進めていく上での
参考材料になってもらえたら幸いです。
次回はまた別の種類の失敗例から
成功へのアプローチを探っていきましょう！
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