みなさんこんにちは!
武田塾泉中央校です。
中学3年生のみなさんはそろそろ志望校の決定を考えたり、一足早く私立高校の入試に挑戦する人もいるかもしれません。
今回は、中学3年生のみなさんが今からどのように勉強していけばいいのかをご紹介します。
中学1・2年生も今年は入試がないけれど、自分が高校入試を受ける時のことを想像しながら読んでいただければと思います。
まずは、宮城県の公立高校の入試の情報をおさらいしていきましょう。
令和6年度 宮城県公立高校入試概要
実施日時:令和6年3月5日(火)
実施教科:国語 数学 英語 理科 社会
合格発表:令和6年3月14日(木)15時
※追試験や第二次募集等は上記とは違う日程で実施されます。あらかじめご確認ください。
教科別勉強法
5教科全てについて書いてありますが、全てを読む必要はありません。自分が悩んでいる教科だけ読む、でOKだと思います。
各教科で必ず勉強すべきこと、逆に配点や優先順位が低いのでやらなくてもいいポイントなども書いています。
※ただし、県内トップクラスの高校を目指す人は例外ですよ。
これを読んでくださった方が全員志望校に合格できることを祈っています。
英語の勉強法
①英単語の意味の暗記
英単語の暗記が最優先です。むしろ、英単語に自信がない人はとにかく英単語の暗記に時間をかけましょう。
暗記する時のポイントは「英単語の意味だけ」を暗記することです。
英語の入試問題で配点が一番大きいのが「長文」です。
年度によって多少のバラつきはありますが、大体60〜70点分ぐらいが「長文」の問題です。
長文の問題を解くときに必要なのは長文の内容を理解する力、つまり「英語を日本語に直す力」なのです。
長文とはいえ、単語が何個も並んで文章となっているので、その単語の意味さえわかっていれば正解できる問題がかなり増えます。
②英語の長文を読む
英単語の暗記に自信がある人は、この②からスタートしてもOKです。
長文を読む、と言っても全てを和訳してください、という意味ではありません。
内容は「なんとなくこんな感じかなあ」ぐらいでOKです。この②の目的は「慣れる」ことです。
受験生であれば入試や模試の過去問がおうちにあると思いますので、長文を読むことに慣れるという作業に取り組んでください。
〜優先順位が低いこと〜
・英作文をかけるようになること
英作文の配点は毎年10点もありません。
英作文をかけるようになるには、「英単語のつづり」「英語の文法」「解くスピード」の3つを鍛えていく必要がありますが、それをやったとしても10点分にもなりません。
ですので、まずは英語の長文を読めるようになること、つまり、英単語の意味と長文の練習を繰り返していく方が効率が良いです。
数学の勉強法
①計算マシーンになれ!
今までできなかった問題が急にできるようになることは難しいです。
だから点数が伸びないというわけではありません。
さて、みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか。
「これはただの計算ミスだから、気にしなくていいや!」
気にしてください!!!
今までできなかった問題をできるようにするのは大変です。
しかし、今までできていたものをいつも通りできるようにするのは、現実的だと思いませんか?
ミスが減れば点数は上がります。
今まで軽く見ていた計算問題を解き直して、100回やっても1000回やっても正解できるように時間をかけていきましょう!
②確率を制する
なんとなく今まで解けなかった人も多くいると思いますが、実は確率って簡単なんです。
解けるようになるために覚えることはただ1つ。
「樹形図の書き方」を覚えること。
確率の問題では公式を使うような計算は必要なく、樹形図をただただ地道に書ければ誰でも正解できます。
〜優先順位が低いこと〜
・図形の単元
「証明」「比」このあたりの勉強は後回しにしてください。
新みやぎ模試を受験したことのある人はぜひ、問題ごとの正答率を見てみてください。
3%とか5%とか、なかなかたいへんな数字になっていませんか?
正解できる人が少ないということは、逆に考えれば、ここが正解できなくても差がつきにくいということです。
理科の勉強法
・得意な単元の暗記からやり直す
自分が得意だと思っているけど、少し知識が抜け落ちている単元に絞って暗記し直してみてください。
自分で単元を決められない人は、植物の単元がオススメです。
暗記できたかどうかの判定は、「その言葉の意味を説明できるか」というところです。
友達やご家族に自分が本当に暗記できたかどうか口頭テストなどしてもらうのも、いいかもしれませんね。
〜優先順位が低いこと〜
・計算問題
勉強法とは少し違う話なのですが、覚えていて欲しいことなので始めに書きます。
入試の理科では計算の問題の配点はさほど大きくありません。
ですから、理科の計算問題が正解できなかったとしても、あまり差はつきません。
そして、この単元の計算問題が出やすい、ということもありません。
湿度が出るのか電気がでるのか、絞ることができません。
だから、「勉強しても点数アップにつながりにくい」ということです。
したがって、計算問題の勉強をがんばろうと思っている人は、他の部分に目を向けることをオススメします。
社会の勉強法
①地理と公民を重視
地理はそれぞれの単元が独立している(東北地方、アジア州など)ので勉強して成果につながりやすいです。
また、公民は一般常識のようなものも多くあるので、地理がある程度できる人は公民に時間をかけるのもアリです。
②ややこしい2択を制する
「日米和親条約」と「日米修好通常条約」の違い、「扇状地」と「三角州」の違い、カンペキに説明できますか?
意外と自信を持ってできる人は多くないと思います。今例として2組あげましたが、これ以外にも2択や3択で迷って間違えたことのある人は多いはずです。
2択の問題は1回の勉強で2問分の価値があるので、勉強としてコスパが良いです。
これは理科でも使える勉強法かもしれませんね。
〜優先順位が低いこと〜
・歴史の勉強
歴史は前時代とのつながりなどがあるため、「ここの単元だけ勉強しよう」ということがしにくいです。
実際に、歴史は苦手という人に多く出会ってきました。
歴史はできるようになるまで時間がかかります。
地理と公民だけでもカンペキにすれば、60~70点は取れます。
志望校で必要な点数と見比べて、場合によっては歴史を全て捨ててしまっても問題ありません。
国語の勉強法
①漢字
公立高校入試では小5〜6レベルの漢字が出題されることが多いです。
漢字の読みは何度も見て暗記、書きは書取りをしましょう。
暗記さえすれば点数になるので、とても効率が良いです。
②作文は文字数と文法ミスに気をつける
作文は空らんがあまり無いようにすればある程度の点数がもらえます。
さらに、文法と言っても「、」や「。」の位置、そして漢字を丁寧に書くだけで高得点が期待できます。
入試の作文は上手な文章を書くというよりは、「ルール違反の文章を書かない」という意識で書いた方が高得点の可能性があります。
作文は書く練習は必要なので、年明けぐらいから練習を始めましょう!
〜優先順位が低いこと〜
・国語は勉強しないという選択肢を考える
勉強法の話ではないのですが、国語は勉強しない、というのもアリです。
国語は勉強しても上がりにくいですが、しなかったからといって急に下がるものでもありません。
そうなると、国語を勉強するよりは他の4教科を勉強した方が成果につながりやすいということもあります。
まとめ
公立高校入試まであと4ヶ月、まだ時間があるようであっというまです。
この限られた時間の中で最後まで諦めなかった人こそ合格を勝ち取れるはずです。
武田塾はがんばる中学3年生を応援しています!
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